痴漢日記 尻を撫でまわしつづけた男の作品情報・感想・評価・動画配信

「痴漢日記 尻を撫でまわしつづけた男」に投稿された感想・評価

主役と大竹一重は、最近見ない。生き残ったのは、螢雪次朗、吹越満、梅垣義明、温水洋一。大竹一重は、たまに週刊誌のVシネマ特集に写真が出るくらい。これがデビュー作。企画が黒澤満なんでセントラルアーツ。痴漢に理解がある女性が多すぎて明らかに男の妄想。ラストは、映画になっていて思わず見入りました。まさか新海誠は、これ見てる?「君の名は」に似たシーンがありますが。映画人は誰でもこの電車のシーンはやりたいかもね。
スーツ姿の冴えない中年男に尻を触られ、人目を憚らず悶える女、主人公は混み入った車内で生まれて初めて痴漢を目撃する。目の前の誘惑的な「事件」に呆然と立ち尽くすことしかできない。主人公と向かい側で起こる痴漢現場のカットバックにナレーションが入る。
「小生は生まれて初めて痴漢というものを間近で見た。羨ましさとも怒りとも嫉妬ともつかぬ複雑な感情に襲われた」
最初この文学的な台詞と相容れない主人公の平凡な声を聞いた時、大丈夫かと不安になったが、ラストでこのしけた声に泣かされる。圧巻。
高校時代に友達が話していたのを思い出したのでアマゾンプライムで鑑賞。
続編がたくさんあるので、全部見てみようと初めの一歩。
あんまり電車に乗ることがないんで何だかなぁという印象。
しかしこんな作品で山手線や総武線、埼京線とかでよく撮れたなと思う。
痴漢シーンはどっか停めた車両の中だな。
こんなのは純愛でも何でもなく、絵にしていいものかと考えてしまう。
誰の為の映画なんだろう。
痴漢meets痴女の奇跡の出会い?
電車絡めると鉄道会社の都合に振り回されることが多いし、少数派のフェチの世界で協力先を探すのは難しい作品だと思う。
主人公の漫画家らしくないキャラ設定が中途半端。青春映画っぽくするのにも無理がある。
淫靡な世界、アンダーグラウンドな雰囲気まで実現できるのか、続編に問うように観ていこう。
ひろ

ひろの感想・評価

4.0
痴漢の話というよりは、男女の愛の話で泣ける。
何と言っても、素晴らしいのはラストで、すれ違いからの再会は圧巻。濱口竜介『親密さ』のラスト、新海誠『君の名は。』の終盤に通じる。