さくらになるの作品情報・感想・評価

さくらになる2017年製作の映画)

製作国:

上映時間:78分

4.0

あらすじ

「さくらになる」に投稿された感想・評価

shihon

shihonの感想・評価

-
正直そこまで入っていけなかったのですが、
ラストシーンは美しかったな。
このシーンの為に撮られた作品か、と思うくらい。
桜に浸食されてく女性は画になる。
割と終始、冷静に見つめていた。。

でも桜が早咲きして、
コロナウイルスが流行してしまっている
今のこの時期に、観れて良かった映画。
桜になってしまうという奇病が流行する日本。病にかかることでの偏見…
新型コロナが流行している今の時期に見るからこその想いもあった。
有り得ない病気とは思いつつもその奥にある人間の弱さ、映像の綺麗さ、役者さんの好演が光る。
期間限定でユーチューブで公開してくださって、見れて良かった。
Yuumi

Yuumiの感想・評価

3.8
池袋シネマロサの1週間限定上映を見逃していたので、こちらも南青山映画祭にて鑑賞。『押し入れ女の幸福』もそうだけど、大橋監督の感性や発想がとっても刺激的だった。実はこれってあの事なのかな?アレに結びついているのかな?と頭をフル回転させても、監督曰く違うみたいなので、観てる側もたくさんの意見が出てくるであろう作品。
またどこかで再上映する機会があれば観ていただきたいです。
1回しか観られなかったのが悔しい。
大橋監督の過去作が観てみたいです。
吉田光

吉田光の感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

悪くはない、という評価。

お母さんが死んで、お父さんも後を追って。いきなりヒロインが病んだのがちょっと納得がいかない。いや、状況では分かるんだけど、あのヒロインの人間性でいきなり崩れるのが共感できんかった。

お母さんは良かった。流石令子さん。
音楽もよかった。

最後の桜になる表現が…なんか割と突然変化して驚いちゃった。病だから、ゆっくりなるものだと期待してたから、ちょっと違うなーと。
七星

七星の感想・評価

4.0
凄く頭の中で理解していくのに考えが巡り巡る作品。
病に対する偏見や、理解者が共存することで、人間は存在するだけそれぞれの考えがあるということを受け入れていかなければならないということに改めて思った。
途中の襖を開けてからの過去と現在がリンクしたシーンでの演者さんの狂いまくった演技が頭から離れない。
最後のシーンは美しさの中に儚さが映されているように感じた。
回想力の高さ。あの回想における「大丈夫」は何よりも狂ってる「大丈夫」なんだけど、何よりも暖かい「大丈夫」なんだなぁ。ひょろ木一本にあれだけの意味を込められるとは。
そしてラスト、特に素晴らしいのが二人歩く桜並木の引き画。音楽と相まって北野映画のようだった。
この感覚は介護の問題に直面する感情と似てるかもしれない。我々はただ死へと進んで行く(いやむしろ幼子に戻っているかもしれない)相手を、可哀想に思いながら、もしかしてこれはただ美しい何かなのではと気づき出す。これは世間や差別、普遍性の中で見えなくなってしまう、あの感情だ。3.11もそうであったし、野生動物の理想郷となったチェルノブイリもまた然り。私たちが切り離そうとする何かに素晴らしい価値があるということを「桜」によって象徴するテーマが見事だった。
関係ないかも知れないが監督はこの作品で「食」を一貫して日常の象徴として描く。その為食事は引き画で撮られ、「食事をする人間たち」としてのイメージ、特に俳優たちの動きが頭に残る。何となく、何故私たちは毎日食べるのだろうか、などと考えてしまった。関係無さそうだが、桜を結果的に食べるので何かしら関係しそうな気もする…。
体に桜の花が咲く原因不明の病気の世界で、あるカップルを中心にした話です。
音楽、ラストシーンが特に良かったです。
紗綾の子供の頃の記憶がフラッシュバックしますが、そこには病気に感染した弟と常に寄り添う母親の姿と、それに対する父親。
何とも切ない作品でした。