三尺魂の作品情報・感想・評価

三尺魂2017年製作の映画)

上映日:2018年05月23日

製作国:

上映時間:93分

3.8

あらすじ

ネット掲示板で知り合った4人の男女が山小屋に集まって来る。彼らの目的は集団自殺だ。最初に現れたのは、台車で直径90センチの花火玉(三尺玉)を運んできた花火師の城戸、続いて研修医の高村、そして主婦のふみ、最後は女子高生の希子だ。「少女を巻き添えにできない」と、大人達は希子の自殺を止めようとするが、希子の決意は固く、花火の発火ボタンを押し、爆発させてしまう。しかし、不可思議なことに集合前の時間に何度…

ネット掲示板で知り合った4人の男女が山小屋に集まって来る。彼らの目的は集団自殺だ。最初に現れたのは、台車で直径90センチの花火玉(三尺玉)を運んできた花火師の城戸、続いて研修医の高村、そして主婦のふみ、最後は女子高生の希子だ。「少女を巻き添えにできない」と、大人達は希子の自殺を止めようとするが、希子の決意は固く、花火の発火ボタンを押し、爆発させてしまう。しかし、不可思議なことに集合前の時間に何度でも戻るのだ。大人達はその原因が未成年者を巻き添えにしているからだと考え、希子を説得し続けるのだが・・・。

「三尺魂」に投稿された感想・評価

どんな人生も、必ずどこかに繋がっていて、それを待っている未来がある。
他にないユニークな画面と、ループの度に感情がじんわりと沸き上がってくる構成が絶妙で、素晴らしかった。
2日間の限定上映だったが、思わず連日観に行ってしまった。誰かにおすすめしたくなる一品。観てよかった。
物語が進むにつれてみんなの目に活気が戻ってくるのは見事
間違いなく今年一番面白い
優勝
みつい

みついの感想・評価

3.9
SKIPシティ、田辺弁慶セレクションにて。
最後のセクションは少し蛇足ぽいなと思ってたけど、監督の話を聞いてなるほどと膝を叩いた。最初の台詞とも重なって、回数を重ねるほどこちらもループしていく。
城戸と高村のやりとりがつらくて初見時はずっとボロ泣きだった…
lp

lpの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テアトル新宿で開催中の田辺・弁慶セレクションにて鑑賞。上映開始前にGAGAのロゴが出て軽く驚く。

映画の方は集団自殺に集まった4人が、タイムリープに巻き込まれる話。
簡単な背景説明からタイムリープを巡るコミカルなドタバタ、次第に明かされる集まった者達の過去と、前半から中盤にかけてのテンポの良さが出色。コメディリリーフまでこなす役者陣の演技も、話の推進力を下支え。三尺玉と自殺志願者が、「道半ばで役目を終える」という側面で重なり、タイムリープへ繋がる物語上の仕掛けは理解できる。
画からもチープさは感じられず、自主映画離れした完成度に感じた。田辺・弁慶映画祭で観客賞受賞にも頷ける。

残念だったのは2点。1つは木ノ本嶺浩演じる青年の扱いが無神経過ぎる。彼の抱える問題に対して、あのやり方で解決は無いだろう。
もう1つはラスト10分の展開が蛇足に感じられた。観る側に委ねて良かった気がするし、あのラストは描かれるにしても、少し予定調和過ぎる気がした。

2日間しか今回の田辺・弁慶セレクションで上映が無いのは、本当に勿体無い。明日の夜、時間がある日本映画ファンは、是非ともテアトル新宿へ足を運んで欲しい!
会話とか展開が面白かった。あらゆる手立てを検証して、結果爆発するのは本当に面白い。

舞台挨拶の監督が1番面白かった。
田辺・弁慶映画祭⑨

観客賞受賞。

花火の三尺玉を中心に据えて、花火師、研修医、主婦、女子高生のカルテットが織りなす、ワンシチュエーションドラマ。
さらにデジャヴ、、七転び八起き?

集団自殺がテーマなんですが、笑いあり涙ありで面白いです。ただ、最後のほうは??って不要な感じがして、そこがなければ、これを一押しでもよかったかもしれません、、惜しい!それでも、監督はここを描きたかったと言ってましたので、仕方ないです。

津田寛治さん、辻しのぶさん始め皆さん最高の演技でした。
脚本賞があれば、これにあげたいです。

これでコンペ作品は最後です。
審査員変われば、選ばれる作品は違ってくることを実感しました。そういう意味で、観客賞が一番信用できるというのも、頷けます^_^
まるみ

まるみの感想・評価

4.5
東京国際映画祭にて。

津田寛治さん、改めて本当にいい役者さんなんだなと思った。繰り返される時間のループさえも飽きなく観れる。木ノ本さんの演技力は、見応えあり。笑いもあり涙もあり。。希子役の村上穂乃佳さんの細かく変化する表情も良かった。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭のSKIPシティアワード(国内作品の奨励賞)受賞作として、東京国際映画祭で上映。

Q&Aでベイビードール役の木ノ本さんが「脚本がすばらしい」と話していましたが、そのとおりベイビードールの役柄の説得力が強くて、役に躍動感がありました。
監督がしきりに強調していた、画へのこだわりも、閉鎖空間のワンシチュエーションドラマでは必須と言うべき要素であり、撮り方と主題・ジャンルが非常にマッチしていた印象。
かんげ

かんげの感想・評価

3.7
回想シーンなどを除けば、集団自殺をしようとする小屋の中だけで話が展開して、出演者もほぼ4人だけということで、舞台演劇を見ているような気分でした。
最初のコメディ100%の展開から、ぐぐぐっとシリアスになる感じがいい。
スクリーンの中の4人だけでなく、我々だって自殺を考えるぐらい辛い状況になるかもしれない。でも、その場に何人かの人がいれば、その状況をいろいろな角度で見ることができるし、場合によっては自分も自殺を止める側に回るかもしれない。そうなったときは全力で止める側にいよう。どんな状況にいる人でも、死に向かう人を止める資格はある。

かわぐちスキップシティDシネマ映画祭で鑑賞。