ラブストーリーズ エリナーの愛情のネタバレレビュー・内容・結末

「ラブストーリーズ エリナーの愛情」に投稿されたネタバレ・内容・結末

―彼がコーディーの物をクローゼットに投げたの
 その10分後に中華を注文した

―半年頑張ってきたけど
 彼との間に心の距離を感じて
 消えてしまいたいと思った

エリナーが消えた理由。
本編に「自己中」という言葉が再三登場しますが、わたしはエリナーに大共感。
たしかにわがまま。それは認める。
でもそんな理由で?とは思わない。だいいち、自己中であることはエリナー自身も嫌ってくらい解ってる。
何気ないけど、許せない行動をマカヴォイはしでかしたのです。彼はチャステインの中の一線を超えたのです。

もうこうなったらどうあがいても修復は不可能。
たとえまだ夫を愛していても。
だって女は忘れないから。
あんたあの時あんなことしたわよね?
やっぱり、察して欲しいこともちゃんと言葉に出して伝えることって大事だなと思いました… 相手を思いやっている気でいても、自分勝手だったり。あぁ〜他人と生きてくのムズイな〜!!会話の重要性をしみじみ。好き、愛してる、それだけが全てだったら単純でいいのにね。

「別れを切り出さないことが長続きの秘訣」
コナーだと最後ハッピーエンドか曖昧だったけど、エリナー観るとハッピーエンドっぽそうで一安心
エリナーだと子供の顔を話すときマカヴォイが全部エリナーに似てたよって言っててあれ、瞳はマカヴォイ似って言ってたよね??ってなったけど、記憶の違いということだね、これは。
両方観て1作品。
女性目線。

もうだめ、ってなって自殺するも未遂。入院してたら旦那がくるけどこいつほんと話わかんないやつだな、そうだ、いちからやりなおそう、大学行ったり、おっかけてくる旦那を拒否したけど、このひとがいいなって近付いてみたけどやっぱりだめ!こいつなんにもわかってない!とにかく私は私で新しくいきるわ!

みたいな感じ。
男性が女性を汲み取れず、イライラさせている。仕方ないよね、お互いコミュニケーションが足りない。

2つみて思うのは互いの着眼点が少し違うからすれ違いがおきる、セリフなんかも少し違ってて解釈がお互い変わるのです。
そういった点で言えばとてもよい着眼点の映画なのですが、わかりにくい感じでした。期待値を高くしすぎました。
死んだ子供というのが描写が少ないのでそういったところがもやもやポイントだったのかもしれません。
エリナー側を見て初めて、この作品のテクニック的な面白さが分かる。コナーが知らない事実が分かるってだけでなく、全く同じ事象を、互いに少しずつ違うように記憶しているということを描きたいのだと。単に男脳、女脳ってのとも違うのかな。お互いに都合よく記憶したいのだ、ということかも。

コナーが他の女と寝たことを告げた時のエリナーの態度や、亡くなった息子の顔についてコナーが説明する内容が本当に自分に都合よく記憶している。あと、どちらが
I love you
って言い出すか、とか。

浮気については、コナーはエリナーに「気にして欲しい!」って思っているし、エリナーは「自分がそう勧めたからやったんだ」と思いたがっている。これって互いに愛情を持っているってことよね、と、なかなか微笑ましい。
コナーのシャツの色が違うのも、記憶の曖昧さを表していたのかも。

こどものことでは、エリナーは顔は全部自分似と説明したと記憶していて、コナーは眼だけは自分似と説明している。こどもについては、やっぱり母親の方が執着心が強いのかなって思った。

I love you は言わずもがな。

全体を通してBGMがほとんどなく、故にラジオの音楽が「音楽」として存在感を放っています。そういうのも私には目新しかった。

さて、久々のマカヴォイ。相変わらずブルーアイが素敵すぎ。ジェシカ・チャスティン、アイホール凄すぎ。イザベル・ユペールは、やや問題のある母親をさせたら五本の指に入るね。フランス人は常にワイン。ワイン飲みすぎて笑っちゃう。

まとめますと、男はやっぱりロマンチストで、女はリアリスト、かな?
ただのラブストーリーやと思ってたら全然違う、、

面白いのはコナー編とエリナー編での微妙な台詞回しの違いや、2人の行動の違い。
コナー父の記憶の話もあるから、そういうのとかけてるのかな?と思ったり。
コナーの寝方が違ったり、話を切り出すタイミングが違ったりするのは、人の記憶って信用できないことの暗示だったりすんのかな。おもしろい、

まだ救いのあるエンディングでよかった、、
2人がまたいい関係性に戻ればいいのに!てか戻ったって思っていいですよね??って(笑)


マカヴォイかっこいい、、
コナーの涙から観たのだけど、エリナーの方を観て、感情移入したり共感したりして泣いた。

あとちょっと女の方が思い出の中に生きてるところがあるのかななんて思ったり。昔のドライブの思い出が良かったなー。お互いにお互いが大好きで隠すことがない感じがすごく好き。
コナーの涙を先に観て感じた「自分勝手なやつ」という印象はかなり解消されました。

エリナーは母親になったことで、女性として変化があったのかなと思いました。だからコナーが息子のものを雑に扱ったことがショックだったし、母親の喜びを知ったから元の生活に戻れないと感じたのでは。

それから、コナー編で話の流れがわかるのに対してエリナー編では、"その間エリナーが何をしていたのか"に焦点が合ってる気がしました。
「不倫して」のシーンが無いことでコナーはエリナーの事を想っていないように思えるし、二人のすれ違いがこういう所で表れていて、『先にどちらを観るかで印象が変わる』という意味がわかった気がしました。
コナーの涙の後に鑑賞。
子供を亡くした心の傷は深い。2人で乗り越えられない。甥っ子と蛍を見た後、愛し合っていた時と同じようにドライブしたりキャンディーを食べてみたり、「コナーの涙」の方でさりげなくやっていた事が実は意味があったんだ。昔の気持ちを思い出したかったんだよね。それなのに、他の女性と寝たって言われたら、、、女の気持ちをちっともわかってないなー。
コナーのラストとエリナーのラストを繋げてみる。ステキです。
コナーからのこっち。
結末を知ってからの鑑賞だったけど、エリナーの気持ちを知りたくてちゃんと見れた。
要は子どもを亡くしたショックが2人をすれ違いさせてて、エリナーの方がその心の傷が深かったからなんだな〜と。そこが男女の違い。
エリナーはそれをコナーに気づいてもらいたかったとか女ってめんどくさとかそんなんじゃなくて、ただその傷をどうしようもなく抱え込んでしまって。それでもコナーとの楽しかったシーンを思い出したりでやっと乗り越えてのラストなのかなと感じました。
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