恐怖女子高校 アニマル同級生の作品情報・感想・評価

恐怖女子高校 アニマル同級生1973年製作の映画)

製作国:

上映時間:86分

3.4

「恐怖女子高校 アニマル同級生」に投稿された感想・評価

GGYamsaki

GGYamsakiの感想・評価

3.5
これシリーズ3作目なんですね…
今回はアメリカの人身売買マフィアと学園が手を組んでいたという大胆なストーリー。1作目と変わらず凄い勢いで話が進んで行きましたね。
元々、このシリーズは永井豪の『ハレンチ学園』や『おいら女蛮』的な要素を強く感じる所があったが、本作は最もその傾向が強いと言えるだろう。
敵役として登場する「ムチ使いのノッポの女教師」なんて、完全に永井漫画の登場人物だ。
他にも、傘一本で数十人のジャージ軍団を倒していく池令子など、大分ポップな雰囲気になっている。
「アニマル同級生」が誰の事を指しているのかはよくわからない。

悪役はシリーズ3度目の金子信雄。
例によって女生徒を犯す。これはもう様式美である。
「処女を頂く約束が無くて、女学園の経営なぞやってられるか!」という素晴らしき最低発言も。
ラストは例によって下半身スキャンダルによって失脚するのだが、記念式典の装飾を剥すと葬式に早変わりするのがちょっと面白かった。
「こんな汚れたセーラー服、返してやるよ!」と乳丸出しで制服を燃やす池令子のサービス精神に救われる。
行方不明の姉を捜すため女子校に転校してきた少女(池玲子)が、学校側が秘密裏のうちに行っている売春婦の斡旋行為を暴こうとする。70年代前半に大量生産された、東映ピンキー・バイオレンス路線の人気シリーズ第4弾。「恐怖女子高校」シリーズはこれで最後となる。

池玲子と衣麻遼子が対立する物語かと思いきや、これまで端役ばかりだった一の瀬レナが背後にいるという、フェイスターン(立場の転向)を交えたプロレス的展開を楽しむことができる。だがしかし、前作までに散々やってきたネタの使い回しが多いため、さすがにネタ切れ感が否めない。

鞭使いの女教師(富永佳代子)という斬新なキャラクターが登場するのだが、いまいち活かしきれていないのが心惜しい。彼女こそが、池玲子との一騎打ちが待望される人物のはずなのだが。

池玲子の主導により「学校の葬儀」が執り行われるクライマックスは、なかなかどうしてエキサイトできる。永井豪「ハレンチ学園」の一遍、ハレンチ大戦争のようなナンセンス・コメディが、釣瓶撃ちのように展開するのが素晴らしい。