正直、全てに於いて中途半端。
活動写真という文化に希望を見出した人々のヒューマンドラマをやりたいのか、ただ単にドタバタな喜劇をやりたいだけなのか、どっち付かず。
結果、どちらの良さも出し切れていな…
全力のコメディ映画で笑った。
活動弁士という文化があったこと、
活動写真が大正時代の映画だということを
この映画で初めて知った。
監督作った活動写真で、写真が同じでも活弁士によって話が変わるのが良し…
大正時代の映画館の風景が見られるのはなかなか貴重であった。
活弁士が語り、生のオーケストラが入る。今では高額な値が付きそうな上映だ。
たしかに演者たちの活弁はとても素晴らしかった。
ただストーリー…
昔は映像の途中に字幕が入ったり、活弁士がその場で声を当ててたんだな。同じ絵でも活弁士によってストーリー変わるの、いとおかし。
因縁やらライバルやらのドタバタが多すぎて、見やすかったけどチープな印象…
©「2019 カツベン!」製作委員会