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DVD
リアルをモノクロ、妄想をカラーで撮るのは若松孝二的。観念的にいく感じかなと思わせて、助平!のキラーフレーズからみるみる斜め上に転がっていく展開に爆笑。これにニュー・ジャック・ア…
浅いのか深いのか。バカなのか哲学なのか。そうした二項対立から逸脱している点で現代思想的。エロい妄想と満州悲話の落差。童謡ぞうさんからの…で、私の話は?で爆笑。「やつはスケベだ!ワシはその確証を幾つか…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
『しわ』を観て人生について思慮深くなっていたところにもう笑うしかなくて、この人たちは死ぬときにどう思い出すのかなとか余計なことを、
ケ?!で爆笑して、唐突なぞうさんに衝撃
みんなが知っているものを…
『壁の中の秘め事』『胎児が密猟する時』から脈々と続く若松プロの密室志向が本来的な密室にて極まった傑作。必然のごとく乱交にまで至るブルジョワ階級たちの混乱は、たしかにブニュエル『皆殺しの天使』を想起さ…
>>続きを読む●日本の映画監督を語りたいなら外せないなと思わせる作品
●シュールで狂った雰囲気を持ちながら全くゲテモノではない
●幻や幽霊のようなものが漂っている沖島らしさ
●室内の人工の舞台なのに、時空もスケー…
「本音劇」だった。あまりノレなかったけど。
童謡の「ぞうさん」をお母さんが急に歌い出して、家族全員シーンとなるのが良い。
しかもみんな何故か「ぞうさん」を聞いたことがないのがまた笑える。
69年当…
上辺を繕った大人たちが酒席で本能を露わにし出し、狂乱の大団円へと到る。
田中絹代のような貞淑な母親が身を崩していく様は笑えると同時に何とも恐ろしい。
妄想シーンのみカラーになる。結婚行進曲から童謡ま…
ポレポレ東中野で。これまで阿藤快に全身タイツを着せた監督として敬遠し続けてきたことを心の底から後悔した。これほど悲劇を美しく撮ることのできる監督だとは。上映中身動き一つできず、「母さんそんなにいいの…
>>続きを読む冒頭の運転シーンかっこよって思った矢先、企画製作に若松孝二。そりゃそうだ監督は若松プロで助監はってた沖島勲の長編初監督作品。本作はブルジョア一家の崩壊をナンセンスな笑いと狂気でえがいたコメディ。
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