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The Red and the White(英題)
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『The Red and the White(英題)』に投稿された感想・評価

3.5
ヤンチョー・ミクローシュ監督の作品を初めて見た。21年生まれのハンガリーの監督で、タル・ベーラ監督(55年生まれ)よりだいぶ上の世代だ。近年注目されているメーサーロシュ・マールタ監督と結婚していた時期がある。

67年に制作された本作は、ロシア十月革命の50周年を記念して作られた。だからかロシア革命直後で内戦中の19年が舞台になっている。その戦いを赤軍(ボリシェヴィキ)、白軍(帝政ロシア)両面から描く。序盤から、白軍側に捕えられた赤軍が鬼ごっこの様なゲーム感覚で殺されていく。舞台の建物や兵士など人の多さ、そして川や草むらなどの自然に圧倒される。上映素材の良さや、カメラがぬるっと動く長回しが多いのも要因かもしれない。

劇伴など装飾的な要素がなく、淡々と描いていく感じで、ライフゲームを観察している気分にもなってくる。善も悪もなく、イデオロギーの衝突でもなく、ただただ殺し合う。最後に兵士たちが並ぶシーンなどは圧巻で、何だか分からないけど、おおっ!と感動?してしまった。
No.471[赤軍と白軍が繰り広げる無限のオセロゲーム] 100点(オールタイムベスト)

ロシア革命直後の赤軍(共産軍)と白軍(コサック)の戦いを描いたヤンチョーの代表作。長回しおじさんとして有名なベーラ・タルの師匠であり、長回しは勿論のことヤンチョーはロングショットで非常に有名な監督である。ヤンチョーなくしてタルなしと言っても過言でないほどの巨匠だが、日本との相性はあまりよろしくない。ちなみに、タルとの違いと言えばヤンチョーの方が明らかに一つのショットに対する情報量が多いことだろう。特に冒頭の近中遠距離を巧みに分けた画には惚れた。

オープニングのスローモーションがドヴジェンコ「ズヴェニゴーラ」とそっくりでびっくりしてしまった。草原で老人に馬をとらせるとこまで似てるんだけど、展開としてはなんら関係がなくて残念。その後はボルシェヴィキに同調したハンガリーのコミュニストたちが白軍コサックと戦い、双方がどんどん死んでいくという話。白軍が捕虜を全裸にして解放した次の瞬間、白軍メンバーは別の赤軍に捕虜にされ、逃げた捕虜を追っていたその赤軍は別の白軍の捕虜となる…という無限のオセロゲーム。途中、白軍の将校が野戦病院の看護師を誘拐して白樺の森のなかで舞踏会を開く訳の分からん幻想的シーンが意味不明すぎて逆に印象深い。無限に続いた死のオセロゲームは冒頭から最後まで生き残り続けた男がサーベルを手にし、カメラに向かって決闘を挑むシーンで終わる。主人公を持たなかった映画が主人公を得た瞬間であった。泣かしてくるなぁ。

全裸にして逃がすのはロシアが寒いからってのの他に敵か味方か分からないから友軍でも回収せずに殺しちゃうという裏設定的なものがあるのだろうか。そう思うと納得してしまう。全裸で荒野に放り出されたらたまったもんじゃないけど。

モノクロ使ってるのに白軍も赤軍も黒い服の下に白い服着てるからどっちがどっちか混乱するんだけど、これといった主人公もいない上に、結局どっちもどっちみたいな無常感というか誰と誰が戦ってるのか誰も分かってない感じがあって好き。実際にどっちが白軍でどっちが赤軍かを追ってみてみるとボールを隠したコップを追うゲームみたいになって疲れるからオススメしない。

結論として、戦争映画は常に「炎628」よりも下位になってしまうことは否めないが、本作品のような乾いた空気感は好みである。ヤンチョー初心者に優しい、とてもいい作品だったと思う。
sonozy
4.0
ロシア革命期における赤軍(革命側)と白軍(反革命側)の内戦を描くミクロシュ・ヤンチョー監督作。

白軍が優位な状況が描かれており、白軍から逃げ、何とか赤軍に反撃を仕掛けようとする赤軍に属すハンガリー兵士に焦点を当てている。

白軍は、捕虜とした赤軍のロシア人以外は解放する上官がいたり、捕虜を上半身裸にして15分間やるから逃げろとゲーム感覚だったり、中には、農民の美人娘を全裸にさせるコサック将校もいたり(こいつは上官に見つかりその場で射殺される)、軍病院の看護婦の中からきれいどころ?を選び白樺の森へ連れて行き着替えさせ、楽隊の音楽に合わせてワルツを踊らせたりと、さまざま。

赤軍の主役的な存在は、コサック将校の射殺をかろうじて免れたラスロー(ジャケ写)、捕虜をテキトーに選んで射殺しようとする副司令官に怒り代わって隊を率いるワイルドな男(看護婦に突然キスしたりする)、ラスローを逃すべく軍病院の看護婦長オルガを誘惑する副司令官、モンゴル系の?男など、それぞれ味わい個性派。

勝ち目のなくなった赤軍兵士たちがマルセイエーズを歌いながら白軍の隊列へ向かい、その後、遅れて到着したラスローが剣を手に敬礼し、戦死した戦友に思いを馳せるラストも印象的。カメラを見つめるラスローの瞳・表情が、一瞬、現在のウクライナの兵士と重なった気がしました。

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