RUN/ランの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「RUN/ラン」に投稿された感想・評価

ぽち

ぽちの感想・評価

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極上のサイコスリラー。

前作「サーチ」でも才能を見せていたアニーシュ監督だが、その時は感想に「一発屋にならなければよいが」などと書いている。いらぬ心配だったようだ。

脚本にも名があるアニーシュ監督だが、よくできた脚本でそこからもうワンランク上の作品になることは約束されている。
身障者のハンディキャップを主役の「縛り」として使用するのは古くからあるが、それだけでとどまらず、そこに至る経過に母親を使い、驚くようなストーリー展開としているのは素晴らしい。

前作でもそうだが、ラストがまた実にため息の出る余韻を残してくれる。
たんに騙されていたとかではなく、薬によって今後も治るか分からないほどの後遺症を残され、人生を大きく破壊された相手に対してお見舞いに行く。
「あ~。こんな聖女のような娘がいるかよ」
と思ったとたんに、ラストのワンシーン。
母親の生気のない死んだような目に隠れた恐怖の色が見えるのがすごい。

そして、「大好きなママ」
このセリフに込められた娘の真意をどうとるかは視聴者に委ねられる。
私は、復讐ではなく母親と同じ道を辿り始めた、と見えてしまった。

主演二人も見事な演技。登場シーンで一瞬ジュリア・ロバーツかと思ってしまったサラ。似てるよね。
そしてとてもこれがデビュー作とは思えない気合の演技を魅せてくれたキーラ。今後が楽しみな女優さんだが、実は実生活でも車いすを使った生活をしているそうで、演じられる役が限られるのが実に残念だ。

今作で前作を超える才能を見せつけたアニーシュ監督の、今後に要注目。


余談。
アニーシュ監督がブレイクする切っ掛けとなった短編「Seeds」が素晴らしい。
たった2分の映像。セリフ無し。それでここまでドラマを作れるとは…

Aneesh Chaganty Seeds

で検索すると見れるので、今作が気に入った人は必見。
mom

momの感想・評価

3.5
女の子がとても賢く、何より強い。
意外性もあって面白いけど、やっぱり見ていて辛い。
bopapa

bopapaの感想・評価

3.3
2022年 37本目

この手の映画は要するに「ラプンツェルを高い塔でかくまった母親は善人なのかどうか?」が最終的な決め手になるので、物語としてはあまり広がりは無いんですよね多分。そんな中でも個人的には結構後半まで「どっちなの?正義なの?悪なの?」で割と振り回されてたので楽しめました。


主役のキーラ・アレンさんをwikiで調べたら実際に車椅子生活されてる方なのだそうな。使い方に凄くリアリティがありましたが成る程。

ストーリーは割と単純で自分は身体がめちゃくちゃ弱いけどこれってもしかして故意にやられてる?代理ミュンヒハウゼン症候群?みたいな所からスタートして、あとは母親の真意がどこにあるのかを見つけていく流れ。

なので、もう少し捻りというかこちらを更にミスリードするような展開があると嬉しかったかも。

善意からの監禁ならこの手段使わないよな、とか母親の愛情ならその方法じゃないマイルドな方をやるよな、みたいなのが見てて気になってしまいました。ここまで徹底的にやってるのに単なる超善人だったら逆にこの人怖いわ!と感じてしまった。

ドアのつっかえ棒や車椅子昇降機の電源なんかは普通にブレーカー落とす程度だったりドアの前に荷物置いてる程度の予防策だったなら、なるほど娘が勝手に出て階段から落ちないようにしてる良い母親なんだね!と馬鹿なボクなんかは確実に騙されるので、その辺りもう少しごちゃ混ぜになるような二転三転するストーリーだったらもっと好みだったかも知れません。
ツタヤ

ツタヤの感想・評価

3.3
悪くはないけれどこの前作に「search サーチ」を撮った事を考えるとシナリオに今一凡庸さが否めません。自分はもう一波乱欲しかった。期待値を違えて見てしまったのかもしれません。

ただし、このサイコスリラーは下手なホラー映画よりもよっぽど恐怖のツボをついてきました。徐々に剥き出しになる狂気には背筋が寒くなる思い。超常現象よりもやっぱり人間の方が怖いですね。

90分という短尺で一気に見せてくれるのも有り難かった。なお、劇中はほぼ二人芝居。サラ・ポールソンと新人キーラ・アレンの演技が真に迫ります。

サラ・ポールソンの死んだ表情筋と虚ろな目は今晩の夢に出てきそう。。ちなみにキーラ・アレンさんは実生活でも車椅子生活を送っているとのこと。なるほど車椅子の扱いが上手いはずです。
Haruto

Harutoの感想・評価

3.7
ゾクっと来るシーンが何度もあった。
最後の展開めっちゃ好き。
冒頭から演出による恐怖感を与えてきます。ドキドキしっぱなしで、途中最後どうオチをつけるのか想像しながら見てました!
終盤になるとあっさり終わり、オチが弱いかなといった印象。もう少し捻りが欲しかった…
幼い頃から下半身麻痺や喘息など多くの疾患を抱え、車椅子生活を送りながらも明るく賢く母と二人暮らすクレア。が、そんな日常にある疑惑が…
序盤の仲の良さと、母が娘を思っての行き届いた管理をたっぷり印象付け〜の、反転させる。愛情と依存がグルグル絡まり合っての緊張感w面白い!

疑惑をテンポ良く確信に導いてるので無理ある部分もあるけど、車椅子という動きに制約がある中でクレアの利発さや頭の回転の良さが生きてくるw突っ込み所より彼女の克服に重きを置いた展開に心惹かれる!
演じるキーラ◦アレンは実際に車椅子ユーザーらしいけど、彼女の躍動感溢れる奮闘が素敵だった!

スリラーとしてはまあ王道な展開ではあるし序盤から結構匂わせもあるので驚愕の!って感じではないけど〝クロエここどう切り抜ける?〟なアイデアが楽しいし頑張ってたw
そして母ダイアンを演じたサラ◦ポールソンの巧みなモードチェンジ演技が緊張感を持続させてて楽しかった。90分の尺も丁度良い!
お家で映画鑑賞🎵
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生まれつき体が弱いクロエは郊外の自宅で車椅子生活を送るも、前向きな性格で大学進学を夢見ていた。そんななか、母ダイアンから長年飲まされていた薬が犬用だと知った彼女は、優しい母親に不信感を抱き始める~🐽💨母性愛の恐怖がなかなかスリリングで怖かったな、これ~ラストの復讐シーンも印象的➰😱😱😱
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moi

moiの感想・評価

4.5
ママがイカれててすごーく怖い…
主人公がママに不信感をもってからの恐怖、絶望、逃走心がめっちゃ伝わってきて、ずっとドキドキハラハラしっぱなしでエンディングのラストまで見応えありました。
面白かった!
きたむ

きたむの感想・評価

3.4
過保護と庇護は違うよなぁってセトウツミのワードを思い出しました。
愛情ってどこかしら自己陶酔のようなもんがあったりするし、慈善事業についても「こんな人に優しくでるんでっせ。私。」って下心を持ちながらやってる人も少なくないと思う。
全員が全員ってわけではもちろんないけども。
いい事も悪い事も含め相手の気持ちになって行動はせなあかんもんやなぁと思えたなー。
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