アラトリステを配信している動画配信サービス

『アラトリステ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

アラトリステ
動画配信は2024年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『アラトリステ』に投稿された感想・評価

のんchan

のんchanの感想・評価

4.0
ヴィゴが素晴らしい🥺👏🌟
これは平均スコア低過ぎですよ。
実在したスペインの孤高の剣士ディエゴ・アラトリステ・イ・テノーリオの21年(1622〜1643年)に及ぶ後半生が描かれています❗️
製作には当時スペイン映画最高額であった2,400万ユーロが投じられた歴史大作です。

ただ、スペイン史実の時代背景が解ってないと、理解不足でつまらないとなるのは勿体無い。
もしご覧になるなら少しだけWiki等で調べてからをお勧めします。
原作小説が5巻ある時代物を145分に収めたのも凄いこと。


舞台は太陽の沈まぬ国と呼ばれた時代から、敗戦を重ねて国が傾きかけているフェリペ4世の時代。
黄金時代の画家ベラスケスの絵画が見られました。
後半は対仏ロクロワの戦いまで。

ディエゴ・アラトリステは、剣の腕が抜群で教養もあり、仲間たちから"カピタン(隊長)"と呼ばれ尊敬されていた。軍人として出世する才能がありながら、プライドを傷つけられると上官であろうが剣を抜く気性のためにチャンスを逃していた。

国の命令のままに戦い、当たり前のように殺し合ってきた戦士たちは、後半段々と疑問を抱き始める。正に歴史の動く瞬間を垣間見るようなスケールの大きさを感じた。

この作品は、アラトリステの戦友が戦死する際「息子を頼む」と言われ、その息子イニゴ(後年はスペイン軍の近衛隊長)の力になり育てた。イニゴがアラトリステの想い出を手記に綴っていてそれを基に語られる設定です。


ヴィゴは不器用で無骨な主人公にドンピシャにハマっている。もちろん全てスペイン語で演じていてカッコイイ🤩
衣装や装飾は当時を再現していて素晴らしい✨煌びやかさはなく、マントや帽子、ブーツは他の時代劇であまり見かけない形だった。帽子の被り方まで粋で似合ってます😍

私の好きなスペインのバイプレイヤーのハビエル・カマラがオリバーレス伯爵を演じていて、飄々とした演技にも味わいがあってそれも楽しめた✨

お勧めしたいけどな〜...でも観ても長くてよく解らなかったとレビューされるのは悔しいしな〜😅
歴史好きの方なら是非にご覧頂きたいです🥺


※ちなみにこの前後はヴィゴの超有名作ですが、1年に1本で撮っていた時期なんですね。
なので、脂の乗ったお勧めヴィゴです🌟
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)
『アラトリステ』(2006)
『イースタン・プロミス』(2007)
kojikoji

kojikojiの感想・評価

3.5
2006年 スペイン 監督: アグスティン・ディアス・ヤネス 2022.10.13視聴-462
評価3.5
● ヴィゴ・モーテンセン(ディエゴ)
● ウナクス・ウガルデ(イニゴ)
● アリアドナ・ヒル(マリア)
● エレナ・アナヤ(アンヘリカ)

 国が小さくなるということは、多くの犠牲者が出るということを考えもしなかった。
 「太陽が沈まない国」と言われた17世紀の大国スペインは、無敵艦隊の壊滅を機にオランダは独立、フランス、イギリスの台頭に衰退する。この衰退にどれだけの犠牲者が出たのだろう。

 この映画、この衰退期のスペインが舞台。
 制作時、制作費はスペイン映画史上最高額という大作だ。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 17世紀スペイン、孤高の剣士ディエゴ・アラトリステ・イ・テノーリオの物語。

 アラトリステの後半生21年間を描いている。
 長い小説をエピソードを重ねることで145分にうまくまとめられている。(小説は勿論読んでないけど、そんな描き方だ)
 ディエゴのオランダ反乱軍への夜襲、オランダが占拠する町ブレダの包囲戦への参加、ネーデルラント国境の町ロクロワの郊外でフランス軍と戦いなど21年間の歴戦をストーリーの中心にすえて、ディエゴと既婚者の女優マリアとの恋、ディエゴが面倒をみている亡き戦友の子イニゴと王妃付女官アンヘリカと恋の行方を絡めながら描く。

 スペイン映画はあまり観たことないのに、主人公を演じるヴィゴはよく見かける俳優だがと不思議に思いながら観た。
 後で調べると彼はアメリカの俳優にもかかわらず、全編スペイン語で演じたとのこと。これはすごいとしか言いようがない。
 しかも、監督が彼を抜擢した事がこの映画を、成功させている。汚れた裏仕事もこなすこのヒーローにヴィゴがピッタリハマっているからだ。

 戦闘シーンや斬り合いのシーンはこれまで観たことのない描き方で、すごく新鮮で迫力がある。しかも殺し方が残酷。トドメは繰り返し刺すか喉を切っている。文化はこんなところにも出るものなのか。
 
 ただ残念なのは、最後のフランスとの戦いがピンとこないこと。槍衾の下を潜って刀で切るシーンが不自然なのだ。一番盛り上がらなければならないシーンなのにここは残念だった。

のんchanさんのレビューを読んでなければ、217のレビューしかない本作は観てないだろう。たぶん。
感謝、感謝。
うめ

うめの感想・評価

3.7
この世の春を謳歌したスペイン
しかし
彼等にも斜陽の時はやってくる

国王にまとめ上げるだけの力はなく
政治は混迷している
傭兵として
人格者ではなくても
仲間と
信念だけは裏切ることなく
数々の戦いを生き抜いてきた"カピタン"アラトリステの物語

尺も長く
キャラが多く顔も似ていたりするので把握しづらい
淡々と進みすぎる
などなど
取っ付きにくさはある
しか〜し!
中世の歴史好き
ましてやヨーロッパに興味がある人にはまらないのではないだろうか

人生なんて
いつの時代もままならない
無骨で不器用な
男の生き様がぐっとくる
やっぱり
歴史物は面白いですね

『アラトリステ』に似ている作品

エル・シド

製作国:

上映時間:

190分

ジャンル:

3.4

あらすじ

アフリカからヨーロッパ侵略の機会を窺っていた回教徒ベン・ユーサフは、ムーア人の諸公を煽動してカスティールに侵攻。カスティールの若き武将・ロドリーゴは彼らを捉えたものの、情状を考慮して釈放し…

>>続きを読む

エリザベス:ゴールデン・エイジ

上映日:

2008年02月16日

製作国:

上映時間:

114分

ジャンル:

3.4

あらすじ

カトリックのメアリー女王の後にプロテスタントのイギリス女王として即位したエリザベス。彼女の周囲には宗教の違いに端を発したさまざまな思惑が渦巻いていた。そんなエリザベスの前に、新世界を旅した…

>>続きを読む

エリザベス

上映日:

1999年08月28日

製作国:

上映時間:

124分

ジャンル:

3.5

あらすじ

16世紀、イングランドでは旧教と新教が争っていた。女王・メアリーは新教を弾圧し、新教派のエリザベスを投獄。やがて、メアリーは他界し、エリザベスが女王に。彼女は、国を新教に統一することを決定…

>>続きを読む

ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち

製作国:

上映時間:

99分

配給:

  • 日活
3.2

あらすじ

1206年。内戦で分裂しているノルウェーで、国王のホーコン3世が対立派に暗殺された。ビルケバイネルと呼ばれる忠実なふたりの戦士・シェルヴァルドとトシュテンは、追っ手から逃れつつ、残された幼…

>>続きを読む

ロビン・フッド

上映日:

2010年12月10日

製作国:

上映時間:

140分
3.3

あらすじ

十字軍兵士のロビンは、闇討ちにあって息絶えようとする騎士ロバートに領地ノッティンガムへ剣を届けて欲しいと頼まれる。ノッティンガムを訪れたロビンは、領主であるロバートの父ウォルターから同地に…

>>続きを読む