女番長 タイマン勝負の作品情報・感想・評価・動画配信

「女番長 タイマン勝負」に投稿された感想・評価

女同士のいちゃつきや「キャッキャ感」が強調され、従来のシリーズより殺伐さは薄い。
基本的なストーリーは他作品と大差ないのだが、どこかリリカルで可愛い雰囲気が漂う。
例えば、仲間の少女が泥酔中に股をおっぴろげて路地裏に放尿し、「ウチ、寝る~」と倒れるシーンが象徴的だ。
ヤリマンやアバズレが管を巻いているだけだし、とても下品なシーンだが、一方で何とも可愛らしい。

「みんなで美味いもんでも食いに行くか」とか言って自転車を走らせるシーンなんか、完全に青春ムービーだ。
その直後、キャッキャウフフと犬を掴まえて焼肉するシーンをわざわざ入れるところが東映の悪い癖だが。
安部徹の乗っている車ごとスクラップにしてしまう「オトシマエ」という名の惨殺が壮絶。
幾つも観てると、同じ役者さんを色々設定変えてやってるだけ感が抜けないけど今回は良かった。
「田舎の空気でも吸うかい?」スケバン達がバイクじゃなくて自転車に乗って田舎を目指すのも新鮮で開放感があった。

悪党もいつもながら見事な悪党っぷり。池玲子さんが時たま見せる女の顔が可愛いかった。前より綺麗になったのかな…
いつもの路上撮影やラストの能天気ぶりが観てると嬉しくなる。
ポスターもかっこいいねー
感化院から戻ってきた不良少女(池玲子)が、ヤクザの狼藉によって死に追いやられた姉の敵討ちをするべく、仲間と共に行動に出る。東映「女番長(スケバン)」シリーズの第6弾。

池玲子が喧嘩に弱い段階から物語が始まる、純然たるリベンジ劇。弱い女から強い女へと華麗にシフトしていく過程が見どころ。なお、本作では杉本美樹が不在のため、風物詩のキャット・ファイトは「VS.衣麻遼子」になっている。

必要最低限の要素を並べてある、いつも通りのスケバンものだが、全体的にストレスフリーな開放感に溢れている。ママチャリにまたがってルンルン気分で爆走するズベ公グループが見られるのは、たぶん本作だけ。

飽和状態が半端ないが、鑑賞後の充足感はいまだに一定水準を保持している。やはり女優陣のフィジカルな芝居を見ているときの多幸感によるものが大きい。ちなみに池玲子は本作を最後に女番長シリーズを卒業。次回作「女番長 玉突き遊び」は、新人が主演を務めている。