ピラニア軍団 ダボシャツの天の作品情報・感想・評価

「ピラニア軍団 ダボシャツの天」に投稿された感想・評価

川谷拓三が、人気が出てきた時の作品。
1973年に「仁義なき戦いシリーズ」に出て脚光を浴びて、数々の作品に使われ、「河内のオッサンの唄」と本作品で主役級に。

ピラニア軍団とは、1975年に東映の大部屋の役者中心に作られたグループ。
この時期、悪役だけのグループに注目が集まり、映画、テレビに活躍。
グループは自然消滅したが、現在でも何人もの俳優が活躍している。

で、この作品は、「仁義なき戦い」のパロディの部分もあり、川谷拓三以外の役者も、普段の殺られ役にも個性をピリリと効かせてる。

メジャー級の役者の夏八木勲が、ちょっと可笑しなヤクザ役で好演。
竹田かほりが(現甲斐よしひろ夫人).まだ新人で初々しく可愛い!

と、これまで書きましたが
そんなに絶賛する作品ではありません(笑)
eeosusume

eeosusumeの感想・評価

3.9
竹田かほり、可愛いすぎ
川谷拓三、冒頭の小林稔侍
立ちション、パチンコ
通天閣
おおらかな映画
極道に憧れるバカ正直な青年・ダボシャツの天(川谷拓三)の、孤軍奮闘する姿をコミカルに描いた任侠喜劇。ヤクザのマヌケな部分を強調しているコメディなので、ヤクザ映画に苦手意識のある人でも、ドリフのヤクザコントを見ているような気分で気軽に鑑賞できる。

タイトルにある「ピラニア軍団」というのは、東映で端役ばかりやっていた、ならず者の映画俳優たちが結成した、運命共同体のようなもの。私が敬愛している女優・橘麻紀もメンバーであり、本作にも少しだけ顔を出している。

本作は実質的に「川谷拓三を見るための映画」といえる。彼の極めて白痴的な狂演技を楽しめるかどうかが、大きなポイントとなるだろう。

ほとんどの登場人物が、弱い自分をひた隠しにして、気丈に振る舞っているところも見どころのひとつ。近くに仲間(舎弟)がいるときはシャキっとしているけれど、1人きりだとショボーンとなってしまう。その人間心理をコメディ映画の乗りでやっているのが最高に面白い。

役者の台詞量が非常に多く、台詞のやり取りだけでグイグイと引っ張ってくるため、ものすごく心地よいグルーヴ感に酔うことができる。何気に名台詞が盛りだくさんなところも注目。
Renkon

Renkonの感想・評価

3.5
川谷拓三オンステージ!
通天閣の様に天に真っ直ぐ伸びる男になれという意味で名付けられたダボシャツの天こと松田天が、極道見習いとして奮闘する姿を描く。
タイトルの通り、ピラニア軍団総出演によるキャスティングになっており、主演に川谷拓三を据え、室田日出男や志賀勝、岩尾正隆らが脇を固める。

冒頭、刑務所に向けてションベンをする天を、看守の小林稔侍が叱るところから始まる。(稔侍はこういう格好をすると、ゲイのスーパー右翼にしか見えない)
それに対し「立ちションが軽犯罪になるんやったらワシを刑務所に入れてみぃ!ハクつけたるねん!」とイキがる天。
そう、天は未だ組に入ることを許されておらず、チンピラとして兄貴の錦三(夏八木勲)について回る日々をおくっていた。
そんな兄貴に「トルコ風呂で働けるスケを捕まえてきたら組に入れたるでェ」と言われた天は、女を捕まえようとするも、痴漢と間違えられブタ箱に入れられてしまう。
「これも一端の極道になるための勉強や!」とポジティブシンキングな天は
「ブタ箱は小学校 拘置所は中学 刑務所は大学 何事も勉強や!」という名言をここで残していく。
そんな天にも、家出少女の夏(竹田かほり)との出会いにより、ロマンスが訪れる。
最初は錦三にハメられそうになるも、ホテルの回転ベッドの上で2人は結ばれる。
(これがデビュー作の竹田かほりが超可愛い!)

映画が後半に進むにつれ、九州ヤクザが引き金を弾いたことによる、大阪対九州の抗争が幕を開ける。(ここでの「弾は大阪(のヒットマン)、撃ったのは九州」ってセリフが好き)
なんだかんだで組員として認められた天は、抗争へ向かう前に夏にお別れを言いにいく。(ここで御守りとして、マ○毛を渡すあたりがなんとも可愛らしい)
いつになったら室田が出てくるのかと心待ちにしていたのだが、後半になって、錦三との因縁の相手という役どころで登場。この時の夏八木と室田の抜刀シーンはなかなかカッコよかった!

この時代には希少価値の高い、菅貫太郎の冷徹なエリートヤクザ像も味があってなかなか良い。
またこの作品には若い頃のあき竹城がヌードで出演しており、なかなか良い身体をしているものの、喋り方はいつもの具合で勃つものも勃たなかった。