この国の空の作品情報・感想・評価

「この国の空」に投稿された感想・評価

2M

2Mの感想・評価

2.0
戦時中の日常を描いた作品。
恋を知らない女性が限られた人間関係の中、隣人で妻子を疎開に出した男性に惹かれていく…死と隣り合わせという緊張感が常につきまとっている状況だからこそ、性的な衝動を抑えられないのかな。
とはいえ、38で妻子持ちのおっさんが19で世間知らずな少女に手を出すって、個人的には気持ち悪いと思いました。ロリコンか。最後の「君に対する好きって気持ちに妻子が入る余地はない」とかいうセリフも、妻子裏切ってる男の言葉なんて信じられるか、と、嫌悪感を抱きました。
大好きなテアトル新宿で観た
色っぽさは二階堂ふみにしか出せないけど、黒木華でも観たかったかも。
戦争なんだけど日常物で、また観なきゃ

2015
ザン

ザンの感想・評価

3.7
「海は焼けないのね」大空襲で焼け野原になった街並みのその向こうには、普段とさほど変わらぬ青々とした大海原が広がる。川原での水浴びのシーン。なるほど、この時代にムダ毛の処理は不要か。長谷川氏のエロさが光る。
終戦間際の東京郊外(杉並周辺)。
19歳の里子(二階堂ふみ)は、母(工藤夕貴)と二人暮らし、そこに家族を空襲で無くした叔母(富田康子)が転がり込む。 隣家には、丙種で戦争に行かず妻子を田舎に疎開させた勤め人の市毛(長谷川博巳)が一人で住んでいた。

疎開で子供達の声が聞かれなくなった街、何気ない食事の風景、欲深い百姓への愚痴や、空襲で身寄りを失った身内への辛辣な言葉などなど…前線のドンパチではなく、リアルな銃後の生活が描かれる。

死が隣合わせで、将来の希望も見えない中、黙々と家事と役所勤めをする里子が、年が離れているとは言え、2枚目優男である市毛に惹かれる事は理解出来る。時世を考えれば不謹慎。でも刹那的だけど抑えきれない性への欲望もある。直接的、間接的な描写は、演出としては生々しいけど少々古臭い。境内の後ずさりとか、トマトとかは笑ってしまった(^_^;)
平時なら絶対に認めないという母親が、娘の気持ちを察し、隣の家への行き来を敢えて止めない、というのも、切なさだけでなく、何となく淫靡な感じが漂い痺れる。

ただ映画も悪くないけど、茨木のり子の詩「私が一番きれいだったとき」があまりにドンピシャで、言葉の力が凄くて、最後全て持って行かれだ感じでした。
kumaki234

kumaki234の感想・評価

3.8
長谷川さんが好きで見ました。長谷川さんの死にたくない気持ちを二階堂さんに吐露している演技は演技じゃないくらいうまかった。長谷川さん好きにはいい作品だと思います。かっこよかったり、ずるかったり、情けなかったり、、。
二階堂さんのじとっとした演技もストーリーに合っていてよかったです!
えりこ

えりこの感想・評価

2.0
睡魔との戦い....ねんむーー( ◞‸◟)!

これは小説のまま、映像にしない方がよかったのでは?

最後の茨木のり子さんの詩は作品の主題とマッチしていてよかったが、そこだけが良すぎてあとは、は?って感じ。

長谷川博己さんの美しい輪郭のみ☆5
!!!w
この時代って、こういう事があるのだろうなぁ、と。
日々の生活と生き死にの距離感が近い。
作中で描かれる期間が、原田版『日本のいちばん長い日』とここまでほぼぴったり重なっていたとは……!
tokonacci

tokonacciの感想・評価

2.0
東京版「この世界の片隅に」?エンディングに「えっ」という感じがした。先の戦争と里子の「戦争」を比べるのはどうなのだろうか?映画のタイトルに対して「空」の描写が殆どなかったように思う。空襲警報は度々あったけれど。
二階堂ふみ主演

戦争末期の東京で、毎日空襲の恐怖にさらされ母と生きる里子。
隣の市毛なる中年の男は、夜にバイオリンをたしなみ戦時中と言えども粋に過ごす。
そんな時に、母の姉が焼け出され家に転がり込んでくる。
家庭のイザコザに、毎日の恐怖。
そのうち、里子は市毛に興味を持ち市毛も里子に引かれ・・。

戦時中の極限状態に、妻子のある男と結婚前の女が結ばれて。
男は、戦争が終わるのを悲願にするが、女は、戦争が終わると男に妻子が戻ってくるのを嫌い。
報われない愛に苦悩する・・。

二階堂ふみのセリフ回しも、時代がかっていて、なかなか上手いと思いました。相手役の長谷川博己は、優男なんですがシュっとした男前で、背広姿も凛凛しいです。

私の親世代は、まさに戦中で。子供だったですけど、田舎にいても大変だったそうです。都会から疎開してくる親戚や、子供でも農作業や弟たちの世話など毎日ヘトヘトだったと聞いてました。

この作品みたいに、ある意味優雅に生活出来たなんて、あり得たのですかね。

ちなみに、母親は戦時中に南海地震にあって、家の庭に藁とかで「地震小屋」を作って避難してたそうです。
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