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マックス・ビル 絶対的な視点

マックス・ビル 絶対的な視点の作品紹介

マックス・ビル 絶対的な視点のあらすじ

彫刻家、画家、建築家、デザイナーなど、幅広く活動したマックス・ビル。バウハウス最後の巨匠とも言われる彼は、バウハウスで学び、後にその理念を受け継ぐウルム造形大学の初代校長を務める一方、政治活動にも積極的に関与するなど、激動の人生を送った。彼が追求した芸術とは何か。その生涯と思考に触れる。

マックス・ビル 絶対的な視点の監督

エーリヒ・シュミット

原題
Max Bill - das absolute Augenmaß
製作年
2008年
製作国
スイス
上映時間
94分

『マックス・ビル 絶対的な視点』に投稿された感想・評価

日本人にもだいぶ知られているらしい人のお話。

モダニズムの源流といわれるバウハウス、初めて知った。もちろんマックス・ビルという人物も。

目がすごいとかいうこの人の性質や、建築家そして芸術家として若者の育成にまつわるこの人の功績がよく紹介されていた。

けっこう面白そうで、興味もあったんだけど半分以上眠眠…💤
こんなはずじゃなかったんだけどなぁおかしいなぁ。
てことでまた観ます。
3.5
バウハウス最後の巨匠といわれるマックス・ビルの生涯を追うドキュメンタリー。
バウハウス100年映画祭「プログラムD」

破天荒な少年時代、厳格な父との難しい関係を経てバウハウスに入学したマックス・ビルはその多彩な活躍と同時に政治活動にも積極的に参加し、国会議員まで務めていたことはこの映画で初めて知りました。

バウハウス入学後は同郷のスイス出身ということで教授のパウル・クレーと親しくなったとのことで、紹介される初期の絵画がクレーの作品に酷似していることは非常に興味深いものがありました。

バウハウス閉校後はスイスに戻り、反ナチス活動の支援を行ったとのこと。
当時のスイスのナチスに対する微妙な忖度が窺われ、その中でも抑圧体制に対するマックス・ビルの姿勢のブレないところには、戦後のさまざまな活動での姿勢に通じる部分を感じるのでした。

映画は主に屋外のオブジェを中心としたコンクリートアートの紹介の比重が多いのですが、インダストリアルデザイン(彼のデザインしたユンハンスの時計は現在でも販売されている定番)やタイポグラフィなどのさまざまな活動にも焦点が当てられているとその多才ぶりを俯瞰することができたのではないか、と感じました。

彼の二人目の婦人のアンゲラは自宅を彼のメモリアルアーカイブとして保存しており、そのインタビューは戦後から晩年に至る彼の活動について興味深いエピソードに溢れ、その人柄や業績についてより詳しく知ることができるのでした。
mingo
3.5
マックスビルは美大受験する以前の美術予備校に在籍してた頃から日本では他国に比べ「神格化」していたのは会話の節々から実感していた。ユンハンスの腕時計なんかビルのデザインだし知らない人おるんかな。書籍も特集雑誌も沢山本棚にあるが、本作の語り部である40歳年下の伴侶アンゲラによってプライベートを共にした彼女の視点を中心にビルの人柄が描き出され、美術史家という彼女の専門性によって作品資料や記録映像は丹念にアーカイブ化され的確な言葉で解説されていく映像は大変貴重なドキュメンタリーである。ビルは映画の中で科学の有用性を認めつつ美的側面こそが重要であり創造の仕事に注力すべきだと主張したが合理的なデザインの在り方を求めた一派には受けられることは無かった、そのジレンマは急速に進化するAIに対して取り残される現代の私たちにも突きつけられている…
(個人的にはビルから影響を受けたカールゲルストナーの方がアルゴリズムの重要性を進化させたと言える)



藤崎圭一郎×上平崇仁トークショーメモ

上平崇仁さんは大学の時に研究した。アンゲラ美術史科の奥様にピントを当てて作られている。彫刻家としてのビル。身体からカタチを生み出していくことを大切にしていたバウハウス。数字などの絶対的なカタチからビルは生み出していた。クレーの影響強い?削ぎ落とされていくというのだけ見ると無機質だが非常に人間的。デザインとアート両方として成り立っている。五十嵐と似ている?PARCOのロゴとか。
バウハウスから学べることは社会を作っていくこと。理念から作品や道具を作ることがカタチづくり。広がりの中に真髄があるのか。循環の先だけではない。ワイマール時代はソーシャルデザイン、日本はなぜこうもつながらないのか。科学者としての美学。ビューティフルではないエレガント。多様性を認めない一元的になりがちなのも難しい。美が揺れてるところ。

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