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L'Inferono(原題)
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『L'Inferono(原題)』に投稿された感想・評価

"世界初の大作映画"とみなされているイタリアで最初の長編映画。14世紀イタリアの詩人ダンテの『神曲 地獄篇』を、ギュスターヴ・ドレの挿絵(1861)を参照しつつ忠実に映画化。

森の闇に迷い込んだ詩人ダンテは山の頂に救いの光を見出し登ろうと試みるが、強欲、慢心、肉欲の3頭の野獣に阻まれてしまう。彼の窮状を目にした天国の女神ベアトリーチェは、霊界の詩人ウェルギリウスにダンテを導くよう依頼する。引き受けたウェルギリウスはダンテを連れて“救い”への道程である“地獄の門”へと向かう。船で地獄の川を渡りダンテが目にしたのは、翼で飛び交う番人の悪魔たちと、終わりのない刑罰を受け続ける罪人たちの姿だった。そこにはダンテのかつての知人たちもいた。何故ここへ至ったのかを証言する彼ら。やがて二人は地獄の最下層に至る。氷の湖の周囲を塔のように囲む巨人たち。極寒の氷の地面からは罪人が首だけを出していた。そしてついに二人は、地獄に幽閉された巨大な魔王ルシファーに出会う。彼は、ローマの指導者カエサルを暗殺したブルータスとカシウスをむさぼり食っていた。。。

映画黎明期の古い映像が古典『神曲』の世界にマッチして非常に良い雰囲気。最古のワイヤーアクションやアナログなオーバーラップもCGには不可能な味わいを醸し出している。

最も印象的だったのは氷の湖にたくさんの首が突き出ている場面。極めてシュールな光景で、ドレの挿絵にはない魅力があった。全編に渡ってドレを参照している事は伝わってくるが、ヒゲモジャのルシファーを初め実写化によってユーモラスになっている。個人的に『地獄篇』映像化の決定版はハリー・ラクマン監督「ダンテの地獄篇」(1935)の10分間シークエンスだと思う。

イタリア映画黎明期の大作と言えば「イントレランス」(1916)に影響を与えた「カビリア」(1914)が有名で、それ以前にこのような志の高い大作が作られていたことは知らなかった。まだまだ勉強不足だ。

ちなみに本作と同年のフランスでは、世界初のミステリー映画とされる連続活劇「ジゴマ」(1911)が制作され世界的ブームを呼んだ。当時の劇映画は20分ほどの連続短編が主流だった。本作は全米公開された初めての長編映画としても歴史に名を刻んでいる。
ダンテの地獄ツアー。予習にと思って永井豪の神曲を読んだら圧倒的迫力で本作の地獄に不覚にも癒されるというミス。当時の特撮技術や美術を駆使した空飛ぶ罪人や180度回転する首、ケロベロス、蛇に変わる人間、巨人族や首ちょんぱなど愉快なハンドメイドテーマパーク。1911の作品と思うと恐れ入る。大掛かりなセットで予算もすごそう。特にユダやブルータスを齧る巨大ルシフェルのクライマックス感が気合い十分。ベアトリーチェは割と一瞬
地獄めぐり!

いまの時代から見ると、ダンテの神曲を借りて、映像表現の博覧会をやってみました!みたいなシーンの集合体。そこに起承転結などはもはやなく、周知の本を映像化したものを味わえと言わんばかり。

どうやったらケルベロスを動かせるか?巨人の表現は?首を前後逆にして動かそうとすると?みたいな表現の数々。
これは解説付きでみたかった〜

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