インドネシアの1960年代にあったクーデターとその後の粛清による100万だか200万人だかの殺戮。なんと恐ろしい実話!何故か多くが語られないままで現在に至っている。それどころかまさにその動乱の渦中に…
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2023/10/01
地域に絶大な影響力を持つ将軍と彼の使用人の関係から描く独裁と暴力のインドネシア近現代史。「『ゴッドファーザー』の如く」という惹句、大きく出たなと思い…
なんだか惹かれてミニシアターで鑑賞。
わーー、思いっきり見入ってしまった、凄い作品!
インドネシアの田舎町で代々仕えてきた、退役した将軍プルナのもとで働く青年ラキブ。父親は刑務所におり兄は異国で働…
立場の強い者と弱い者
信じたものが間違いだった瞬間
カサヴェテスの暴風雨作品「ラブ・ストリームス」直後にもう一本観たくて鑑賞。
予備知識ゼロ、たまたま時間がぴったりだったので鑑賞しましたがすごい作…
支配する男と支配される男、二人の間に流れる空気に息が詰まる。
支配される側の若者の純粋さ、傲慢と焦燥からの絶望、怒り…その感情のグラデーション、それと共鳴するかのような映像のざらついた質感、どれをと…
大きな選挙看板を連ねていくところ『スリービルボード』を思い出しました。
それを汚された時の主人公の「発狂ぶり」は随分方向が違っていましたが。
将軍(さま)の狂気が、作り手がどこまで意識していたか…
将軍プルナは外から見ると極めて理知的で穏やかな紳士に見えるが
激昂すると軍人的な野蛮な一面も垣間見える。
権力を誇示しがちな欧米的な独裁者というよりはアジア的な独裁者。
映画内ではそこまではっきりと…
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