ウィッカーマン 特別完全版の作品情報・感想・評価

「ウィッカーマン 特別完全版」に投稿された感想・評価

敬虔なキリスト教徒の捜査官が、古代ケルトの信仰が根付いている孤島の町にて、行方不明者の捜索に出る。「土着の因習に取り込まれ、倫理性が揺るがされてしまう系」のサスペンス映画。完全版では、捜査官が島を訪れるまでのプロローグ部分が復刻されており、また日本公開版ではカットされた音楽パートも収録されている。

ドルイド教圏に侵入することになったキリスト教徒の顛末を語っている作品。舞台となる町の人々は非日常的な言動を繰り返すのだけど、それは都会からやって来た捜査官の目線の話。非日常が日常になっている町の雰囲気作りが素晴らしい。

要所要所で流れるポール・ジョヴァンニのフォークソング(歌詞がエロい!)と領主役を演じるクリストファー・リーの存在感が抜群。エロ要素では、宿屋の娘が全裸ダンスで捜査官を誘惑するシーンが白眉となっている。

信仰者からすると大真面目にやっていることなのだけど、異教徒から見ると、彼らの言動が恐怖や滑稽の対象になってしまうということ。笑いたいシーンでは大いに笑って観れば良いと思う。だって、本当に可笑しいんだもの。
ウィッカーマン特別完全版
現在、一般に流通している86分版に加えて、主に島を訪問するまでのシーン等が追加されているため、ハウイー警部補の背景を理解しやすい内容となっています。