月を買った男の作品情報・感想・評価

「月を買った男」に投稿された感想・評価

上達部

上達部の感想・評価

3.5
5月頭に有楽町で開かれたイタリア映画祭で鑑賞
サルディーニャ島のふざけたような習慣(翔んで埼玉みたいな愛情あるちょっとバカにしたような偽風習)をレクチャーされる段階で面白い
じっと見つめるヤギを写すカットだったりシュールな描写が楽しい
全体を通して荒唐無稽だしふざけてる映画だけど最後の最後は感動
EDの音楽もカッコよかった
初めてイタリア映画祭で大好きと言える作品に出会ったよ!!嬉しくて少し評価甘いよ!!でも本当に良かった...!!グラッツェーー!!!

ある島の住民が月を買ったという情報が政府に極秘情報として届く。
誰が買った?なんのために?そもそも月を一般市民が買うなんてとんでもない!よっしゃ!真意を確かめよう!島の出身者をスパイとして潜入させよう!
そうして政府に呼び寄せられたスパイ候補の若い男(主人公)
しかし、彼は島を長らく離れてるので島の風習や行動をほとんど忘れている。
よし!こうなったらまずは島人に溶け込むためのレッスンだ!
政府は同じく島出身の初老男性をレッスン教師として呼び寄せる。
二人は島人になりきるためのアレやコレを始める。


お話はこんな感じ。
ゆるーいコメディかと思ったけれどシリアス展開も少しあり、それがとても良いアクセントになっていた。

全体的に奇妙さとシュールさがまとわりついていて、一癖も二癖もある作品だった。
しかも、ちゃっかり伏線回収をしてるのも素敵だし、小ネタもたっぷりで面白い!
構成もユニークでずっとケラケラ笑ってた(よくわかんないゲームのくだりは、笑いすぎてむせたよ!)

最後の展開はあまりにもぶっ飛びすぎて賛否両論がハッキリと分かれると思うけれど、私はツボすぎて泣きながら小躍りする寸前...!
しかし、ダメな人は絶対にダメなオチでしょう笑!

「ルナ・パパ」が好きな人なら絶対に好きな作品かと!
月に恋してしまった私はエンドロールで泣きかけたし、なんなら会場で1番大きな拍手をしたと思うよ!
あのラストはずるいって、、、すきっ。


「奇妙」「シュール」「コミカル」「ゆるファンタジー」←これらの言葉に弱い人は是非とも観て欲しい...!!
ってなわけで、配給会社さーーん!!一般公開お願いしまぁぁぁああっっす!!!!!
いち麦

いち麦の感想・評価

3.0
イタリア映画祭2019にて鑑賞。シュールな御伽話で物語自体は面白いが、細部が削ぎ落とされている割にテンポが緩くて演出的に自分には合わなかった。仕込まれるサルデーニャ島の作法が風変わりで笑い処なんだろうが、表面的なものが多く、わざと堅さを出した演技なのか笑えるほどじゃない。
アメブロを更新しました。 『【イタリア映画祭】「月を買った男」不思議なコメディ映画でロバと月が美しかったです。』
https://twitter.com/yukigame/status/1122176698579951616
笑いのポイントがシュールで好き。
内容はぶっ飛んでて、でも何故かつかみどころがあるから面白かった。

このレビューはネタバレを含みます

イタリア映画祭2019にて。

パオロ・ズッカ監督の故郷サルデーニャ島を舞台にしたシュールなSFコメディ。

サルデーニャの独特な文化をこれでもか!とイジりながら、その実、愛に溢れる描写の数々。
まるで月面の様な原風景はイマジネーションの源泉たる神秘性を含み、その美しさの中で繰り広げられるドリフさながらのステレオタイプな笑いは、コントラストの濃淡もあり、じわじわといつまでも残る。
なんだか、サルデーニャ島へ行きたくなってきた。
magnolia

magnoliaの感想・評価

3.9
シュールかつナンセンス、そう来るとは思わなかった事だらけで笑った、笑った!ストーリーもぶっ飛び方がほぼSF

最初がミゼットとロバ、終わりが月とロバ
女と潮は月と共鳴するんやで、自然最強、終わらせ方も凄い
サルデーニャ島の英雄の逝き先はなー…!

音楽もかなりいい、ちょっと『Whisky Galore』に似た軽やかで民族的で楽しい感じ

『Semetto Quando Voglio』のステファノフレージさんはもうちょい楽しい役がいいなぁ
自国の特定地域や都市を徹底的に馬鹿にするって良くありますが…本作は失敗作品?結構大きな風呂敷広げてますがどうもねー。
シュールな笑いを狙ったんでしょうが結果単調。各エピソードがバラバラで散漫な出来の悪い緩いコメディー。
アレもあるし色んな意味で日本公開は無いでしょう。
Lalka

Lalkaの感想・評価

2.3
ロバに乗って月の国へ入城。

笑わなかったわけではないし、コメディとして笑わせる作りが悪いとも思わない。真摯な姿勢でもって上手い間で作っているとも思う。自嘲も悪くはない。問題は、単に今の自分がこの形のコメディを求めていないというだけ。
全体的なテンポがウェス・アンダーソンの作品っぽかった。間がそういう感じ。つまり、私はあんまり得意ではない。
まあただ、大のおっさんが凄い勢いで数のあのゲームをやる姿とかは、地味におかしいけど。
ラストに出てくる旗を見ると、そりゃ、カリアリのエンブレムを思い出すよ。
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