リトル・メンの作品情報・感想・評価

「リトル・メン」に投稿された感想・評価

物理的な距離以上にやっかいな大人のしがらみが二人の友情の邪魔をして、それでも明るい音楽に乗せて人生は続く
この反抗心を忘れまいとしても、いつかは理解してしまう時がくるのだろうな
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.5
【大人は勝手だ!】
似たような話を幼少期に経験しているので、刺さった。

引っ越してきた少年は、すぐに友だちができる。幼少期はスクールカーストやら陰影キャラ関係なしに仲良くなるものだ。しかし、大人同士の喧嘩で友情は引き裂かれていく。

本作は、大人の事情で引き裂かれていく子どもの友情という視点を見つけたことが最大の勝利だ。大人になると、仕事やライフスタイル、お金でもってマウントを取りがちだ。自分と違う世界の人を排他的に扱いがちだ。それが子どもにどう影響を与えるのかをアイラ・サックス監督は繊細に描く。

ブンブンは幼少期、数年に1回、海外から転校してくる子がいた。オーストラリア人に対しては、親子共々仲良くしていたのだが、中国人や韓国人、フィリピン人に関しては親同士が「あれと付き合ってはいけない」と友情関係を引き裂いていき、それが原因でいじめに繋がったことがある。

本作は、大人の事情の猛威を指摘した、大人の為の道徳教本といえよう。
[大人に抗えなかった少年期の友情について] 80点

カンヌ国際映画祭予習企画第ニ弾。アイラ・サックスの3年ぶりの最新作『Frankie』で初コンペ入りということで、現時点で手に入る最新作が本作品。東京国際映画祭のユース部門で上映されたようだが、結局一般公開はされず、配信やソフト化もされていない。

祖父が亡くなり、両親とジェイクはブルックリンの祖父の家に引っ越してくる。一階は貸店舗となっており、移民の母子が店を出していた。子供同士は人種や陽キャ陰キャの垣根を超えすぐに仲良くなる。彼らの友情は崇高で美しいのだが、大人たちの事情によって引き裂かれていく。85分という短尺ながらも、この自然で壊れやすい友情物語をここまでリアルに綴っているのは好印象。親に反発して全く口を利かなくなった子どもたちに対して、ジェイクの父親ブライアンが"おめえら、自分たちのことしか考えてないのか!?"とブチギレるシーンがなんとも切ない。そうじゃないんだよ、知ってると思うけどって感じ。

一時はボーイフレンドとまで言われた親友同士も、ラストでは連絡も途絶えて超えられない壁を隔てて見つめるしかなくなってしまう。どうにかならなかったもんなのかと思いつつ、前に進む二人を眺めているしかない。
Leo

Leoの感想・評価

4.0
個人的にジェイクとトニーの関係性が好きだった、ローラースケートやキックスケート、テレビゲームなどといった現代的な流行を取り入れ、映画の中といっても現実にありそうな映像を自然体で描いているように感じた、
連日の課題にプレゼンテーションの準備に頭が眠い眠いと思いつつも、何故か頑なにみようと思って観たのだけれど
なんだこれ…
ヨーロッパの映画ってやっぱり独特なリズムだなぁ。
と思いながら観てて観終わってもよくわからなくて。

仕方なしにネタバレ検索かけてみてから
なんだか良い作品だったのかも。眠い頭で観るべきじゃないなぁと感じました。(当たり前)
また今一度観てみます。

p.s.
こちらが読ませていただいたネタバレブログ。

https://ouattheater.blogspot.com/2016/11/little-men2016.html?m=1
Norika

Norikaの感想・評価

3.3
ベットに寝そべってアフリカでの夢について話すシーン、ローラースケートで街を駆け抜けるシーン、ジェイクの瞳、沈黙からの涙での訴え、がよかった。小さい頃の

でも大人たちに感情移入がしにくい。あと、Jake と Tony が仲良くなる瞬間のシーンが欲しかった。切り替えが唐突。お父さんが最初に泣くシーンが少しわからない。
ところどころ、こんなことほんとにある?っていう部分がある。最初の先生のシーンとか、カフェテリアでのケンカのシーンとか、、、


と色々書いたけれどラストシーンがこの映画のどのシーンよりもよかった。髪の長いジェイク、少しティモシーシャラメのようにも見える。ジェイクがトニーを見つめる様子、絵、最高です!
Als

Alsの感想・評価

4.7
堪らなく好きだ。
映さない絵。ローラースケート。
繊細で、熱を帯びた透明さ。
舞台上で、最大限にもがくこと。
芝居を持ってきたの、すごく良かったなあ。
この映画で感じたことはずっと大切にしていきたいと思った。
東京国際映画祭

親同士の関係が子供たちにも影響することって確かにあるあるかもしれない

タイトルもなんとなく頷けます。
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
東京国際映画祭2016にて鑑賞。
少年の、唯一無二とも言うべき友人との出会い〜別れ。二人の家を裂いていく大人の事情が両側とも丁寧に均衡良く描かれ、舞台俳優である父親の言葉には大人の渋さが漂う。ジェイクの姿を映すラストが何とも切ない。

ジェイク役のテオ・タプリッツ君は美青年系の、トニー役のマイケル・バルビエリ君はワイルド系の、将来有望なイケ面要員か。

この映画は、子供の頃に味わった親しい友人との出会いと別れを否応なしに思い出させる。切ない思いが懐かしくもあり胸がキュンとなった。特にあのラスト・シーケンス。今年新設の“ユース”枠だがオジさんにも響く良作だった。
fuku

fukuの感想・評価

4.5
こういう出会い別れと共に自分自身も人生を送っていたなあと、改めて思い出させてくれる。
観終わって、あの時少しだけ仲良くしていたアイツは今どうしてるんだろうか。なんて感慨に耽ってしまった。
>|