アイアンクラッドの作品情報・感想・評価

「アイアンクラッド」に投稿された感想・評価

FREDDY

FREDDYの感想・評価

2.1

このレビューはネタバレを含みます

13世紀イングランドのロチェスター城で繰り広げられた激闘を映画化した歴史アクション作品ということで。まず触れたいのは、本作は1215年に勃発したイングランド王国における内戦「第一次バロン戦争」を題材としたものとなっており、ロチェスター城の包囲戦が過激な描写とともに描かれている。なので、この内戦を知れたことだけでも観る価値はありましたし、ウィリアム・シェイクスピアの歴史劇でも知られる、英国史上最も悪評の高い王であるイングランド王ジョンについても学べる内容となっているので、個人的には最後まで楽しめました。ただ、オススメはできません。前文で触れた過激な描写は人を選ぶとは思いますし、描かれている物語に深みはなく、主要人物の背景も見えてこないので、単純に包囲戦を映し出しているだけという印象でしかない。もう少し人物を掘り下げたドラマを描いて欲しかったですね。あと、リアリティや臨場感を演出しているのだろうが、とにかく画面が揺れるので観ていて目が疲れますし、そのカメラワークで都合の悪いものを誤魔化しているようにも感じる。衣装や小道具などが良く出来ていただけに、少々残念。本作は気軽に観るくらいが丁度良い作品かと。
最悪の国王ジョン王に反発する騎士達がフランスに援軍を出し、僅かな手勢でロチェスター城に籠る。

篭城戦の傑作!

グロ要素もあるけど、結構面白い!
テンプル騎士団の騎士のロングソード戦など見ものたくさん!
kingyohime

kingyohimeの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

中世のイングランド。
当時のイングランド王は残虐で王の資質がなく、そのため貴族たちが反乱を起こし、王に権利を限定化する誓約にサインさせる。
所が、その後王は兵を集め、次々と歯向かった貴族たちを殺していく。
その軍、1000人ほど。
それに対抗するのは20人の貴族と兵士たち。
基点となる城を守る20人の兵士。
疲弊し、仲間が殺されていく中、戦いは長期化し、兵糧も尽きる。
彼らが全滅し、城が陥落する前に、フランスの援軍は来るのかー。

歴史的に有名な史実らしい。
私も王が署名した宣誓書の名前やテンプル騎士団という名前くらいは知っていたけど、こういう事だったのは初めて知った。
個人的に、こういうシチュエーションの映画ー少数派が圧倒的に強いものに立ち向かうーに惹かれる所があって、あらすじを見てDVDをレンタルして観たけど、思ったような印象ではなかった。
どうにもスカッとする所がないし、仲間たちが倒れていく中、つらくて涙が出るという事もなかった。
戦いもどっちかというと、一時優勢になるも、次第にやられっぱなしで観ていて重苦しかった。
そして、何かというと、人の手足を切り落とすシーンには目を背けてばかりだった。
さらに、主人公が魅力ないな・・・と思った。
大事なシーンで気絶してたり、女とイチャイチャしているのには呆れたし、「そんな事しよる場合やないやろ!」と思わず突っ込んだ。
仲間が夜通し監視してるというのに!
そして、あれだけ禁欲的だったのに、あっさりと女性とくっつくラストシーン・・・。
残された青年はどんな気分?って思ってしまった^^;

「スリーハンドレッド」、「グラディエーター」、「七人の侍」のようなのを期待していたけど、比べるのはちょっと厳しい映画だった。
犬

犬の感想・評価

3.2
自由

1215年、ジョン王に対して王の権限を制限する法「マグナ・カルタ」を定める
全権力の奪還を目論むジョン王は、軍団を結成しロンドンへと迫る
最後の砦となったロチェスター城に集められた戦士たちは、わずか20人で勢いを増すジョン王率いる1000人の軍勢に対峙することに

13世紀イングランドのロチェスター城で繰り広げられた激闘を映画化した歴史アクション

大作感
アクションも良かったです

大変な闘い

宗教、歴史モノ
ストーリー的には特に驚きはないです

ロマンスもあり
あと、若干グロいです
全て史実である。

中世イングランド王国
ジョン王(位1199~1216)
1214仏王フィリップ2世に敗北、大陸英領土の大半を失った為失地王と呼ばれる。
1215年6月15日ジョン王はマグナ・カルタ(大憲章)を承認もその後拒絶。
ジョン王と諸侯らが対立し、ロチェスター城攻略をかけた50日に渡る第1次バロン戦争(イングランド王国内戦)となる。

ジョン王軍2000人vs反逆軍(カトリック教徒/貴族、テンプル騎士団)20人

主役はテンプル騎士団のマーシャル。
史実に絡め彼が騎士道精神の中で揺れ動く様子が描かれる。
マーシャルの寡黙で信頼出来る人柄が魅力的。

物語最後の言葉。
「人殺しは野蛮だ
犠牲となる命こそ生きる意味がある
それこそが高潔だ」
心に残る。

余談だけれど弓士マークスはパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズでおとぼけ海賊2人組のうちの1人を演じていたが、こちらだととてもかっこいい。役者さんってすごいな。
おざん

おざんの感想・評価

3.0
中世のヨーロッパの雰囲気とか映像の暗さとかが個人的にはすきです。
内容はとりあえず戦!!戦!!ってかんじ。男爵がかわいそうだったけど、意志の強さや生き方がかっこいいと思ったら。
残酷なシーンは視線外しながら。

あの女の人いらないでしょ。
男の気持ちを弱くさせてる。禁欲を破った罪悪感で苦しんでる。
ホントに好きなら違う形で尽くせよと、男に近づいて来るたびイラっとさせられた。もっと美人だったら違う感じかたをしたかな?
針鼠

針鼠の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

2015:09:08
★★☆☆☆ ノルマンコンクエストからまだ150年。英国は半分仏国だったんだなあと。何せジョン王に代わると期待される「新しい王」がフランス皇太子なんだもんね。とにかく中世の戦いのリアルってこんな感じなんだろうなとわかった点が収穫。つまらない恋愛要素が無駄に入っている点で★一つ減。
駄作揃いの「TSUTAYAだけ」レンタル映画の中では個人的に最高傑作。史実に基づく20人対1000人の籠城戦。歴史好きの男の子が股間を熱くしそうな中世戦争スペクタクル。

好みが分かれる最初のポイントは徹底的なゴア描写だろうが、グロいのにはちゃんとした理由がある。ブリテンの騎兵は12世紀頃から鎖かたびらの上にコートオブプレートという金属板をつけた陣羽織を着用し始める。よって斬撃ではダメージを与えられず、戦斧や戦鎚といった大型武器で鎧ごと“叩き潰す”ような戦い方になる。これを映像で忠実に再現したら腕が吹き飛び顔面が破砕する地獄絵図になりました、というだけのこと。脳筋万歳!
それが嫌ならリドリー・スコットの『グラディエーター』みたいに刺したふりして誤魔化す映画で我慢してくれ…。

そして戦闘を生き延びた騎士たちにカメラが向けられる。顔面が裂けたまま呆然とする者。骨が折れていないからまだ戦えると強がる者。ちなみにこの男、不衛生な環境下での籠城戦で傷口が次第に壊死していく…。戦闘の過酷さを伝える描写が反戦映画並みであるが、籠城戦では糞や死体が投げ込まれたり水に毒を盛られたりと衛生面で苦労するので、この辺も当時の戦いを忠実に再現している。

テンプル騎士団の主人公トーマスは寡黙な男だが、説明台詞がなくとも世界史をしっかり勉強していれば彼の過去や苦悩がわかるはず。「誓いを守らなければ心が壊れてしまう」と吐露しながらも、愛する者や仲間のために何度も何度も立ち上がる姿はヒーローそのもの。

史実最悪といわれた失地王ことジョン王の暴君っぷりも印象的だが、彼が一瞬だけ自分の過去を語るシーンがある。王も王とて大変なんだなと同情してしまいそうになるのが本作のすごい所。 信念を持った者同士のぶつかり合いですよ。マグナカルタ!
(ハクナマタタ風に叫んでみた)
一言で言うならファンタジー要素を排除したゲーム・オブ・スローンズ.チャールズ・ダンス出演してるしね.もっともゲースロほど人物関係複雑じゃないけど.
13世紀初頭の物語ってことで基本戦闘は肉弾戦.それも日本の殺陣とかスタイリッシュ・アクションの真逆のぶっ叩いて肉体潰す感じ.うわぁぁ野蛮やわぁぁ.でも好き.でもここで問題が発生.キャメラワーク手ブレかつ短めカットの連続なので酔う人は酔う.
トーマスに関する騎士の誓い.耶蘇教の考えてる事はよーわからんわ.日本において宗教戦争の発生率が極端に少ない事も要因だろうけど「女性を見ちゃいけない」って言われてもなぁ.
その女性といえばケイト・マーラ.こんな所にも出演していたのな.でもあんましハマってる感なかった.顔立ちイギリス人っぽくないんですもの.妹さんをキャスティングしたほうが正解だったかも.馬小屋でスカートたくし上げたシーンは心が動きました.
心が動くといえば盗人とオルバーン卿の従者であるガイの文字シーンは感動した.あれはいいシーンだ.
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