ブルー・バタフライの作品情報・感想・評価

ブルー・バタフライ2014年製作の映画)

Blue Butterfly/An Ornament of Faith

上映日:2017年12月02日

製作国:

上映時間:89分

3.4

あらすじ

義父から性的暴行を受けて育ったヤズは、本来の柔和な性格が一変し、心やさしい義兄のマニーを利用しながら酒やドラッグに身を任せる荒んだ生活を送っていた。マニーはヤズを守るために犯した罪で仮釈放の身だが、ヤズへの “特別な想い” を隠しながら、困ったときに頼ってくる義妹をなんとか支えようとする。一方、マニーの保護観察官ブレナーは、自分のせいで死んだ実の息子にマニーを重ね、マニーからヤズをひき離すことで…

義父から性的暴行を受けて育ったヤズは、本来の柔和な性格が一変し、心やさしい義兄のマニーを利用しながら酒やドラッグに身を任せる荒んだ生活を送っていた。マニーはヤズを守るために犯した罪で仮釈放の身だが、ヤズへの “特別な想い” を隠しながら、困ったときに頼ってくる義妹をなんとか支えようとする。一方、マニーの保護観察官ブレナーは、自分のせいで死んだ実の息子にマニーを重ね、マニーからヤズをひき離すことで彼を立ち直らせようとする。しかしヤズの荒れ狂った行動はさらにエスカレートしていく…。

「ブルー・バタフライ」に投稿された感想・評価

感想を上手く言語化するだけの語彙力を持ち合わせていないのがくやしい。

どこまでも堕ちていく人間を言葉にならない言葉で見ているだけになってしまった感がある。

けっこうしんどい。
ファイ

ファイの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

¨埋もれないでほしい名作¨

監督ご自身の本業は写真家。

凄く響きました。

タイトルの付け方も好き。

「昔作った蝶をなぜか捨てられないの。」


ひたすらに傲慢でカッコよく、臆病だった。

ヤズは確かな弱さをもつ。
マニーが見せるように
過去を克服することと、本当の強さを持つことは何らかの関係があるのかもしれない。

最後に蝶を燃やすのは、過去と決別するための儀式としてなされたと信じる。

ま、知らんけど。
‘ブルーバタフライ’が二度と飛ぶことが無さそうな展開が読めてくるともうひたすら破滅へのカウントダウン。ツラいです。
Leo

Leoの感想・評価

3.6
ただ、甘いだけの女性よりも。

にがみとか、しぶみとか。

ひと匙の加減で、不味くもなるような。

一癖も二癖もある、そんな女性が好き。
弱いくせにカッコつけてるけど弱さだだもれてるカッコいい感じのお話
natsu

natsuの感想・評価

3.0
🦋🚬🔪🏙🛏🚏🚔💧🔥🖤

スタイリッシュ。PVっぽい。
ストーリー自体は悪くないけどなんか色々惜しい。
emily

emilyの感想・評価

3.6

義父から虐待を受けていたヤズはお酒とドラッグに溺れ、廃墟で退廃的な暮らしをしていた。一方ヤズを守るため罪を犯して仮出所中の義兄のマニーはヤズを支えようとするが、それがすべて裏目に出てしまう。そんな彼を見守るのは保護観察官のブレナーはマニーに自分の息子を重ね、マニーの未来のためヤグを引き離そうとする。。

モノクロ、カラー、セピアを巧みに操り、過去のイメージ像と現在をスタイリッシュに交差させキリキリと心情によりそう音楽が包み込む。幸せだった時間もある。だから心に刻まれた傷を自分を傷つけることでなんとか生きていこうとしてるヤズ。彼女を救いたいマニーと、マニーを救いたいブレナー、それぞれの思いが複雑に絡み合い、思いに反する行動と、罪悪感を誰かで埋めようとするそれぞれの葛藤がしっかり交差する。

マニーの目に映るヤズは時折女性らしく色気を感じさせる。わかっていながらどうしようもできない。恋に翻弄され、何をされても結局許してしまう。その合間を抜けるように激走していくヤズの姿は痛みを伴い、言動のすべてに叫びを感じさせる。ただ愛されたかった。ただやさしくされたかった。残るのは空虚ではなく一筋の光に思える。囚われてきたものを拭い去ることはできない。それとともに生きていくしかないのだ。
q

qの感想・評価

3.8
荒廃の中の一筋の愛と柔らかな光。その光も愛もまた憎しみと過去によって暗いものとなってしまう、なんて救われない世界なのだろう
日本人の監督だからか、川崎の工場地帯や日本の廃墟の景色と似ている気がした
最後の主人公の鋭い蛇のような目の光り方が忘れられない
菩薩

菩薩の感想・評価

4.2
幼虫から蛹、蛹から成虫へと変態を遂げる蝶のように、人も皆美しく、そして力強く空へ羽ばたいていければいいのだろうが、幼虫の段階で鳥に啄ばまれるものもあれば、せっかく蛹になったにも関わらず中で腐って死んでしまうものもいて、そうやすやすと羽を伸ばしきる事は出来ない。割れた鏡に映る粉々に砕け散った己の姿と、普通の鏡に映る己の姿と、でもおそらく、髪をかきあげながら彼女が目の前の虚像に発する言葉は「お前は一体誰だ?」なのだと思う。森山大道が映す新宿の様に、薄汚れていながら少しばかりの威厳を保ち佇む廃墟、そして廃墟の様な人間のもがき喘ぐ姿。どうしようもないと思う、どうしようも無い女だなとは思うけど、でもそんなどうしようも無さを誰かが愛してやらないと、飛べない蝶はただの虫なのかもしれないが、そんな彼女を…無…視……出来ないのは俺も同じである、今年観たヒロインで1番魅力的だった。音楽はコンボピアノ牧野琢磨、卒なし。
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