人生フルーツの作品情報・感想・評価

人生フルーツ2016年製作の映画)

上映日:2017年01月02日

製作国:

上映時間:91分

4.3

あらすじ

ナレーション

「人生フルーツ」に投稿された感想・評価

しい茸

しい茸の感想・評価

5.0
2017年に観たかった1本。

図らずも、またおじいちゃん思い出して泣いちゃったよ〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)笑
(いや、わたし普段全然泣かないんだよ?テンションが合わなかったらむしろ酷評しがち…)

大正生まれにして東大卒、海軍で戦闘機を設計し、のちに都市計画に携わった建築家、いわば超エリートの修一さん。
そして200年続く造り酒屋の一人娘、正真正銘お嬢様の英子さん。

愛知県、春日井市の「高蔵寺ニュータウン」の生みの親でもある。
その片隅で、修一さん90歳、英子さん87歳は静かに慎ましやかに、それでいて精力的に生活している。
そんな2人の人生の一部を切り取ったお話。

なんというか、ただ淡々と、日々を"流す"感じではなく、
あのお歳にしてとても精力的に、創造しながら日々過ごす姿にとても感銘を受けた。

例えば、いつも通うお魚屋さんに対して
お料理したメニューのイラストとともに絵手紙にしてお礼状なんて、書く人いますか???
お客さんとしてお金払って買い物するっていう、当たり前のサービス受けてるだけなのにだよ??

それとか、敷地内の広い雑木林に、もう何十種類という数の植物や野菜果物を育ててる。
その至る所に看板が立ってるの。
その看板がまたねぇ…
"小鳥さん お水 どうぞ"って書かれた水の入った甕?とか
"ノウゼンカズラ 赤いカーテン たのしみだな"
"フキノトウ 春です"
郵便受けには
"ピンポン!いつもご苦労さまです"

全体的に、人や、人だけじゃなくて自然に対して愛に溢れた生き方をしてて
なんかほんと、ずっと泣けた…

あとね、2人の関係性が凄くいい。

昭和の時代を生き抜いた夫婦だから、やはり女は一歩下がって、的な風情はあるけれども
例えば昭和の夫婦を描くとき、旦那さんが言う
「おい、メシ」
みたいな表現ってあるじゃないですか。(誰

そういうのではなくて、
「ねぇ、お海苔が欲しいなぁ」
(それもね英子さんコンロに網置いて大きな海苔を炙るのね、そういう丁寧さがねもう、泣けるの笑)
そしてそれを渡したら、修一さんが
「ありがとう😊」
って言うの。
そしてご飯を食べ終わったら「美味しかったなぁ」って。
そういうお互いへの思いやりというか、尊重というか、なんというか…泣ける。笑

まさにパートナー、二人三脚という感じ。

しかもね、これはわたしの個人的な思いなんだけど
修一さんの職人気質なところが最近亡くなった祖父にそっくりでさぁ。
ずっと泣いてた。笑
作業場で一生懸命なにか作ってる姿とか、畑で作業してる姿とか、多くを語らない感じがねぇほんと似てる。(顔は似てないよごめんだけどうちのおじいちゃんの方がイケメン)
祖父も、家の敷地内に自分の小屋みたいなのを作って、いろんな道具やら機材やらなんでもかんでも使って、海に行ってはガラクタを拾ってきて、何でも作ってた。

しかも、孫が女の子でね、その子にいろいろ欲しいものをリクエストされてそれを作ってあげるのね、シルバニアファミリーが住める大きなおうち、とか、
背を測れるやつ、かわいく、とか
もうその女の子とのやりとりがまたねぇ、わたしとお祖父ちゃんの思い出を掻き立てられてねぇ…嗚咽に近い号泣。笑

お家もねぇ、建築家なだけあって、
昭和!って感じじゃなくレトロだけどめちゃおしゃれだし機能的。
ご飯も、毎日たくさんの品数をね作って食べる。
それがねぇまた最後に伏線が回収されるというか…もう、ここは嗚咽。笑

いや〜もうね、開始5分くらいから終わるまでほぼずっと泣いてた笑。

あとは、戦後から高度経済成長の激動の時代を生き抜いた歴史のストーリーもあって、まさに人に歴史ありって感じで、映画として深みを持たせてる感じがする。

修一さんの、戦時中自分が海軍(エリートコース)で、周りと違う特別待遇なのが申し訳なくって、当時台湾から工人として雇われてた少年たちと一緒に寝泊まりしてたとかいうエピソードも、もうなんか色々、
若い頃から人間が出来てるなおい!(語彙力


いやードキュメンタリージャンル好きかもしれん。
作り手の"作為"みたいなのが(いや、あるとは思うけど)フィクションより控えめだから

個人的な好みがだいぶ反映されてるけど、時間のあるときにゆっくり観て欲しい1本!
mfmpxx

mfmpxxの感想・評価

4.2
素敵な暮らしを覗けた。お互いが空気のような存在で支え合ってる関係がとても良いなと感じた。
nottara

nottaraの感想・評価

3.9
仲が良くて素敵なご夫婦のゆったりした日々の営み。
こんな暮らしには本当に憧れるけど、おそらくこのお二人は、お互いに相手にピッタリだったんだと思う。
「自分は家に居て家事をするのが自然で全く苦じゃなかった」みたいな事を英子さん言ってたし。(あれ?映画でじゃなくて本だったか?)
そういう“The・妻の役割”がどうしても嫌な人だっているわけで。

食いしん坊の自分はひたすら「英子さんの作るご飯が食べたい…。ああ、あのケーキが食べたい~…」と思いながら観てた。
ほんとーに美味しそうなんだよね…。
こんなふうに生きて,こんなふうに死んでいきたいと思った.

最近,自分の死に方について考えることが増えた.別に病んでいるわけでなく,生き方を考えるのと同じくらい,死に方についても考えるべきだとぼくは思うんですよね.

ぼくらは死をマイナスに捉えてしまう.しかしぼく個人としては,人間は生まれた瞬間から,死へ向かって一刻一刻と生きているのだから,最終的なゴールは美しく死ぬことだと思う.天国とか,地獄とか,そういう概念が存在するようにね.

この映画には,すてきな老夫婦が出てくる.そしておじいちゃんは,おばあちゃんよりも先に死んでしまう.これは実際のドキュメンタリーだから,おじいちゃんが死んでいる姿も映像として残っていた.ぼくは、このおじいちゃんの死に方は,とても美しいと感じた.ぼくも,こんなふうに死にたいと思った.

どうしたらおじいちゃんみたいに美しく死ねるのか,そのためには,やっぱり,美しく生きなければならない.

美しく生きるためにはどうすればいいか.ぼくが思う美しい生き方を全うしなければならない.

ぼくが思う美しい生き方とはなんなのか.それを,ゆっくりと考えたいです.
コオリ

コオリの感想・評価

4.0
ほのぼの。
だけど「とっても大切なもの」をふわっと優しく教えてくれました。
ギスギスしちゃう自分はまだまだですね、はい。

beautiful





BD/DVD化希望
hasegawa

hasegawaの感想・評価

4.3
記録用
ある建築家のご夫婦の晩年のドキュメンタリー映画

丁寧な暮らしと使い込まれた道具
re

reの感想・評価

5.0
フィクションに食傷気味だったので、心を取り戻したくて観ました。
anya

anyaの感想・評価

-
良すぎる。
修たんって呼ぶの可愛い。
xj

xjの感想・評価

4.3
こんな夫婦って素敵。

映画館で見かけたご夫婦も、駐車場で手を取り合うご夫婦もお互いを思いやっていることが仕草でわかるときがある。

そんな、一瞬一瞬がこのご夫婦の暮らしと共に切り取られる。

老夫婦とはいえない、みずみずしい、こころの若さを感じる。

無邪気に自分のこだわりを持って生きる記録。素敵すぎて、オススメの映画にしてる。
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