作兵衛さんと日本を掘るの作品情報・感想・評価

作兵衛さんと日本を掘る2018年製作の映画)

上映日:2019年05月25日

製作国:

上映時間:111分

3.6

あらすじ

「作兵衛さんと日本を掘る」に投稿された感想・評価

uni

uniの感想・評価

3.8
ユネスコ世界記憶遺産に登録された作兵衛さんの絵は、表情の乏しく思える絵ながら、炭鉱労働者の勇敢さ、危険な労働への悲しみや諦めを垣間見させる。

いろんな事情で炭鉱労働者となった人たちは、間違いなく日本の発展の踏み石となり、また富豪にさらなる富をもたらした。
その過酷な搾取ゆえに、歴史を葬り去ろうとした国の政策があったことに救われない思いがする。
そういう埋もれさせられたかもしれない炭鉱の記録が、世界記憶遺産となったことは素晴らしいことだとおもう。

その後、日本のエネルギー政策の転換によって炭鉱は衰退の一途をたどるが、その裏では原子力発電所の計画が始まっていた。
奇しくも、ユネスコ登録が決まったのは、東日本大震災で原発事故が起こった2011年であったことは感慨深い。
yonmargo

yonmargoの感想・評価

3.0
友人がスタッフをしていた関係で映画館見ました。

監督が根気強く調査、撮影したドキュメンタリーです。
これから10年20年先に見るとまた違って見えるのかも。
マオ

マオの感想・評価

3.9
ある方の感想を聞いて興味が湧いて観にいった。その方の感想とはちょっと違ったけど観ることができてよかった。
20年筆を折っていたのは菊畑茂久馬だったで驚いた(感想の中で名前は出てこなかったので)

作兵衛さんは描かずにはいられなかったんだろうな。

万田坑を見学したが炭鉱ってもっと近代的なイメージだったので驚いた。

未だ続いている炭鉱への偏見は酷いと思う。

作兵衛さんの絵をゆっくりみてみたい。
素晴らしい作品だった。経済発展に欠かすことのできなかった炭鉱の仕事。そこで働く人々は男も女も常に命の危険と隣り合わせ。貧困の連鎖や蔑みに耐え、誇りを失わずに生き抜いた人たちの表情や身のこなしには尊いものを感じた。先が見えない日常を送る人たちとともに生き、卑屈さではなく愛着や尊敬のまなざしを向け、絵筆をとったのが作兵衛さんだったのだろう。ハー、ゴットン。
yukorin

yukorinの感想・評価

3.8
ユネスコ記憶遺産(無形文化遺産)になった
作兵衛さんの衝撃的な絵。

男はふんどし一丁
女は短い腰巻のみ。

裸で石炭を掘る。
男も女もいっしょくたにお風呂に入る。

その作業はもう、、、、、
200キロの重さのトロッコを
女性が支えるなんて、、、

男性は45㎝しか高さがないない穴で
横になって掘りすすめるなんて、、、

炭鉱も男も支えてたのは女性だったのだ
同じだけ働き帰宅したら家事育児

そんな1800年頃の炭鉱の様子を
この絵が無かったら
今知ることが出来ただろうか。

この時代、紙は貴重だったよね。

2000枚の絵を描き続けたエネルギーは

この理不尽さを

この悔しさを

伝えたかったのだ!とにかく!

映画の最後に

【現代もそれは変わらないのでないか】

と!!!!!!!!


労働の搾取

日本を支える人たちへの

の尊厳はどこに。


という思いだったのかな。
horry

horryの感想・評価

4.0
炭坑は暗い(歴史がある)のではなく、人びとが炭坑を薄暗い気持ちで見ているのだ、というような言葉があったのだけど、炭坑が差別されてきた歴史自体、理解が難しいかもしれない。

そういう難しさ、問題を現時点で共有する困難をおいても、炭坑で働いてきた女性の語りは、率直で強く素晴らしいものだった。

加藤シズエのインタビュービデオで、炭坑の女性と出会い、家族計画の道を突き進む決心をしたという言葉を見たが、あの過酷な労働現場で、たくさんの子を産み育て、家事をこなすというのは、どれだけ大変だったろうか。そのうえ、探鉱が閉められた後は失対(ニコヨン)になる訳だから。

近代化、高度資本主義という道のりで踏みつけられてきた者たちの姿は、少し形を変えただけで、今もある。
人間扱いされていない労働者、働いても貧困から抜け出せない社会。

「けっきょく、変わったのはほんの表面だけであって、底のほうは少しも変わらなかったのではないでしょうか。炭鉱はそのまま日本という国の縮図に思われて、胸がいっぱいになります。」(炭坑画家・山本作兵衛)

できれば、なぜ女の炭坑労働が禁ぜられ、そして再び働くようになったのか、なぜ炭坑労働者は差別されたのか、など、社会的背景を加えてほしかった。
ユネスコの記憶遺産となってマグナカルタと肩を並べた山本作兵衛の絵を紹介しながら石炭から原子力への労働者の彷徨と咆哮を。

一番興味深かったのは上野英信の息子さんの話。彼は私と一歳違いの完全な同世代。結婚を機に本籍を筑豊文庫の住所にしたことや宗像市で古本屋を営んでいる話など、初めて知ったこといっぱい。
上野の他、森崎和江も登場するが、サークル村、谷川雁、石牟礼道子へと話を展開す流のはちょっと余談過ぎるということで、無し。

監督さんは土本典昭と一緒にアフガニスタンの地下水路を撮ったり三池に映画やTVで斬り込んでる意思の人。今回はひょっとすると、もう一段原発にも踏み込みたかったかもしれない。

饒舌にならず、さりとて語るべきは語る構成のしっかり具合がとても好ましい映画でした。
スタッフクレジットにジャン・ユンカーマンの名前も。
RKBで放送してた時から観たかった!けど、それ以降も熊谷監督は撮影&編集を続けていたとのことで、今回、映画館で観られて本当に幸せ。
【はあ、ゴットン】

この監督の三池炭鉱の映画は、ドキュメンタリー映画を装ってはいたが下手くそで安っぽい別のなにかで、それはそれはひどいものだった。比べれば本作は、作兵衛さんの絵を見てるだけでこっちは幸せなので、思ってたよりマシだった。
とは言え、作兵衛さん以外の部分は、相変わらず出来がいいわけではない。
どっちにしても炭鉱映画がかかればどんなものでも見に行くんだから、よろしく頼みますよほんと。何度も同じようなことばかり撮らないでね。
137
MIREIU

MIREIUの感想・評価

2.5
炭鉱にいた人びとを無理やり合わせて、感動的なシーンを作ろうと必死になっていて見るに耐えない。
監督がインタビューしているシーンが出てくるげ詰問口調でまるで愛はない。ただのテレビ屋の作った動画。利用された作兵衛さんがかわいそう。
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