バットマン:キリングジョークの作品情報・感想・評価・動画配信

「バットマン:キリングジョーク」に投稿された感想・評価

りき

りきの感想・評価

2.0
コレクター向け、俺はBlu-ray売ります。
原作にない発見とか、そういうのを求めて観ましたが何も得られませんでした。
前半のバッドガールの話はまじでいらん、本編に絡んで来る内容かと思い見てたけど、本当に何も無かった。
特典でついてたアニメ2話はちょっと面白かった。
ジョーカー好きなら原作で十分です。
非常に評価の高いアラン・ムーア原作コミック『バットマン: キリングジョーク』のアニメ化作品です。ホアキン・フェニックス主演の映画『ジョーカー』のインスピレーションもとの一つにもなっています。

内容を話すと全てネタバレになってしまうので、テーマについて。この話はジョーカー誕生の話ではありません。誰しも「ジョーカー」になり得ると言う話です。それはバットマンも例外ではありません。むしろ、バットマンとジョーカーはコインの裏表です。バットマンもジョーカーも普通の人でした。そして、バットマンもジョーカーも「最悪の1日」から生まれました。バットガールもこの作品で描かれる「最悪の1日」で、後にオラクルになります。

ここの登場人物たちは普通の人たちなのですが、現実にはいません。バットマンも、ジョーカーもバットガールもジェームズ・ゴードンのような人も実際にはいません。もちろん、ゴッサムシティだって実在しません。つまり、この作品は現実を投影していません。現実を投影していないからこそ、いつの時代にも、どんな人にも当てはまる一般性があります。これが現代のアメリカの状況を色濃く反映したホアキン・フェニックスの『ジョーカー』との大きな違いです。

終わり方はかなり愕然としますし、今でも議論になっています。人によってかなり受け取り方が違う奥深い終わり方です。

コミック版『バットマン: キリングジョーク』は何回読みな直しても味わいがある傑作です。では、アニメ作品としてはどうか?気軽に傑作を楽しむための作品としては終わり方も含めて及第点だと思います。しかし、原作の作画レベルに近づいているとは言えません。前半のバットガールの冒険譚はもう少し短くても良かったかもしれません。
正直、前半のバットガールとの訳の分からない蛇足の話さえなければ5を付けたいくらいだ。
そのくらいキリングジョークという作品は素晴らしく、そして衝撃的だった。これを作品を見た人には原作を見ることをオススメしたい。必ず読んだ人の心に残り、抉るような善と悪のせめぎ合いを感じることができる。狂気とは何か。正義とは何か。悪とは何なのか。バットマンとは、ジョーカーとは。全てを無慈悲に問いかけられるような物語となっている。原作に衝撃を受けてアメコミ沼に引きずり込まれた人間としては映像化されているのは感激だったし、すぐに鑑賞したが、前半パートは本当に蛇足だった。それならば原作の中に入っている市民の目線からみたバットマンの話を映像化してくれたほうがまだ良かった。ただ内容は素晴らしく、またマークハミルのジョーカー の声が恐怖心を掻き立て馴染みがあるからこそしっくりとくるあの声がやはりずっと頭から離れない。ダークナイトを見てバットマンにハマった方が居たらキリングジョークは是非とも見てほしい。
まる

まるの感想・評価

3.9
観てるのに記録できてない作品が増えてきてあぶく吹きそう……

ジョーカー(2019版)と通ずるものが分かった。アメコミ読まずとも短時間で内容を把握できる今作に感謝。

短くてダークなストーリーだったけどめちゃくちゃ濃かった。

なんとなくジョーカーに同情してしまうんだけれど……

あの悪趣味なミュージカルも忘れられない。
木村山

木村山の感想・評価

3.2
アニオリのバットガールパートは全部いらん。回想シーンの色彩の使い方があまりよくない。なんで周りがモノクロでエビやレッドフードの赤を強調する演出を廃したのか。全体的に無駄なシーンが多いイメージ。
ただオチの演出はとても良かった。
MitsuruTDK

MitsuruTDKの感想・評価

4.0
前半のバットガールの話は完全に蛇足。しかし後半のジョーカー出てきてからは安定の展開。原作は既に読破済みだったがこれはこれで◎
取り敢えずアマプラにあるバットマン関連は全て見たいところ。
マーク・ハミルがジョーカーの声優ってのがえぐいな。こんな笑いかたできるんや。
ジョーカーの最後の二人の囚人のジョーク。狂ってる人にしか笑えんジョークなんやろな。バットマンも少し狂ってるってことや。
nidryk

nidrykの感想・評価

3.5
同じような経験を経て「イカれた」男と、「イカれた」男を追い回すだけ追い回して殺さない男。
バットマンはイカれて奔放なジョーカーが、心の底では羨ましいのでは。
孤独を貫くバットマンなのに
そこまで憎む相手をしつこく追い回すことで救われる何か。

私にはどちらがヴィランなのか分からないよ
メタ壱

メタ壱の感想・評価

3.7
「一日分の最悪な日、それが俺と世界との距離だ」

対照的な存在のようであり、隣り合わせのような存在でもあるバットマンとジョーカー。
バットマンが感じるジョーカーへの過剰なまでの憎しみは、同族嫌悪なのか?それとも嫉妬なのか?

二人の戦いは善と悪のそれではなく、自分の世界に相手を引き込もうとする綱引きのように見えるし、おかしな例えだがまるで恋人同士の駆け引きのようにすらみえてくる。

そしてラストでジョーカーが口にした“ジョーク”の意味。
二重、三重の意味を感じさせるそのジョークはバットマンとジョーカーの関係を面白おかしく、しかし的確に言い表した最高のキリングジョークだ。
前半はバットマンと警察本部長の娘でバットガールのバーバラとのいちゃこら、後半に再び脱獄したジョーカーが本部長親子を標的にしながら過去のジョーカー誕生秘話を同時平行に語る。

連載アニメの中の単発エピソードを二つ並べた印象が強くジョーカーの話をもっと厚くしてほしかった。

元は気弱なコメディアン志望のジョーカーは身重の妻を亡くしたことと犯罪の片棒を担がされたことでバットマンに追い詰められ薬品タンクに落ちて肌が白くなり精神がおかしくなるとこなんかは部分的に実写版ジョーカーに引き継がれてる。

古びた遊園地を買取り異形の仲間を引き連れて悪のサーカスを開き歌って踊るミュージカルシーンは、ジョーカーが『グレイテスト・ショーマン』のP・T・バーナムとダブった。

ジョーカーが最後に話した二人の囚人の話に対して思わず笑みをこぼしたバットマン。その意図は、彼の境遇に自分を重ねた共感の笑いなのか憐れみからくる失笑なのか、はたまた単にジョークに笑っただけなのかどうとでも受け取れる印象的なラストカットで好み。
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