LIVE FOR TODAY 天龍源一郎の作品情報・感想・評価

「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎」に投稿された感想・評価

リングシューズを丁寧に結び、鉄柱に鉄砲うち、四股を踏むカットが要所に入り込む。天龍の生きざまを通して、レスラーとは、プロレスとは、を考えさせられます。革命終焉ではなく、革命伝承の良作です
akrutm

akrutmの感想・評価

4.0
引退を発表してから、引退ロード最終戦のオカダ・カズチカ戦までのプロレスラー天龍源一郎と、娘であり天龍プロジェクトの代表である紋奈に密着取材したドキュメンタリー映画。プロレスファンでないとあまり面白くないと思うが、昭和のプロレスファンにとっては、控え室にいろいろな選手が訪ねてきたりして、映像自体が垂涎ものである。

馬場・鶴田時代の全日本プロレスの大ファンであった私としては、全日本を裏切ってSWSに移籍した天龍のことは(特にその当時は)あまり好きではなかったが、この映画を見てもわかるように非常に暖かい人柄なので、こんなに多くのプロレスラーに愛され、様々な団体のリングに上がれたのだなあとあらためて感じた。おそらく天龍が一番多くのレスラーと戦ったのではないだろうか。この映画を見たことで、あらためて、天龍の引退によって完全に昭和のプロレスが終焉を迎えたんだなと再認識して少し寂しくなった。
頑固一徹かと思いきや客の求めることに身体がボロボロになっても答え続けたレスラーなんだと思った
天龍源一郎、あっぱれ!
最近はバラエティー番組に出て笑いをとっておりますが、これも引退後の新境地なんでしょう。
この映画には、昭和を生きてきたレスラー天龍源一郎が凝縮されていて、素晴らしかった。過去の幾多の名勝負を覚えているだけに引退までのこのドキュメンタリーは、最初から涙腺ゆるみぱなしでまいりました。サポートしている娘さんも父の為に一生懸命でよかった。
天龍源一郎最高級でした。
天龍の人間力にやられた。
カッコよすぎる。

人間ってここまでカッコよくなれるのか…。
知らなかったよ。
もう最高です。
『レスラー』霞んでしまう。
彼のプロレスに対する思いや哲学。
そして、時代を生きてきた男。彼には多くの仲間たちが存在する。
もう観ていて痛々しい。やり続けることが意地というよりは、彼の中のベストを尽くしているように思える。彼が目指すのは限界まで、プロレス=天龍源一郎である。
ラストファイトの彼の試合後の「負けた」に涙腺は崩壊、そして彼を理解する娘の父への愛にも号泣。
僕が見ていたのは第四世代ぐらいと言えるかもしれないが、これからもプロレスは須らく伝承されていく。
django

djangoの感想・評価

5.0
天龍源一郎のファンでも何でもありません。
プロレスファンでもありません。
プロレス好きな友人がいます。
僕が好きなプロレスラーは、鈴木みのると中邑真輔。
最近はザックセイバーJr.もお気に入りです。
僕が求めるものは、殺気と強さと僕にしかわからないものです。
友人に見せられるだけなので、パッと見て、こいつだっ!!と思ったプロレスラーが好きです。
そんな僕が観ても、この映画は良かった。とてつもなく良かった。
眼じゃなく、魂で観た気がした。
正直、この映画を観るまで天龍は全然印象に残らなかった。
僕にとっては、彼は最初から歳だったし、何を言ってるかわからないからね。
こんなに熱くて、寂しい気持ちになる映画とは思わなかった。

印象に残ったエピソードは2つ。
ミッキー・ロークの『レスラー』について天龍が語ったこと。
昔はそんなもんじゃないだろ。
みたいに思っていたけど、今は主人公の気持ちがよくわかると言っていた。
実際、このドキュメンタリーの天龍は『レスラー』のミッキー・ロークに少し被る部分があった。
『レスラー』を観ているかどうかで、この映画で潜れる深さが変わってくると思う。
ちなみに、僕のプロレス好きの友人は、『レスラー』を酷評していた。
天龍の感じ方に少し似ていた。
そういうものなのだろう。

鈴木みのるの言葉も、少し映画を止めざるを得ないパワーがあった。
天龍は時代と戦って引退するんだな。
その時代は俺ではなかった。
それが悔しい。
みたいなこと言って、そこで気持ちが、滅茶苦茶になった。

よくわからないけど、説明出来ないけど、だからこそ、この映画はいいと思った。

時代とは、オカダのことで、僕はオカダを好きではないけれど、
天龍もオカダも最高にかっこよかったな。
最高のドキュメンタリーだよ。
1番心が動いた。
天龍源一郎という人が日本プロレスの中でどんな存在だったのか、その愛されようでわかった。引退試合で泣かない人はいないと思う。プロレスは伝承文化。109
当たり前なんだけど、プロレスラーも人間で、ドキュメントとしては面白いんだが、裏を見せすぎてるようには思う。レスラー幻想はもう通用しない時代なのもしれないが寂しいな。
プロレスラー天龍源一郎の引退ロードと、それを支えた娘さんを追ったドキュメンタリー。

いやもう、これよく映像作品として記録してくれましたよ…プロレスが社会現象になっていた世代としては感無量です。
今ではバラエティやCMなどで滑舌の悪さが面白いゴツいおじさんみたいな扱いですが、昭和プロレスを支えたビッグスターですからね。
プロレス雑誌などからも遠ざかり引退までの数年の天龍を知らなかったので、登場する懐かしい方々達のその後と併せて貴重な記録を残してくれてありがとうという気持ちです。
それにしても天龍はいい顔してましたね…自分もリタイアする時はこんな晴れ晴れとした顔をしたいもんです。

それにしても…映像の中で天龍が少し触れていましたが、前田日明との試合が実現しなかったのが残念でなりません。
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