イタリア語の原題『A casa tutti bene』は“家ではみんな良い感じ”という意味。 これがもーとてもイタリア特有のブラックジョークが効いていて、この家族には1つも良い感じな所なんてないんですよね。 不倫、仕事、借金、介護、嫉妬。 家族の中で渦巻くありとあらゆる問題を集めましたみたいな。 家族には隠していた仮面がどんどん剥がれていって真実の顔が見える。 それでもラスト夫婦以外のみんなが島を離れてもほとんどの問題は解決せず、それぞれ元の生活に戻っていく。 この終わり方はちょっと好きでした。