LEONkei

キャノンフィルムズ爆走風雲録のLEONkeiのレビュー・感想・評価

3.0
イスラエルからやって来たメナヘムとヨーラムは低予算&短期間で映画を次々と制作しまくり、実にハリウッド映画全体の20%もの興行収入を納め大手映画会社を脅かし大帝国を築いたキャノンフィルムズ。

二人の男の映画に対する生き様をイスラエル時代からハリウッド時代まで追うドキュメンタリー。


マルティン・ルターの言葉を思い出す。
「Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.(たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える)」


心底それを愛すれば何も恐れることはない、例え天獄から地獄へ堕ちようとも。

〝ヨーラム・グローバス〟は映画製作に大成功するもビジネスで大失敗し悲痛な思いで悲観するが、〝メナヘム・ゴーラン〟は映画愛に溢れる純粋な姿は楽観的でドン底だとしても自分は羨ましくも思う。

〝例えキャノンフィルムズ帝国は滅亡しようとも、今日私は映画を作り続ける。〟


B級映画と言えば「B級映画の帝王」と呼ばれる〝ロジャー・コーマン〟が真っ先に頭に浮かぶが、B級映画は名作を生み出すことはできないが名監督やスターを生み出すことができるのは実証済み..★,
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