ナショナル・シアター・ライヴ 2015「ザ・オーディエンス」の作品情報・感想・評価

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「ザ・オーディエンス」2014年製作の映画)

NATIONAL THEATER LIVE: THE AUDIENCE

上映日:2015年07月25日

製作国:

上映時間:158分

4.2

「ナショナル・シアター・ライヴ 2015「ザ・オーディエンス」」に投稿された感想・評価

DamKeeper

DamKeeperの感想・評価

3.5
エリザベス女王の定例会見をユーモアたっぷりに舞台化。

ヘレン・ミレンも晩年どうかと思うのですが、演出がスティーブン・ダルドリーなので良かったです。
norisuke

norisukeの感想・評価

4.5
エリザベス女王が週に一度首相に謁見して報告を受ける場面を描いた舞台劇。「オーディエンス」とは、謁見の意味であるそう。

20代で即位されてから60年。その間に12人の首相と謁見を続けてこられた。劇では、 チャーチル、ウィルソンの他は、 サッチャー、 メージャー、ブレア、ブラウン、キャメロンと比較的最近の首相が登場する。

女王と歴代の首相との会話がスリリングだ。 無駄のない台詞で、風刺を込めた皮肉な笑いを誘うこともあれば、君主として特別な人生を生きなくてはならない葛藤や覚悟、 当時の世界情勢の中でのイギリスの立ち位置や、政治的な状況が語られる。

エリザベス女王が実際にはどのようなお人柄なのか存じ上げないが、この劇で描かれる女王は、威厳もありながら、機知に富み、ユーモアと人情味に溢れておられる。

舞台の上でエレガントに早着替えをして、様々な年代の女王を演じ分けたヘレン・ミレンが圧巻だ。ドレスや髪型、立ち姿が目まぐるしく変化して愉しい。

女王と政治という、興味深い題材と、ヘレン・ミレンにすっかり魅了された。

幕合いに見せてくれる衣装製作の様子も、とても 面白い。本物の女王陛下が様々な色のお洋服をお召しになられている写真が出てきて、とてもチャーミングだった。

ずっと観たいと思っていた作品。日本橋で見逃し、池袋で見逃し、渋谷で見逃し、渋谷に帰ってきた。感謝。


 
赤鬼

赤鬼の感想・評価

4.3
とても正統なスタンダードプレイで至福の時間でした。ヘレン ミレンの"黄金のアデル"は大好きな作品ですが舞台作品を恥ずかしながら拝見した事が無かったので、お茶目で可愛らしくてクスッと出来る彼女が魅力的で可愛らしかったです。
元々映画でやっていたのを舞台作品に書き直したみたいな事をピーター モーガンさんは仰って居ましたが、元々舞台作品なの?って思う位によく出来てるなと感動。それにしても洒落のきいてる素敵な作品でした。
史実と実在の人物を使って、想像の会話をさせるのって究極の妄想だなと思ったし、0から1を作るのも凄いけど1から2を作る作品も好きだなと改めて実感しました。
めーーーちゃくちゃ面白かった!
事前にウィキとかで戦後イギリス史を調べていくとよい。
各首相を演じてる役者さん達の演技が本物の首相に見える。見応えのある作品だが、イギリスの歴史をもっと知ってたらもっと楽しめたかもしれない。
抑制の効いた演技、でも、微妙な違いがあって上手い。さすが。早着替えもよかった。
最小限の小道具と人(衣装)と会話でこんなに面白くなるのすごいな。「史実」がそうさせるのか。

「六番目の小夜子」で先生が「生徒は次々に来ては去っていく(卒業していく)のに俺は亡霊のようにずっとここにいる」と言っていたのを思い出した。。

意見は言うが、基本的には首相に従う、、ある種人形のように演じる役柄……。逃れられない運命。でも、全うする。。

労働党の党首なんて生まれも育ちも王室とは水と油だろうに、同じ人間だからユーモアが通じ合うところなんてよかったなあ。首相になったばっかりに、女王とお茶をするはめに。。
お茶目なウィルソン首相がお気に入りだったのかな。最初は合わなそうだったけど。

サッチャーとは常に緊張感ある感じで合わなそうだったけど、同い年で、同じ時代をがんばってきた女性で、特別な感情があったんだろうな、訃報を聞いた時の反応が印象的だった。

タイトルは、「女王は聴くのがお上手でした」ってことか。自分の心の声(小さな素直な自分)にも耳を澄ませている。もちろん、首相側が聴く側にもなりうるけれど。セラピスト。インタビューで言ってたけどね。

ヘレン・ミレンは着狂い。
ca324

ca324の感想・評価

3.5
エリザベス女王が即位から現在までに歴任した首相たちとの謁見を描いた作品、ということで時系列に沿って描くのかな、とか場所はバッキンガム宮殿の謁見の間固定なのかなと思っていたら時系列は結構あっちこっちに飛ぶ作りで、場所も女王が夏を過ごすスコットランドのお城になったりと、工夫がたくさん。エリザベス女王はヘレン・ミレン一人で(回想シーンで小学生くらいの子役も出てきますが)20代~80代まで演じるわけですが、この時系列が行き交っても、その年齢に合わせた声の出し方、姿勢、立ち居振る舞いが即座に出来ていてさすが。女王と首相の謁見はNETFLIXの「ザ・クラウン」でも描かれていましたが、この舞台はそのシーンだけで全てを描くので、会話の面白さはもちろん、あ、この人のこと女王は人ととしても好きなんだな、とかそういうパーソナルな部分も見えるような書き方で面白かった。あと最後の方で可愛い出演者が出てくるちょっとしたサプライズがあります。BUNKAMURA ル・シネマで鑑賞。
billy

billyの感想・評価

4.5
われらがビリー・エリオットの監督であるスティーブン・ダルドリー演出ということで、初のNTLに自分を向かわせてくれた作品。海外演劇初めてだっただけど、すーごく良かった。と言っても途中少しだけ眠くなってしまったところがあったり途中考え事をしてるうちに作品とは違うこと考えてたりと完全に追えた訳ではなく、そもそも海外演劇を観るの多分これが初なので色々不慣れだったのも大きい。観ながら色々考えが飛ぶので。最後のヘレンミレンの大事なシーンとかもちょっと台詞追い逃した。
それでも、十分面白いと思える作品だった。生の魅力、豊かな脚本、衣装や舞台装置・空間の工夫。演劇って面白い!と思わせてくれた、大事な作品になりそう。演劇自体は今まで生で日本のを何回か観てる。けど海外演劇はこれが初。面白かったー。
ブレアだっけ?一番人情がある首相を演じてる人、上手だったな。
間違いなくもっかい観たい作品。
tarupon

taruponの感想・評価

3.7
NTL2014で公開になった「ザ・オーディエンス」の再映がル・シネマでありみてきました。
1部と2部の間に、ピーター・モーガンのインタビュー、女王の衣装についてのメイキング映像ありでお得な感じがあります。

オーディエンスとは、観客の意味ではなく、エリザベス女王と英国首相との週1回の謁見の意味
首相役の面々と女王役のヘレン・ミレンの対話劇がメインで進む。
とにかくヘレン・ミレンがすごい。舞台上で衣装を早替えしながら、女王の60年を行き来し、いろいろな年代を演じ分ける。
各首相とのこの謁見の記録は公開されていないそうで(唯一の例外がブレア首相)その時代に起きたことや、わかっている客観的な事実をもとに、こんな対話があったのではないかとモーガンが作ったフィクション。
でも、フィクションだからこそのリアルが感じられる。

とても面白かったし、笑えたのだけれど、私がイギリスの現代史にもっと詳しければ、2倍にも3倍にも楽しめたのだろうなって思う。サッチャー、チャーチルそのあたりはイメージがすぐにわくけれど、他の方については名前がやっとな部分もあるのでね。
でも、「The Queen」も見ているし、イギリス王室にはまぁ結構興味があって、知識もまあまあというところなので、かろうじてついていけていたかな?という感じかな。
だから、この評価の3.7というのは、私の知識不足で楽しめた点数ということで、私の残念さをマイナスしたものです。もっといろいろわかっていたら4点越えだろうなと予測します。
正直、これをどれだけ楽しめるかって、イギリスの現代史や王室への知識や理解が問われる感じかなって思う。

舞台は、バッキンガムだけでなく、バルモラル城の場面もあり、置かれる椅子、ロイヤルタータンのひざかけ、旧式の電気ストーブ等小道具も興味深かった。
そして、女王の衣装がその年代、TPO、などなどを表していて素敵。

会話の中では、ウィルソンが結構比重が高く、最初の出会いから、最後辞任の部分の関係性の変化がすごく面白い。
あと、中立とはいえ、お互いに相性の合う合わないもあったようで、そういうところが端々に出るのだけれど、もう少し背景を理解していたらもっとニヤリで笑える部分が増えるのになって感じる。

そして、これって日本では成立しないテーマかなって思う。
例えば平成30年間の首相×天皇陛下 の会話が演劇的に面白いテーマになるとは思えない。

ピーター・モルガン×ヘレン・ミレンのコンビは、「The Queen」のコンビ
[The Queen」と同様、女王の描き方の根底に、敬愛の念を感じます。
さや

さやの感想・評価

4.3
@Bunkamura ル・シネマ

シンプルな舞台セットに映えるエリザベス女王

シンプルにみえて遠近感覚が狂うぐらい
背景がリアル

エリザベス女王の姿勢所作に信念を感じる

白ドレス青のたすき?で360ど写真撮影のシーン、美しすぎた
いーな生で観たい
うわあ、となる美しさ

会話が面白い皮肉が効いてる
歴代の首相についても女王についても
相当な知識がないと完全に楽しめないなあ

わからなくても楽しいけど

光の感じが良かった

犬本物?
>|

あなたにおすすめの記事