ファルハディが、一連の作品のなかで描いているのは、広義の意味での「近代的自我」の行方であり、祖国イランの歩みを深く響かせながら、登場人物たちに宿る空虚さを重要なテーマとしているように僕には思える。
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何この緊張感
最初に襲った義父が悪いが、それはもはや関心の矛先ではない。
夫婦のそれぞれの想い、優しさ、葛藤がありありと伝わる。シーンにおける緊張感がひしひしと伝わる、良い映画。
最後のメイクシーン…
淡々と進んでいくけど、妻が暴行されてからずっと不穏で、嫌な予感に落ち着かない気持ちで見てた。
妻が警察に調べてもらうのを嫌がったから夫が犯人を探すのだが、やはり警察入れたほうがいいのではとずっと思っ…
「別離」のアスガー・ファルハディー監督、アカデミー外国語映画賞受賞作品。
教師エマッドと妻のラナは、
夫婦で小さな劇団に所属しているが、
劇団員の紹介で引っ越したばかりの自宅て、
ラマが、夫の帰り…
ハリウッド映画好きな方には退屈な映画と言えよう。性暴力を題材にした作品なのだが、イスラム教国家イランならではのそういった描写は一切描かず、被害女性ですら事件を恥とし公にも出来ぬ立場の弱さ、生活の貧困…
>>続きを読む(C)MEMENTOFILMS PRODUCTION?ASGHAR FARHADI PRODUCTION?ARTE FRANCE CINEMA 2016