エイゼンシュテインの初トーキー映画。
なんだけど、人が喋ってない所の方が面白いっていうのが割と皮肉ではある。
人が話すことによりテンポにブレーキがかかって、サイレント期のような勢いがなかったかな。そ…
中世ロシアの英雄、アレクサンドル・ネフスキー。モンゴル支配下のヒーローだから、モンゴルと戦うのかと思いきや、敵はドイツ騎士団。ちょうど時期的には十字軍の時代。服装も十字軍風。中世ロシアの服装も特徴的…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
エイゼンシュテイン監督。ノヴゴロド公国の公が攻め入るドイツ騎士団に対し、チュド湖の氷上で返り討ちにあわせる。最も印象に残るのは、やはり戦闘シーンだが、人数が極端に多い。のちの戦争映画の手本になったよ…
>>続きを読む自分の観る限りかなりストレートな映画だったと思うが、ストレートであるが故に所々、例えば蹴散らされるドイツ軍や風景から、特異な哀愁や繊細さを感じることがあった。
それはそうとして、戦争のシーンや人々が…
「スターウォーズ」が衣装と戦闘シーンの手本にした、エイゼンシュタイン監督の初トーキー映画。日本では1962年にATG配給で公開。
13世紀に実在したロシアの英雄アレクサンドル・ネフスキーが、ドイツ…
大きく揺れる鐘、アレクサンドルの元に集う市民兵たちが鬨の声を上がる姿に重ねられる大量の炎や煤。焼き討ちされる神父や女子供を背後に燃え盛るそれらとは甚だしく異なる業火のイメージ。呆気なく投げ飛ばされる…
>>続きを読む中世ロシアの英雄の活躍が題材。
・エイゼンシュテインにとって十年ぶりの映画にして、初のトーキー。
・独ソ開戦前、かつ大粛清がそろそろ終わる1938年に制作・公開。
・戦闘描写がのちの戦争映画に影響を…