悪徳の栄えの作品情報・感想・評価

「悪徳の栄え」に投稿された感想・評価

かぶき

かぶきの感想・評価

3.7
敬愛する実相寺監督

劇中と劇中劇の境目が一体となった構成は、実相寺さんのアングルや奇怪な演出との相乗効果で、訳わかんなくなる(褒め言葉)

伝説のシリーズ『不思議館』もそうだが、生と性を描きつつ、おそらく実相寺さんは、かなりドライな視点で見つめているので、生々しくない。
それが実相寺監督作品の芸術性を際立たせているのだと実感した。
大好き。反射ときらめきとツヤと滲みがたまんねー!池谷仙克の美術、牛場賢二の照明は神がかり的

李星蘭という人とても良かった。最後のマトリョーシカ料理がグロテスクで笑える
すど

すどの感想・評価

3.7
ロッポニカ新宿

とても良かった記憶
実相寺監督の暗〜い世界だの

好きです
80点

ここまで性、交尾(欲望)をテーマにしておきながら、非現実的なリアリティのない交尾を見せつけられているのが残念。
もうひとつの繋がる欲望「食欲」についてはちゃんと「食ってる」のにね。

だが全体に漂う欲望(食、性)にまみれることの「汚らしさ」で胸焼けしてくるのが好き。
Ukosaaan

Ukosaaanの感想・評価

4.0
マルキ・ド・サド原作。
とても甘美で官能的。支配することを悦びとする者、支配されることを悦びとする者、この関係性の美しさを堪能できる。
特に、妻を寝取った相手の男に女をあてがい性行為をさせ、それを妻に覗き見させる。妻は目を背けずじっと見ている間、その妻に対し欲情し激しく責めるといった四角関係のシーンは脳天撃ち抜かれる。
食事シーンも多く、「食と性」が密接であることの表現が好きなタイプの気持ち悪さ。ナマコが臭そう。
ストーリーより感覚で楽しむやつ。
Cem

Cemの感想・評価

3.5
わかったフリしたいけどストーリーが意味不明で私には難しいwマルキ・ド・サド自体よく知らないのでちんぷんかんぷんでした、でも映像は耽美で良かった✨

「ナマコを食べる?それとも鞭を食べる?」
と言う変態熟女が素敵でした★ナマコを食べたり鶏のトサカ食べたり観ててオエッてなりますw
若い裸の女の子達が犬のようにナマコを食べてるのはエロい☆

あと球体関節人形のお腹に大量の苺🍓、お腹がどくどく動いて苺🍓が溢れ出る最初のシーンは良かった〜✨

最後らへん、真面目に料理の解説を長々と裸の女の子達に聞かせるのもウケたw女の子達は『オッサン解説いらないから、はよ食えや』って思ってそう、女の子達がクスクス笑いだしても止まらない解説に笑えましたw
しかもその料理がどう見ても不味そうw

妻を寝取ってくれ!!とお願いしておいて、寝取った男に本気になる妻を見て嫉妬する男の話なのかな?もっとわかりやすくしてほしいw
何も分からないまま終わった😇
劇中に登場する球体関節人形が好き
あと清水紘治がカッコいい それだけ
原作者は「ソドムの市」のマルキ・ド・サド!この小説を書いたことで逮捕されましたね…日本でも猥褻物扱いされて有罪判決が出た作品です
良い意味で派手でシュールなSMナンセンス映画だ。しかも原作は「SM」の「S」のMarquis de Sadeの作品なんて・・・当時に実相寺監督が多数のエロティックな映画を撮っていて(まだほとんどFilmarksに乗っていない)これは脚本を書いた岸田理生のお陰で天井桟敷の味もする(前の協力作品「青い沼の女」は残念ながらそうではない)。
実相寺昭雄はスタイルが強い、異色な人物とか、流れられる画面とか、さっぱりと感じ。けど芸術性に比べると、物語性のほうがちょっと弱い、テンポも遅い、最後まで続き難いと思う。ところで、小さな鳥から大きな鳥に繰り返して放射的に入られる料理方法は最高、画面が冷静だけど、力いっぱいです。
(2017.12.17 再鑑賞)「ナマコを食べる?それとも、ムチを食べる?」ーサドを下敷きに、昭和維新目前の不安定な政情下で現実を遊離した劇作家貴族、不知火侯爵(清水紘治)の屋敷を舞台に、悪徳を共有する仲間たちの退廃的で貪婪な生態を、侯爵の奴隷然とした妻(李星蘭)との関係を軸に幻想味たっぷりに描出する。吉田良一(現:吉田良)と天野可淡の人形作品がたっぷり登場するのは見所のひとつ。マルコ・フェレーリ「最後の晩餐」(1973)や、最近ではパク・チャヌク「お嬢さん」(2016)など、洗練されてエロ・グロ・サディック映画が好みの向きにはお勧めできる。
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