スプリング・フィーバーの作品情報・感想・評価・動画配信

「スプリング・フィーバー」に投稿された感想・評価

未々

未々の感想・評価

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暗い光景のザラザラとした質感
ヒスな女性やだな
口喧嘩の時の窓からの白い光とミント色
踊るシーンの薄紫色

洗面台に置かれた水でびしょびしょの化粧品類わかる

早朝、曇り空
睡蓮の花
街の空気感のリアルさ
学校で読まれる詩

ワン・ピンが涙を流して寝る姿の美しいこと
リー・ジンの涙を流すカラオケの美しいこと

急な犬の死体

普通に浮気相手と一緒に食事しようなんてあり得ない、チェンが女だったらそう言わないんだろう
アデル・ブルー~ぐらい怒れば良い

最初の3人では和解できなかったけど
次の3人で和解するんだな

チェンにつけられた傷を隠すようなタトゥーがこの出来事を体に刻みつけることを意味するよ

春風沈酔の夜

中国で物作るのは窮屈に思えるな
DZ015

DZ015の感想・評価

3.7
「この映画は、純粋なラブストーリーです。日常に生活する人と人の間に起きる心の衝動を描きました」

その監督の言葉通り、性別にさえ囚われない純粋すぎるほどのラブストーリーであり5人の男女の群像劇。同性愛も異性愛もなく普遍的な愛として描くことで伝わるものの大きさ。2009年にロウ・イエ監督はもうここにいたのかと。

5年間の映画製作・上映禁止処分を受けたロウ・イエ監督が処分を無視し、ホームビデオによるゲリラ撮影でこの美しい作品を撮ったというのだから弘法筆を選ばずにも程がある。貪るように求めても埋まらない喪失感。物凄い熱量で伝わる作品。
LOP

LOPの感想・評価

3.6
家庭用デジタルビデオカメラが南京の曇天を撮る。
季節は春だが、天気も人々の顔色も曇りがちだ。
どこか忙しなく感じるカメラワーク(当局の検閲を恐れた焦りからか)に合わせるように揺れ動く中国の若者たちの心。
現代的な若者たちの性と恋愛を伝統的な中国の価値観と対比させ、彼らの孤独と傷つきやすさを詩的に描こうとした監督の試みは素晴らしい。
だが、どうも気持ちが晴れない。

孤独を埋め合おうとする彼らの心情は痛いほどにわかるが、いまいち乗り切れない。
それはどこかはっきりとしない脚本のせいなのか、決めきれないショットのせいなのか、間延びしたようにも感じられる編集のリズムのせいなのか。
個人的には美しくささやかな感動を覚えるシーン(ダンスやシャワー室、水遊びのシーンなど)はあったものの。。。

厳しい環境下でこれだけの映画を撮ったことは敬服に値するが、もう少し何かできたのではないかと思ってしまう。
ロウ・イエの「ふたりの人魚」を観てとても良かったので、他の映画も気になりみてみた。

モテまくりの江城のどこにそれほどの魅了があるのか自分には少し分からなかった。人気者のゲイというわりに女装もしっくりこないものだったので余計に。

ストレートな女性を交えての3人という同性愛映画ではなかなか珍しい構成。

後半の奇妙な関係のままの3人の旅行のシーンが素晴らしい。ドライブ、プール、カラオケ、船の上。
新しい人生を踏み出したいけど、それがすぐにできない故の青春と逃避行のような旅。年齢的にも最後って感じが。
観ていてずっと楽しめたわけじゃないけど、カラオケのシーンのように希望を感じられるシーンがあり、これだけのためにみても損はしないと思う。

別れ方もお国柄や時代背景のせいなのか、とてもじめっとしている。別れ際のカットはとても良いけど。

手持ちカメラのぶれまくりなダイナミックな映像が、ときに人物の感情とシンクロするようでダイレクトに伝わってくる。
シーンはそのままでいきなり時空間が変わったり、俯瞰で捉えるようなショットに変わったりと凝ってはいる。

車の中から、建物の中から窓の外を捉えるカットがとても多い。建物の窓から外を捉える、登場人物が外を眺めるシーンが「メイド・イン・ホンコン」と似てる。
ユ

ユの感想・評価

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チン・ハオ格好良い〜後半の3人旅、特にカラオケのシーンが好き
全体的に暗い画だけど、カメラワークが彩りを加えていて飽きなかった

春は嵐を呼ぶ季節。
うずく欲望を抑えることも出来ず、欲しいままに貪り合う互いのからだ。まだ少しの寒さの残る中、彼らは眠っていた花を咲かせる、春がくるのを待っていたかのように。初めて咲いた花と、摘むんだ(つむがれた)花たち、枯れて散っていった花もある。誰かがしあわせな時、別の誰かは悲しい顔をして過ごしている。誰もがみんなしあわせでいられたらいいのに、だけど世界は残酷で、誰もかもがしあわせな場所から離れたところにいるように思う。揺蕩うように、漂うように生きる彼らは、みな別の場所へと行ってしまった。しあわせな時もあった、それはあなたの腕の中で、あなたのぬくもりを感じた時。永遠の中にいるようで、あまりにも刹那的な瞬間。でも僕は、その一瞬のために生きていたのかもしれない。

蓮の花言葉を知ってるかい?“清らかな心”そして、“離れゆく愛”。まるであの頃の僕たちを表しているようだ。僕は君を忘れることはないだろう、この僕の蓮の花に誓って。さようなら、あの頃の花たち。僕はきっとこの先も、僕の花を咲かせるだろう。
mayuko

mayukoの感想・評価

3.9
じっとりしすぎて温暖湿潤気候NO.1映画
先週の日本の気候と言ったら雨雨大雨涙雨って感じで危うくまじでこの映画美しすぎて真似しそうになった人たちいるんじゃないの、、?いちゃいけないよ、いちゃいちゃいけないよ、、♡、、は?

本能の性のまま複雑な感情を抱きながらも失いかけた何かを確かめるように求め合うそれが人間の美しい部分でもあるのかな

なーんつって
熊太郎

熊太郎の感想・評価

4.0
春の嵐、そうか。

膚に纏わりついて拭えない感じ。



曲曲折折的荷塘上面、弥望的是田田的叶子。
叶子出水很高、像亭亭的舞女的裙。
もね

もねの感想・評価

2.7
この映画、凄い!とはならず。
湿った空気感て?梅雨ですか?
Spring fever 季節性情動障害のことらしい。

夫の浮気相手が若い男とかキツい。
しかもそれを同窓生だよとか紹介してくる夫と紹介される愛人もアホ。
中国でゲイ、しかも濡れ場ありを撮影したことが挑戦的なのかな。

監督は普遍的なラブストーリーを描きたかったとか。

浮気調査をしてた探偵も浮気相手に惹かれちゃって彼女と3人で旅行。彼女は彼氏が男とキスしてるの見ちゃったりして。

好きで浮き世に漂うにあらず、
すべて宿命に似たり、
花の命もさだめのままに、

であればなおさら浮気相手であるジェンの魅力が一体どこなのか、が謎。ストレートが惹かれるほどなんだから。
だってジェンを演じるチンハオがあっさりした蟹江敬三にしか見えないんだもん。

チンハオってあの伊能静の旦那だったのか。しかも10歳も年下で。
男3人の顔と服装が似通ってて見分けがつきづらい。

私には難しい映画だったわ。
miku

mikuの感想・評価

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「こんなやるせなく春風に酔うような夜は、私はいつも明け方まで方々歩き回るのだった」根っこのない蓮の花がふたつ揺蕩う。愛という事象の決して明るくない部分を剥き出しにした、湿度の高い世界。愛なんてうすっぺらなのに、一方でとてつもなく重い。暴力、裏切り、生と死。同性同士が愛し合うことは中国ではよっぽどタブー視されているようで、女たちが怒り狂ったりして、毛嫌いするさまがきついです。カラオケのシーンはなんともよかった。その先にまっているものはつらいけど、あれだけは救い。
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