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韓国経済成長の象徴である聖水大橋の崩落事故(1994年)を大々的に取り上げた『はちどり』の前日譚的な作品。本作の舞台は、ソウルオリンピックが開催された1988年に設定されている。
キム…
ソウル五輪が開催された1988年、テレビやラジオでは自国の選手がメダルをとった云々ばかりでまるでお祭りの雰囲気である。これに対し、ウニの家族は同じ都市で暮らしているとは思えないくらい、そのような栄え…
>>続きを読む 『リコーダーのテスト』
『はちどり』を後に撮ることとなるキム・ボラ監督の短編映画。
9歳のウニは兄のお下がりのリコーダーでテストに向けて練習するが、あまり音が出ず親にねだるが、仕事に忙しく…
キムボラ監督の作品の雰囲気がめちゃくちゃ好き。そして今まで見たショートムービーの中で1番心に沁みる作品だった。ハチドリもそうだったけど、キムボラ監督って子供にしか感じられない違和感だったり心境の変化…
>>続きを読むこの監督の作品はじんわりと攻めてくる感じが私には心地よくて大好き。あと構図がいつも少し引いて見てる感じが好き。
子供を主人公にしているから共感できる人は多いと思うし、子供の頃はそれが普通だと思って受…
家族も親友も他者であることに、ふと気付かせるようなシーンが散りばめられている。不安な気持ちが増幅していく中でバランスを失いそうになる少女、それを支えるのもまた他者の何気ない言動だった。ラストの先生の…
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はちどりの前日譚ともいえる作品で9歳のウニの話。
うるさいと言われ、家でリコーダーの練習さえすることもできず、ウニは幼いころから居場所を求め、孤独を感じてるんだなあと心が痛くなりました。
早朝うっ…
小学生少女の目線で見たリアルな社会像はまさに"はちどり"の前身。
小学生のキム・ウニは普通な毎日をのびのびと謳歌していた。そんな折に学校で行われるリコーダーのテストのため邁進するが…
キム・ボラ監督…