The Recorder Exam(英題)の作品情報・感想・評価

The Recorder Exam(英題)2011年製作の映画)

The Recorder Exam/리코더 시험

製作国:

上映時間:27分

4.1

「The Recorder Exam(英題)」に投稿された感想・評価

keecolico

keecolicoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ボラ監督、10年前の作品。「はちどり」のもとになったという、大学院の卒業制作!!!!すごいとしか。

冒頭から、1988年の空気にすっと没入してしまう、美しくモヤがかかったような質感。

家族を描けばイヤでも家父長制のこと。
あの父親、あの兄、逆らうような行動してるようで結局従順な姉。

その末っ子ウニちゃんの立ち位置に悔しさを感じつつも、彼女が自然と持っている意志の強さ、内に秘めたゆるがぬ価値観、思いやりに、ひたすら清々しさを感じた。

父親の頭のてっぺんを見下ろすときの、彼女の心情やいかに。その手の小枝で刺しちゃいなよ、という衝動にかられたけど、私はw

ショートショートフィルムフェスティバル、表参道ヒルズにて。
『はちどり』と同じく、末っ子である少女の視線を通じて描かれる世界。
少女は全て分かっている。世界の不公平さも、家族の絆も。最後テストを終えた少女の表情で、それが分かる。

教室で少女が一人両手を挙げじっと耐えるシーンに始まり、
裕福な友達の部屋を真似て破いた漫画を壁に貼るシーン、
“私って可愛い?”
と少女に聞かれた母親が、少女を呼び寄せ抱き締めるシーン
靴紐を結ぶ父親の頭を見つめる少女のシーン

短編だが心にヒリヒリと残る
トリコ

トリコの感想・評価

4.3
『はちどり』の基となった作品。
これが大学院の卒業作品って凄まじすぎる。

両親には不器用ながらも愛情は注がれているし、友達も居ない訳では無いし、物凄く貧しい訳でも無いのにこの息苦しさは何なんだろう。やっぱりありのままの自分で居られる場所って大事なんだな。

周りから見たら些細な事でも自分にとっては世界の終わりが来る事よりも大事な事ってあるよな。
ウニよ、強く生きて。
はま

はまの感想・評価

4.3
周りから見たら些細なことだけど自分にとっては世界の終わりが来ることよりも重大なことってあるよね
キル悠

キル悠の感想・評価

3.0
はちどり前日譚にあたる短編『リコーダーのテスト』。空気感が完全にはちどりの前身。
amane

amaneの感想・評価

4.7
はちどりでもそうだけど、
"末っ子であること"という要素を
驚くほどリアルに、新鮮にそして繊細に
映し出す演出が本当に刺さる。

待ち受けるリコーダーのテストが、
あたかも世界の全てであるかのように思う

そんな焦りは上手く伝わらないことも分かっているけど、
分かって欲しいことは事実で

わかってくれるだけで
抱きしめてくれるだけで良い

最後、力強くリコーダーを手に取るウニを見て
その後の結果がどうであれ
親であったら まず人として
優しい眼差しを向ける人でありたいと強く思う

キムボラ監督の作品特有の心のざわつき
slow

slowの感想・評価

-
これはギュッとした『はちどり』。小学生のウニがそこには居た。この短編、そして長編。伝えたいことはそれぞれにあったように思え、骨組みは同じだけれど、余韻は少し違うものだった。この短編から紆余曲折を経て『はちどり』が撮られたこと。監督の才能以前に、そういう努力に感心する。新人監督はまずそこで覚悟と情熱を試されるのだろうな。
『はちどり』Blu-rayの特典映像として観賞。

新しいリコーダーを買ってもらったところですぐ使わなくなるだろうし、リコーダーのテストに合格したって何か変わるわけじゃないけれど、そうしたことが、明日地球が終わることよりも重要なことだった。

『はちどり』でもそうだけど、ウニが繊細で孤独で可憐で健気でとても良い。

ウニが何を達成しなくても世界から愛されますようにと祈りたい。
るい

るいの感想・評価

4.0
はちどりの前日譚にあたる短編映画、ソウルオリンピックが佳境に入っているころのウニが9歳のときの話でリコーダーのテストのために兄のお下がりのリコーダーがポンコツなので新しいのを両親に買ってもらいたいが・・・なんだろうやはり居場所探しの話なんだなぁって、ウニが子供ながらに健気というか、親にかまってもらいたいんだけどね、両親も不器用ながらも少しは愛があったけど。ウニの部屋が印象的だったな。キャンディキャンディとかの漫画雑誌の切り抜きを壁に貼って付録のお人形のお家とか、それを崩すシーンなんかはやっぱり胸が締め付けられるな。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.8
「はちどり」のキム・ボラ監督がコロンビア大学の実習製作で撮った映画。

嬉しいことにblurayの特典でついてきました。

まるて「はちどり」のたまごのような作品でした。同時にイランの「運動靴と赤い金魚」を思い出しましたね。

主人公は「はちどり」より数年幼く小学生。やっぱりウニ!笑
お父さん役もやっぱりチョン・インギさん。この方同い年だわあ。
お姉ちゃんも相変わらず同部屋ですぐ男連れ込む‼️笑

キム・ボラ監督自身の思い出から作ってるんですね。・・いよいよ次の作品が楽しみになってきました。


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