迷宮カフェの作品情報・感想・評価・動画配信

サスペンスやミステリー的な気持ちで見始めたが観ている内に気持ちも追いついてきます。気持ちの良い裏切り感があります。娯楽性が高い作品より観る者に問い掛け考えさせてくれる作品を好むわたしには記憶に残る作品となりそうです。
出演者一人一人が何らかのメッセージを持ち、すべての事象がちゃんと物語りの中で消化されているのです。ストーリーを邪魔する事象も人物も居ないのです。そして、作品のもつメッセージが明確な点がこの映画を好きな理由です。
わたしは、そのメッセージの中の一つで、獄中結婚のシーンでのアスカがスグルに言ったすべての言葉が大好きです。

う。タイトルにどんなタイトルをつけようと自由だし、それをどう受け止めるのかも自由なんだけどね。
ミステリ仕立てにしてミスリードする仕掛けがわからん。
そんなことばかりに気が取られて本質の内容がボケてしまうのが残念。

訪れた客が次々に疾走するカフェの真相を探る週刊誌の記者。

えっ何 何とワクワクしながら観始めたんやけど・・・。

骨髄移植のお話でした。

「海にものを捨てちゃあ、だめですよっ。」

皆が皆、演技がましいせいで、作品がフワフワしている。
特に角田信朗笑

エンドロールには、見たことない程、医療関係機関の名前が溢れている。
エンドロールを観終わるまでがこの映画の大事なポイントだと思った。

駄作と一括りするには勿体ない可能性を秘めていた。
だからこそ惜しく、憤りすらある。
素晴らしいメッセージ性があるのだから。

とにかくテーマと雰囲気がミスマッチ、伝えたいことが先走りすぎていて、作品という前提が疎かになっている。
脚本をもっと練って、丁寧に時間をかけるべきだった。
そうすればもしかしたら、隠れた名作くらいには違和感なくなれていたんじゃないかな。

迷宮さは無かったけど面白かった。まぁそうだろうなと言う綺麗な展開。

タイトルから
何か異世界に迷って戻れなくなってしまうようなコーヒーが出てきて、美人なウェイトレスに唆された男の話かと思ったら、ちょっと重い話だし利にかなってるなと思いました❗️

劇場公開日：2015/3/7
キャッチコピー：
命をつなぐ場所がある

サスペンスかホラー系の内容かと思ったが、全く違った。骨髄移植の話題を感動の話しでまとめようとしているのだが、なぜか感動を得なかった。恐らく、会話が淡々と心境を語っているからなのだろうか。人の命を改めて考えたい時には心を打つ映画だと思う。

店主が自殺者を救おうとしているのは気付いたけど、まさか骨髄移植をさせるとは！

見た目と裏腹に、いかにも気弱そうなボディビルダー角田さんが良かったです。

張り込みがあからさまだったり、秘密の契約なのにみんなぺらぺら喋りすぎだったり結婚しちゃったり、いろいろ違和感はあったけど、2時間もなかったらおもしろかったかなあ。なんだか冗長に感じた。

もう死にたい！っていう人には、こんな風に一旦その人のいる環境から引き離して、体を動かして、一から人との関係を作り直すことで前向きな気持ちとか知らなかった感情が生まれてくるんだろうなと感じました。