それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさとを配信している動画配信サービス

『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと

それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさとが配信されているサービス一覧

それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさとが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさとの作品紹介

それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさとのあらすじ

サッカーボールを銃に持ち替えた青年 非暴力を貫きカメラで記録し続ける青年 戦争のなかに生きるシリアの若者たちを追ったドキュメンタリー 2011 年に始まった「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の波。その 影響を受け、シリアでも 2 人の青年が立ち上がった。サッカーのユー ス代表チームでゴールキーパーとして活躍していた当時 19 歳の青年 バセットは、そのカリスマ性から若者を惹きつけ、平和を訴えるシン ガーとして民主化運動のリーダーになっていく。彼の友人で、有名な 市民カメラマンである 24 歳のオサマは、デモの様子を撮影し、イン ターネットで公開することで、民主化運動を広げようとする。バセッ トは歌で、オサマは映像で、それぞれ非暴力の抵抗運動を先導してい たものの、2012 年 2 月、政府軍の容赦ない攻撃によってホムスで 170 人もの市民が殺害されたのを機に、バセットと仲間たちは武器を 持って戦い始める。彼らはなぜ戦い続けるのか、生きることとは、 戦争とは、ふるさととは......。シリアの民主化運動の中で生きて いる人々の“リアル”を映し出した作品。

それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさとの監督

原題
The Return to Homs
製作年
2013年
製作国
シリア
上映時間
89分

『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』に投稿された感想・評価

Yuya

Yuyaの感想・評価

-
正直言って これは映画として楽しんだり評価したりするべきものじゃないな…
あまりにも生々しいリアルな映像と事実に もしかしたら 考えたり想像したりするのを どっかで拒絶してしまったのかもしれないけど スクリーンの中のもうひとつの世界を 無心で ただ見つめる事しかできなかった
平和で飽食な場所で生きてる自分達は その反対の場所で起きている"今"を 知らなきゃいけないのだろう
メディアが切り取っただけのニュース ゲームやアクション映画の中の戦争…
そんなもので 本当の世界を見失ってしまいたくはないな
ずっと観たかった作品。

本作はクラウドファンディングで資金を集め上映する事ができたようだ。
上映館も少なく、なかなか見難い作品だけれどもシリアの紛争の状態を知るのに適している。

難民やISILなどが入る前のシリア。
2011年から中東各国で始まったアラブの春の波を受けシリアでも立ち上がった若者がいた。
サッカー、ユース代表チームでゴールキーパーとして活躍していたバセットと友人のオサマは反政府活動デモを撮影しネットで公開し民主化運動を広げていた。

血気盛んな若者たち。
始めは瞳を輝かせ、明るい未来を見つめ進んで行くが政府軍の介入により民主化運動が紛争へなっていく。
仲間達が1人死に2人死にバセット自信も銃弾をうけ向かう壁の大きさを知ったときその瞳は輝きを失っていた。

スクリーンに映しだされる街並みは瓦礫と化し
常に銃撃や砲弾の音が飛び交う。
何もできない国連軍。

元々少数のアラウィー派のアサド大統領を多数スンニ派の人々が募らせた不満からくる宗教対立からくる。


それに加え地政学的に見るとイスラエルとは常に緊張状態だったし、トルコ国境にはクルド人も多くいて昨今ではISILや多国籍軍、ロシア軍の空爆と泥沼化。
1番の被害者は難民となってドイツを目指している現状。

でも全ては第一次世界大戦終結後から始まることを思うと腹立たしい。


“世界よ、これがシリアの現状だ!!!”
バセットのメッセージが突き刺さる。
日本人は、もう後藤健二さんの事は記憶の彼方だろうか?

ISに殺害され、この世を去った後藤健二さんは『何が起こっても、シリアの人を恨まないでください。』という言葉を残した。当時、盛り上がった『I am KENJI』というプラカード。でも、これも人々の一時のブームでしかなかったように、今や、シリアの事など、日本人の関心から消えていった。


あの時、私はこう思った。
『後藤健二さんは、自分の死が注目されるよりも、自分が生きている時の活動に注目してほしかったのではないだろうか?そして、たとえ死んでしまったとしても、自分が残した活動が、死後、より多くの日本人の目に止まってほしいと思って亡くなっていったのではないか。』と。
私は、SNSで『I am KENJI』とは掲げなかったが、ひそかに、彼らが命がけで活動している世界の現状に、少しでも興味を持っていこうと考えていた。


前置きは長くなったが、本作「それでも僕は帰る」は、2011年3月から始まったシリア危機のドキュメンタリーで、有名なシリア人サッカー選手、バセットが中心になって起こした、反政府デモの真実だった。

クラウドファインディングで、なんとか日本公開を実現した作品で、劇場数も少ない。しかし、こういう映画だからこそ、映画館でお金を払って観る必要のある映画だと思っていた。さらに、一部はシリア難民の支援団体に寄付されるのだという。

もうすぐ公開が終わってしまうので、なんとか滑り込んで観ることができた。

5年目に入るシリア危機は、いまや事態が複雑化しており、さまざまな反政府組織が入り乱れ、収拾つかない。本編は、最初、平和的デモで打倒アサド政権を訴えていたバセットらが、いかに武器を持って闘うようになっていったかの全記録だ。

ドキュメンタリーに収められている映像は、リアルそのもので、空爆の様子はもちろんのこと、リアルに銃で打たれるシーンや路上に横たわるご遺体も数多く映る。

作り物のフィクションとは全く異なるのに、あまりにも非現実的なその模様に、ノンフィクションなのにフィクションのように感じてしまうから不思議だ。
それほど、紛争とは程遠い平和な日本に住んでいる私たちの頭は平和ボケしているのだ。

正直、この映画から、何を感じ、何を学ぶのかは、人それぞれだと思った。

ただ、ひとつだけ言えるのは、よその国のものが、「あれはひどい、あれは良い」とラベル付けできるような単純な話では無いということだけは理解できた。

さまざまな人種、宗教、民族が入り乱れ、多様な価値観の中でうごめく国家の紛争は、日本に住む私たちのようなものが、単純に理解できるようなものではないということだ。

しかし、だからといって無関心、無興味はいかがなものだろうか?

今まさに、世界で起こっている事、そしてそれらにより起きている難民問題などを知ることは、表面的ではない深い世界の理解に繋がるのではないかと感じた。

バセットたちは国際社会訴え続ける。

「シリアのこの現状を知ってほしい。」

彼らにとってみれば、アサド政権よりも、国際社会に無視され続けることの方がつらいのである。

以下引用:@kenjigotoip
” 目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。-そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった。2010年10月07日 後藤健二


備考:
自主上映もできるようですので、ご興味あるかたはwebサイトで。

『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』に似ている作品

娘は戦場で生まれた

上映日:

2020年02月29日

製作国:

上映時間:

100分
4.2

あらすじ

いまだ解決をみない未曽有の戦地シリア。ジャーナリストに憬れる学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホでの撮影を始める。しかし、平和を願う彼女の想いとは裏腹に、内戦は激化の一途を辿り…

>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている

上映日:

2018年04月14日

製作国:

上映時間:

92分
4.0

あらすじ

戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014 年、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国(IS)」が制圧したシリア北部の街ラッカ。かつて「天国」と呼ばれ、穏やか…

>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い

製作国:

上映時間:

98分
4.0

あらすじ

2013年から2014年にかけてウクライナで起こった公民権運動を93日間にわたって記録したドキュメンタリーです。当初、欧州統合を支持する平穏な学生デモとして始まりましたが、やがて大統領の辞…

>>続きを読む

ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-

製作国:

上映時間:

41分
3.8

あらすじ

2016年初頭、シリアのアレッポとトルコの現状をとらえたNetflixオリジナル短編ドキュメンタリー。凄まじい内戦の渦中で自身の家族や愛する人々の身を案じながらも、一般市民の救助に命を懸け…

>>続きを読む

ラジオ・コバニ

上映日:

2018年05月12日

製作国:

上映時間:

69分
3.7

あらすじ

トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014 年 9 月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援に…

>>続きを読む

ある人質 生還までの398日

上映日:

2021年02月19日

製作国:

上映時間:

138分
3.8

あらすじ

怪我のために体操選手の道を断念したダニエルは、ずっと夢だった写真家に転身。戦争の中の日常を撮影するため、シリアの非戦闘地域を訪れた。だが現地の情勢が変わり、ダニエルはISに誘拐され拷問を受…

>>続きを読む

イラク チグリスに浮かぶ平和

上映日:

2014年10月25日

製作国:

上映時間:

108分
4.1

あらすじ

大量破壊兵器保有を口実に、2003 年 3 月の米英軍によるバグダッド空爆から始まったイ ラク戦争。2011 年にオバマ米大統領が「イラク戦争終結」を宣言し、米軍はイラクから撤 退したが、…

>>続きを読む

ヒューマン・フロー 大地漂流

上映日:

2019年01月12日

製作国:

上映時間:

140分
3.9

あらすじ

社会運動家としても精力的に活動する彼が、自らギリシャのレスボス島を中心に、23カ国を超える40箇所もの難民キャンプを訪れ、インタビューを敢行。貧困・戦争・気候変動など、様々な理由で増加し続…

>>続きを読む