《対話は生きている証し》
先日鑑賞した『中山教頭の人生テスト』の佐向大監督の他作品を観たくなりました。
本作は大杉漣さん最後の主演映画でエグゼクティブプロデューサーとして制作にも携わった作品だそう…
場面はほとんど刑務所の教誨を行う部屋。教誨師と6人の死刑囚による会話で成り立っている。舞台劇のよう。大杉漣の教誨師はキリスト教の牧師というより精神科医のよう。自分の意見を押し付けるわけではなく、ただ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
死刑制度の是非に関しては、難しい問題で簡単なお話ではないけれど、多くの人間の支えあってのこの制度なのだと再認識させられた。
とにかく全ての役者の演技が凄く、ほぼワンシチュエーションなのに飽きずに最後…
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