土地開発ビジネスの闇を、コネ社員青年の視点から描く。
バラック街の町内会模様と、マニラの摩天楼との対照が鮮烈で、欲と暴力の不穏な影が緊張感を生む。
ブリランテ・メンドーサ製作、安定のミクロ政治活…
都市の興隆は歴史になってしまえば華々しいけどいつどの時代どこででも多かれ少なかれ必ず葛藤はあるもの
スクラップアンドビルドや青天井の高級化だけしか都市開発の王道の選択肢になり得ないんだろうか、その先…
[悪い奴ほどよく笑う] 70点
面白い。高級住宅地を建てるために土地を購入し、そこにいる不法占拠者を追い出そうとするブローカーの青年の話。製作にメンドーサがいるので、派手なドンパチは起こらずとも人…
第34回 東京国際映画祭 鑑賞14作目
2021年のTIFFで鑑賞したフィリピン映画その3。軒並みダークな雰囲気の作品ばかりでしたが、想像の容易さ(共感性)、現実感の強さ、無常感・非道ぶりはトップ…
人は優先順位を見失うとこんなにも残酷になれるのか、そんな怖さに鳥肌がたった。作業中の人を蹴り飛ばす場面然り、最後の展開然りである。そこまでして得られるものってなんだろうと考えてしまう。
非常に見応え…
フィリピンの都心の方はもう、日本の昭和の街並みに近いものがあった。
いや東京だって一歩道路から奥に入れば、ボロボロの家だってかなり残っている。
地主からしてみれば、地代も取らず住まわせてやって立ち退…
©Center Stage Productions (CSP) Co.