Peaceの作品情報・感想・評価

Peace2010年製作の映画)

製作国:

上映時間:75分

3.6

「Peace」に投稿された感想・評価

TAB

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3.6
ハート柄の猫かわいい(^^)
何故だかみんな幸せそうに見えた。
miyu

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2.5
当事者の気付かない部分まで、撮っていて驚いた。想田和弘が自分の映画を観察映画というだけあるなと。
表題がPeaceなのにも納得 健康とはなんなんだろうね
ka

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3.8
時代や、環境や、境遇で、命の重さがちがっている。違わないのにな、理不尽だな、と映画を観ていたら思うけど、でも無意識のうちにわたしもきっと偏見を持って生きている。

法律や制度では救われない人もいる。お金じゃないものがあるからと、ほぼボランティアでの訪問。でもやっぱり訪問するのも人間。きれいごとじゃないところに温かさを感じた。

政党のポスターや演説はものすごい皮肉。
mito

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3.3
相田監督作品。

こういう映画は観ていて本当にゾワッてする。
最後の選挙演説の声が今までの内容にフィードバックされるのも、猫の勢力争いも、ヘルパーを惰性とコメントしつつも続ける年老いた夫婦も…。
全てが胸に響いた。
Yuka

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4.0
観察映画。想田さんは一つのレトリックとして自分の存在をなるべく感じさせないように撮っていたそうです。ドキュメンタリー好きだな。。
Karin

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3.4
ドキュメンタリーって苦手なはずなのに、気付いたら目を離さずに見てた。
福祉介護に興味があるからだろうか。
夫婦で働き方や性格がまるで違ったり、柏木さんの話だったり、人間性を撮るのが上手い監督だ。
habatapan

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4.7
事前リサーチなし、台本なし、テロップなし、ナレーションなし、BGMなし。
想田和弘監督による観察映画の特別篇。

柏木さん(想田監督の義父)にエサをもらっている、野良猫コミュニティに現れた一匹の泥棒猫を巡り猫たちの平和が脅かされてゆく。
そのとき猫たちが平和な社会を維持するためにとった行動とは?
近年飽和状態の「猫」映画とは明らかに一線を画す作品です。

ひとつ気になったシーンがあったのですが、
想田監督のインタビューにそこへの指摘があって見事消化されました。貼っておきます。
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『撮影中、知的・身体障害のある65歳の植月さんが「僕は『片端(かたわ)』だからお嫁さんが来てくれない」と言い、義父が「そりゃあ、なかなか来てくれまあな」と応える場面に出会いました。
僕はそのとき「お義父さん、凄いこと言うなあ」と驚き動揺しましたが、撮影したものを編集中、思い直しました。
義父は植月さんと気持ちを共有していて、彼との関係性を構築しているから、そう言えたのではないかと。
動揺した僕のほうに、タブーの意識と、その裏返しである差別意識があったようにも思います。
(中略)
そういう現実をそのままにして、読み替えだけをしてしまうと、見たくない現実を覆い隠す危険もあるわけです。
だから、「差別用語だからカットしたほうがいいかな?」という考えが一瞬だけ頭をよぎりましたが、僕はそのまま映画に残すことにしました。
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クライマックス、末期がん患者の91歳橋本さんが、唯一の楽しみと吸ってるタバコは「Peace」だとわかったときは何だかほっこりしました
『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』という想田和弘の著者が、この映画のサブテキストになっている。
なので、カメラの微妙な動きなどに想田の動揺を感じる場面がいくつかあって面白い。

しっかりと結論めいたものを提示するのは観察映画では初めてでは。
Yoshiki

Yoshikiの感想・評価

3.7
仲間に入れなかった泥棒猫が徐々に仲間になっていく過程。柏木さんの福祉送迎というボランティアに対する雄弁な語り。夫への不満を台所で爆発する妻。そしてそれを聞こえないふりする夫。静かにそして必死に呼吸する橋下さんが「男は一銭五厘」というパンチラインを吐きながら語る戦争体験。金にならない福祉の現場のラジオから聞こえてくる政治家の演説。

こうした語り、会話、場面から観ている私たちはPeaceについて考えを巡らす。

そして昨日の夜観たことを思い出しながら通学電車の中でこのレビューを書き終わって電車から出るとサラリーマン2人がなにか言い争っているのを横目で見る。この映画を観た俺はあいつらに言いたい。Peaceに行こうぜ!

という蛇足を加えます。m(__)m
ユタ

ユタの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで鑑賞。

音楽、テロップ、ナレーション一切なしのドキュメンタリー。想田監督の”観察映画”番外編。
福祉車両運転手をしている柏木さんと、福祉NPO代表の奥さん。
利用者の障害者の方、NPOのヘルパーを利用している末期癌の橋本さん。
そして庭先で柏木さんが餌をやる野良猫たち。
一見無関係にも見える要素が少しずつテーマを浮かび上がらせていく。

テロップやナレーションなどでテーマを語るのでなく、あくまで編集のみで語る。
橋本さんの吸うタバコ”peace”、橋本さんが突然語りだす”ある記憶”、そして柏木さんに餌をもらう猫たちと”ドロボウ猫”の関係性‥
カメラに収められた様々な偶然を紡いでいくと、それらの点がやがて線になる。

作品としては、前作の精神病の方を追った「精神」の方が面白かったけど、
「映像でいかに語るか」っていう想田監督独特の語り口はやはり面白い。


ただテロップなしナレーションなしのスタイルから、想田作品を”色が付いていない”という人もいるけどそれは違う気がする。
ドキュメンタリーは”現実”ではなく、”作者によって切り取られた現実”であるということをあらためて感じた。
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