おっさんのケーフェイの作品情報・感想・評価・動画配信

「おっさんのケーフェイ」に投稿された感想・評価

Fmaiko

Fmaikoの感想・評価

3.0
松浦祐也さん経由で興味があって観賞。

おもろ。

河川敷の少年達とおじさん、出会いがそれぞれを変えていく話。
子どもの初々しい演技がまた微笑ましい。そしていい友達にほっこり。

深いテーマは見つからなかったけど、楽に観られるのがまたいい。
タイトルもいい。久しぶりにこういう映画観ました。

このレビューはネタバレを含みます

河原で謎の鍛錬をする中年男を見かけた少年が、後に覆面プロレスラーであることを知り弟子入りを懇願。
それまでのめり込むものがなかったが、熱意を携えてプロレスに開眼していく作品。

小学校での特技発表会でダッチワイフを使って技を繰り出すシーンには笑った。

おっさんがかつての仇敵に仕掛ける展開は、敗れた側が相手を光らせるというプロレスに特有の独特の魅力をきっちりと描いてみせていて小品ながら趣深い一本だった。
監督はコレが初の一般映画だそう
だから固さや空回りはあったけど
凄く粋で素敵な映画だった
ただね
坂田の過去とか背景をサラッとしか描けてないのが惜しい
シッカリと描けていたらもっと面白くなっただろうな
panda

pandaの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

なぜだか気になってきた、ぷろれす映画。
これもなかなか良き映画だった。

小学6年生のヒロト。クラスで特技発表会を開くことになるが、自分何の特技もない。同じクラスのダンスでちょっと注目を浴びてる輝男からバカにされている。ヒロトは友達2人と河原によく行くのだが、そこでみかける変なおっさんはいつも一人で人形相手にプロレスの練習をしている。ある日プロレスの試合を観て、ヒロトはプロレスに夢中になる!(ここがいい!いいね、夢中になれるもの見つけるって。)ひょんなことから、おっさんが覆面レスラーダイナマイトウルフだと思い込んだヒロトは、特技発表会でプロレスを発表するために、おっさんに教えてもらうことに。



ヒロトの友達関係もいい感じだ。
なんとなく一緒にいるような3人組なのに、いつのまにか実況解説役、対戦相手役として、その練習に参加することに。この、男の子たちとおっさんの会話も微笑ましい。
大人が子供に対して遊んでやる、といった目線でなく、ただ好きなものを教えてやるという一緒に過ごす時間がいい。河原であんな体動かしてる子供達見るのも良いものだ。

ヒロト達とおっさんのふれあいによって、おっさんにも変化が起こる、どの場面もうまいなあ、この役者さん。この映画のこの役はこの方が演じたからこそ、生きてきたと思える。

そして、やはりそうきたか!の展開が訪れる。
ダイナマイトウルフが市議会議員になったことで、テレビ中継中、覆面を取ったところが、おっさんではない別人!(この方本物のプロレスラーそれも元覆面レスラーだった)

細かいことだけど、ハッとしたのはヒロトの父親がこの場面で仕事帰り着替えもせずに母親とヒロトを待ってたことを表すワイシャツ姿!それまでのシーンではいつもTシャツみたいなのだったから、ハッとして、その一瞬で、こりゃ、待ってたな、と思わされた。

あああ、全部書いてしまいたいくらい、面白かった。

ヒロトの友達関係が、べたべたしてない、いい距離感でリアルに感じた。肝心のところで、3人しかわからないプロレスを演じて(はた目にはけんかしてると思われて先生に叱られる)叱られた後、3人で、してやったり、という感じでこぶしを合わせる場面は特別気にいった。


その後、おっさんが実は初代ダイナマイトウルフだったことも判明して…ヒロトがある提案をする。

最後とっても爽やかに終わる。あのおっさんの最後の目がいいんだよー。よかった。

おっさんのその後も、ヒロトのその後も気になるのに、あっさり終わったところがちょっと物足りない気もしたけど、あのラストが良かったことに、後で気づく私。

ヒロトは夢中になれるものを見つけたし、友達との絆も強くなったし、おっさんも過去にとらわれず新たな何かの第一歩が踏み出せるんだろうな、という余韻を残す。

それから、小学校の先生、もっと子供と会話するとき言葉を選んでよ!と思った。反面教師的なセリフ。せっかく夢中になれるものを見つけた子供に、あんなこと言わないでほしい…。と、見てる親や大人にも気づかせる、感じさせるセリフも良かった。

しいて言えば、おっさんが試合を休んだとき嘘をついてなかったことを、みんなに伝えてほしかった。

先日観た『パパはわるものチャンピオン』は本物のプロレスラーの方が素晴らしい存在感だった。さらに、有名な役者さんがたくさん出演されていただけのことはあった。

今日の映画は、子役の方々、おっさん、の演技力、そして肝心のところで出てくる本物プロレスラーさんの風格。とても楽しめた。

試合はどちらも臨場感あった。

どちらの映画も甲乙つけがたい比べてはいけない映画だった。

…んだけど、ストーリーはこちらが好みだなあ。子供たちの活躍がよかった。関西弁も良かった。


最後に
ケーフェイとは、プロレス業界の隠語らしい。私なりにこの映画での使われ方を考えたら、
おっさんの秘密?嘘?
色々含んでのケーフェイ
に落ち着いたのだが…このタイトル憎いね。
(おっさんの嘘だと思われてたお母さん倒れた話が嘘ではなかったことも、子どもたちが騙されてんじゃない?とおっさんのことを疑ってたことも、おっさんが母親に試合行ってくるとついてた嘘も…)

最後のあの、目は、負けてもやりきった満足の笑みだと思ったんだけど、もしや、おっさんわざと負けた??考え過ぎかな。覆面脱いだことへの、初代から市議会議員へのカツも少し感じつつ結果負けて華をもたせるおっさんの思いがあったのか?そういう思いを含めて子供3人含め四人で相談したストーリーの試合だったのかな、
なんだかいろいろ、想像させるラストが良かった。

詳しい方、タイトルの解釈や、ラストの解釈教えてほしい。

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河原といえば
小学4年、5年の頃、近くの河原で時々遊んだ。忘れた頃に、今日行くか?的に示し合わせてみんなで行っていた。
女子2人、男子3人のグループだった。

基地とも言えないが作ったり、河原の斜面をダンボールの切れ端敷いて滑ったりした。

あの5人組楽しかったな。

5年生の夏休みに私は、引っ越して転校することになった。

5人のうち誰か忘れたけど男の子が、もう会えなくなるからみんなで行こ、と誘い合ってくれた。
大丈夫か?というくらいスピード上げでひたすら滑る男子もいれば、私と親友の女の子は時折基地に入って話し込んだり。そこにみんなと居ることだけで楽しかったな。

男子のうち、好きだった男の子に、『まあ、元気でやれよ』的なことを帰りに言われて、嬉しかったなぁ。

みんなどうしているのかわからないけど、元気でいてほしい。
コンビニ袋を手提げ袋の代わりにしている人には深い絶望があります。
「どうせプロレスなんて八百長だろ?」なんて思ってる輩(やから)とは一生相容れることはない、と思っていた。とは言いつつも、段取りや打ち合わせは当然あるものと理解もしていた。でも、ナニも分かってない奴に訳知り顔でそのような物言いを許すことは出来なかった。
今は、そんなこと、どうでもいい。人がどう思おうと「プロレス」は現在も存在し続けている。この事実が全てだ。

カッコいい=正解、そうでもあるしそうとも言えない。
カッコ悪い=カッコいい、意外とそういうこともままある。
この懐の深さ。無限大の正解がそこにある。

現実と虚構の狭間にある感動。いや、そんな大袈裟なものではない、でも不思議な魅力、昂揚感、中毒性を持つナニかの答えを求めて、いやいや、そんな答えなんか必要ナシ!観たままを受け止める。

そんな幼稚で高尚なエンターテイメント、「プロレス」を愛せる自分のステージの高さ(ハイ、勘違いしてますね)を実感出来る一本(* ̄ー ̄)☆
ケーフェイと言ってしまうのが、なんともいい。サブカルチャーとしてのプロレスを思いっきり描いています。
SKG

SKGの感想・評価

2.5
ダメなおっさんが何をやってもダメなものはダメという映画。でもクズになりきれない主人公。もっとクズさが観たかった。
なかなか味のあるいかにも昭和な作品。

無名の俳優ばかりだと思うが、大阪のおっさんをよく演じてると思う。

ケーフェイの意味は作品のなかでは分からず、結局ググった。
子役の演技をみて
あーこういう男子いたわ。
ってなってワクワクして懐かしくて泣けた。おっさんもどうしようもないけどかっこいい。