舞妓はレディの作品情報・感想・評価

「舞妓はレディ」に投稿された感想・評価

tak

takの感想・評価

3.5
 ここのところ重たいテーマの作品が続いた周防監督。僕はそれらを全く観ていない。自分にとって周防監督のカラーはやっぱり「シコふんじゃった」であり、「shall we ダンス?」だ。これまでの殻を破る監督の姿勢を否定するものではないけれど、"らしい"作品をまた観たい・・・と思っていた。そこへこの「舞妓はレディ」だ。田舎娘が失敗を繰り返して舞妓になろうとする成長物語。しかもミュージカル仕立て。ストーリーとしては面白そう・・・と感じたがそれでもまだ映画館へ向かわせるのに物足りなかった。公開されてしばらく経って、この映画で作詞を担当したのが種ともこだと知る。誰とも違う楽曲のセンスと発想、アレンジの面白さ。学生時代にやってたバンドでコピーしたこともあり、現在でもずーっと大好きなアーティスト。種ちゃんが作詞なら聴いてみたい・・・それが僕の背中を押した。いざ映画館へ。

 舞妓になりたいと老舗のお茶屋にいきなりやって来た田舎娘春子。方言丸出しの彼女を女将は追い返そうとするが、言語学者京野の申し出で、春子が訛りを克服して舞妓になれるか賭けをすることになる。映画ファンならこのあたりでピンとくるはず。オードリー・ヘプバーン主演で映画化されたミュージカル「マイ・フェア・レディ」が物語のベースなのだ。ミュージカルなので、(半ば強引に)歌が挿入されるのだが、それは京ことばのレッスン場面でも同じ。オリジナルでは、イライザが発音を直すために"The rain in Spain stays mainly in the plain."を繰り返し言わされるのだが、「舞妓はレディ」でも"京都の雨はたいがい盆地に降る"とパロディが盛り込まれている。また「マイ・フェア・レディ」舞踏会シーンの印象的なドレスによく似た衣装も登場する。確かに楽しい。しかも「ファンシイダンス」ではお坊さん、「シコふんじゃった」では相撲と一般ピープルが簡単に想像できないライフスタイル、それも日本独自の文化を描いた点では初期の作品群に通ずる楽しさがある。さらに草刈民代が、女将役富司純子の当たり役緋牡丹お竜を彷彿とさせる場面もあり映画ファンをクスリとさせる。

 キャスティングの巧さもこの映画の魅力。主役を射止めた上白石萌音が、ストーリーが進むにつれて堂々とした姿になっていくのがとにかく観ていて爽快。また先輩舞妓役の田畑智子が、ここでもまたいい仕事をする。京都出身というアドバンテージもあるだろうが、人手不足から"年増の舞妓"という微妙な立ち位置である不本意さが、ちょっとキツい表情からひしひしと伝わってくる。期待した種ちゃんの作詞も遊び心にあふれていて、いい仕事だった。サントラで聴き直すのもいいかな。

 惜しむところは、ミュージカル場面にもう少し和テイストが欲しかったところ・・・と、観終わった直後に思った。しかし、京都のこの奥深い世界を2時間の映画で楽しく語り尽くすことが難しいのと同じように、海外配給のために媚びた演出にする目的でもない限り、ミュージカル場面まで過剰な和テイストに徹する必要はなかったのかな、とも思える。たとえこの映画で描かれた花街の世界が、見る人から見れば表面的なものだったとしても、その楽しさを垣間見るだけでなにが悪い。そもそも"いちげんさん"お断りの世界。それを映画でちょっと見せてくれるだけありがたいもんだ。そういう意味では既に「舞妓Haaaan!!」という先行する作品がある。されど、あれは男性目線がどうしても中心で女性を争奪するバトルをおもしろ可笑しく撮った映画だ(それはそれで面白かったが)。女性目線で「舞妓Haaaan!!」を見れば、芸子とか舞妓という枠に女性をはめて有り難がっている男のエゴが嫌みに感じられるかもしれない。「舞妓はレディ」は、花街の内側にちょっとだけ踏み込んで、僕ら観客を日常と違うところに連れて行ってくれる素敵な映画だ。そしてそれは、周防監督だからできる幸せな結末のように思えてならない。
ベン

ベンの感想・評価

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青森弁と鹿児島弁のバイリンガル女子が舞妓になる話
上白石萌音の素朴な雰囲気がいい
意外なミュージカル
はるこ

はるこの感想・評価

3.9
可愛い〜〜
でもミュージカルシーンがどちらかといえばボリウッドに近いのかな?
BlueMoon

BlueMoonの感想・評価

3.0
邦画では珍しいミュージカル映画。
舞妓を目指す女の子の苦労と成長を描いた物語。

ストーリーの中でインド映画ばりに突然歌い出す感じは面白かった。笑
お茶屋さんの世界のことについても色々知れて興味深かったけど、どこか入り込みきれないところもあり。
ノリという面では楽曲にパンチが少なかった。惜しい。
舞妓に憧れた東北と九州訛りの少女が京都弁やお稽古を頑張るミュージカルテイストなお話

「京都の雨はたいがい盆地にふるんやろか」
idu

iduの感想・評価

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主人公の素朴さとか田舎から出てきて垢抜けていないところで特に、上白石萌音さんで良かったと思う。歌も上手だけどまず見た目がハマってる。
最後まで観たけど結局、タイトルが「舞妓は"レディ"」である意味は、オマージュ?だからだけに思えて違和感…女とか恋とかってのは後付けでいくらでも言えるけど…
本気だか冗談だかわからんミュージカル。どうせなら、「愛と誠」まで行って欲しかった。元がマイ・フェア・レディだから無理か… パロディに徹すれば良かったのに。
萌音ちゃん、可愛い。
ラストの踊りが一番良かった。
ナツミ

ナツミの感想・評価

3.7
舞妓にハマった時に見た。ハマってたから勉強になって面白かったけど、今見たらどうなのだろうか。
舞妓になるまでのことがしっかり映画になっている
特に口調やお座敷言葉とか言語について丁寧に描かれている
ここが舞妓Haaaan!!!と違うところ
とってもいきなりミュージカル

若いっていいな
なりたいって思ったら何にでもなれるよ
誰も身元を疑わない
主演の上白石萌音ちゃんがカワイイ、歌うまい!
芸妓さん舞妓さんの舞には見とれました。ラストのダンスも良かったな。
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