その魅力でひとを惹きつけてしまうあまりに
意図せず誰かを傷つけたり、周りを破滅させてしまう。
愛そうとすればするほど幸福から遠ざかっていく展開が切なかった。
台詞の一つひとつ、役者の表情、踊りのシ…
ロウ・イエ監督『スプリング・フィーバー』(2009)
結実したはずの恋が壊れる速度のポエジーー
恋に一途であることや多情であること、
それが過ぎ去ること、
男女の境目もなくなり、
荒廃した街が…
ドロッドロの関係なのに、なんでこんなに純愛っぽく描けるんだろう。ホモシーンがガチすぎてさすがにしんどいシーンが結構あるんだけど、そんなのどうでもよくなるくらい後半にかけて見所が多かった。首元の傷口に…
>>続きを読むドキュメンタリータッチをドラマの撮影技法としてルックの面白味以上に効果的に駆使してる映画を初めて見たかも知らん
やっぱ16ミリフィルムルックのノイズは味とされるのに、民生用デジタルカメラのノイズが…
『スプリング・フィーバー』は、中国の南京を舞台に、5人の男女が織り成すドラマを描いた作品。
5人はそれぞれに孤独で、憂いを帯びた表情をしていて、常に満たされない「何か」を探し求めて、彷徨っている。…
暗闇とノイズ、煙が存在を具体する。合う視線合わない視線、壊して壊される。天安門恋人たちが解放と逃避行ならばこの映画の主題は何だろうか、一旦自由を獲得すると目的は行方不明になる。ただこの物語が真実の意…
>>続きを読むラブ&ポップと同じく あの頃 はもう無いのでその状態を前提とした非合理性やアンモラルな感覚は外側から監視する、文字通りドアの隙間から覗き 鋭く覗き返されることしか出来ない。ラフに撮ってるようで、セッ…
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