今では『ラーゲリより愛を込めて』とか『糸』とか…メジャー作品ばかり手がけている瀬々監督のピンク映画。
人の手に触れるとその人の未来のビジョンが視えてしまう女。
女は能力を知られると忌み嫌われ、ひっ…
確実に無許可のジョイ・ディヴィジョン、志が高くていい。未来の幻視能力をのぞき部屋に転換するアイデアはデッドゾーンより遥かに優れているし、葉月螢がマジックミラー越し、つまり画面では反射した自分に向かっ…
>>続きを読む未来を予知出来る葉月螢が自らの行動により予め決められてしまっていた筈の未来を塗り替えていく、それはあたかも贖罪の様に、自己犠牲をもって。なんとも『パリ・テキサス』なのぞき部屋のシーンは、もしかしたら…
>>続きを読む疲れてくると、こういった90年代の空っぽでドン詰まりの日本映画が見たくなる。過去はぼやかされ、未来は閉じられている。社会から虐げられてきた人たちが幸せを掴むことなく消えていく映画だが、今でも瀬々監督…
>>続きを読む