それぞれに絶望を抱える4人の老若男女を主軸にした群像劇。
生きていれば時折生じる命への責任から目を背け続ける者たちの描写が痛烈。
あるいは向き合ってみても、この世界にあるのは絶望だけ。
監督本人も…
艶のない乾ききった残酷な暗闇に生きる孤独な人間達の黙示録
生きてるという事は死ぬまで苦痛が続くという事
なんのために自分が存在しているのか誰にもわからない
自分の意思で、できる事できない事
自分の…
恐ろしい作品である。
『ヴェルクマイスターハーモニー』と『エレファント』みたいな視点で時間が流れていた。明らかにタルベーラは意識しているのだろうけれど。そして、さらに言えば、ヴァージニア・ウルフの…
この映画の監督は29歳で亡くなってしまった
映画を観る前は「29歳で亡くなるなんて」
って残念だったけど、観た後は「29年も生きてしまった」と思ったのかも、というくらい、心の渇きが感じられるつらい作…
信じることが難しくなっている、自分も他人も。
信じることでしか、世界は動いていかないのに。
「世界の美しさは、恐ろしい犠牲を払って脈打っている」
流された血によって美はできているとしたら...
芸術…
© Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen