ちゃんちゃん焼きさんの映画レビュー・感想・評価

ちゃんちゃん焼き

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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

イタリアが舞台だからなのか、ちょっとゴッドファーザーっぽいと思ったら思い切りマフィアからんでた!
イタリアの街並みとひとのよさをにじませながらのーー必殺ーー!善人なイタリア人、ニューシネマパラダイスで
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後まで見て急いで戻って見た…ヒェーー!!ピーター恐ろしい子!!
水に入れたのかな。視線こわい。手をつけるのを凝視して、確信犯だ。あれだけマッチョな世界で不快だな、フィル、と思ってたけど章を重ねるごと
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ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題の評判が悪いようだけど、邦題を信じると内容がかなり変わって見える。

ナチスを騙して狂ったふりをして釈放されるも精神を病んで現実と虚実の境目が曖昧に。
実は船のことは妄想。
本当の場面は最後だけ。
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

見応えのあるよくできた映画だった。
これを意味不明で片付けるのはもったいない。頭を使って何が伏線か見極めないといけないとなると一瞬たりとも気が抜けない。
老害にならないように気をつけよ、感想のひとつが
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ざっとみて、レビューの評価よすぎてビビる。
そりゃ名作だし文句のないストーリーだと思う。だけど、リョータを主人公にしてしまった故に換骨奪胎してしまったところを誰も何も思わないのか不思議。例えば、花道と
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

何度目かわからないくらい見てる映画。
改めてブライアン・デ・パルマのすごさを実感する。カメラワークやストーリー、最後のシーンを除いてアクション映画というよりは純粋なスパイ映画。裏切り、策略、潜入、スパ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

何を見させられてる?という気持ちになった。序章の展開から、これは翻弄される女の子だなと思うとその通りに展開していく。医者、カウンセラー、カメラマン、どれも納得できずにやめ、何となく付き合いだした漫画家>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

期待以上だった。鑑賞前日にダークナイトを見ておいたおかげで、「ジョーカーこんなだけど本当はえげつない殺人するやつ」という印象が刷り込まれていたのでどんなに弱いジョーカーを見てもイメージ違いとは思わなか>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

内容もろくに確認せずに観たけれど、気がついたら前のめりで観ていた。美しい風景に美しいブロマンス…と思っていたら一線超えててびっくりして眠気も吹き飛んだ。
率直な感想はアメリカしんどい。同性愛、時代のせ
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.9

シャーリーズ・セロンがとにかくかっこいい。最初どんな話なのかわかりにくかったけれど、途中から怒涛の展開で、最後にうわ〜〜そう来たか、って感じ。
トビー・ジョーンズも相変わらずいい味出してたし、マカヴォ
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり導入がどうにも納得できない、用意周到で暗殺準備してるなら、完全犯罪も可能だったのでは?ど素人の主人公をわざわざ選ばなくてもいいのに。
経過はスリリングで面白かった。24ばりにリアルタイムで進む
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前評判で期待しすぎてしまったのかあんまり心に響かなかった。
アイリーンはヴィンセントと同じく心臓に疾患があるのに、ヴィンセントのやり方をよしとしたのが不思議でならない。もし自分だったらズルをしてる、と
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

こんなクズの世界久しぶりに観たなあ。日本でいうところのバブル期にも似た、いやそれよりずっと無法地帯で、女、セックス、ドラッグ、不正売買、何でもありの世界で存分にたのしみながらのし上がっていった主人公は>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

口の悪い頑固ジジイが初っぱなから飛ばして、最後までもっていかれるような映画。そりゃこんな映画作ってしまったらもっと作りたくなるだろう、イーストウッド。隣人とも息子とも孫とも上手くいかない主人公ウォルト>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ついに全編観てしまった…こわいからやめておこうと何年も寝かしていたけれど、ラストの20分だけなぜかちょっと観ていたので、心の準備は出来ていた。ひたすらキューブリックすごい映画。ダニーのクルマ→ジャック>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.8

映画館まで行ってさらにCSでも観てしまった。特にすごく優れてる戦争映画、というわけではない気がするけれど、アメリカ人が日本人の「建前」と「本音」に迫った映画というべきか。日本人が聞いていてもよくわから>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.6

ストーリーが完璧だと思う映画。何故かこの映画を何度も観てしまうし、観るたび同じところでじーんときてる。
後半畳み掛けるような伏線が見事としかいいようがない。グプタのエピソードもこうつながるのか、と感心
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.8

知られざるジャッキーの姿が浮き彫りにされ、これまでにない語り口で切り込んでいった意欲作。面白いところも多かった反面、少し共感しにくかったところも。
ナタリー・ポートマンすごいぞ映画であることに異論はな
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画としてとてもよく出来ていて、100点を目指して作った感がある。ディズニーが本気出してつくりました!すごいでしょ!という映画に間違いない。歌も現代風にアレンジしたよ!90年代とは違うでし>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー脚本賞、主演男優賞以外の前情報全くなしで観に行き、フライヤーを見ても全くどんな映画かわからずで、それが逆によかったのかもしれない。現在と過去の映像が交互にあらわれ、始めどの時間軸なのか読み取>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

まさかの読み上げ間違い(正確には渡されたカードが間違いだった)があったアカデミー賞で、作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞した作品。是非とも観たかった。
主人公シャロンの三段活用といった構成で、幼少期、青
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

4.0

アナログ若者とデジタル中年夫婦。気分的には(映画的にも)デジタル中年目線で、若者には憧れると同時に振り回されるよなあ、と「わかる」が先立つ映画だった。
身体にもガタがきはじめて、同年代の友だちは子ども
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

軽く観られる映画かなと思っていたらとんでもなかった(いい意味で)。
テーマが重い、というより、感情の起伏を追っていくのがなかなかに神経を使うというか、細かった。
奇抜に思える主人公ディヴィスの行動は最
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

すごく面白かった。3部構成になっていて、誰が騙し、誰が騙されるのかスリリングで、次々と前提をひっくり返していくプロットが秀逸。一部で、「あれ、これ変だな」(例えば草むらで伯爵とからんいるお嬢さま秀子が>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.2

ベンアフの愛おしさ全開映画。
問題を抱えた会計士(コンサルタントではない)がまさかの肉体派で頭脳も身体も使って敵をなぎ倒していくダークヒーローって感じで大好きな話だった。スナイパーなのがいい…何気ない
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

はじまりの「シネマスコープ」の文字にかなり期待して観た。
渋滞の場面でフラッシュモブのように踊り始めるのを観て、なるほどこういう唐突なダンスを交えつつのミュージカルかなと思って観ていくと何だかストーリ
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.9

編集者が主人公だったら、さぞかし地味な映画だろうな、と思った第一印象は少ならず間違いではなかったけれど、地味ながらも見どころが随所にあるいい映画だと思った。
トマス・ウルフのことを全然知らなくても、本
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われらが背きし者(2015年製作の映画)

4.2

ジョン・ル・カレ好きならば絶対に観るであろう映画。難解だと身構えて前日たっぷり睡眠を取って挑んだけれど、思っていたよりわかりやすかった。
この英国人大丈夫か、っていうくらい巻き込まれていくペリーなのだ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.5

久しぶりにしみじみといい映画を観た。
主人公のエイリッシュは地元アイルランドを離れ、アメリカへと旅立つ。船の長旅、入国審査の緊張、慣れないアメリカでの生活にホームシックにかかるエイリッシュ。見かねた神
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神様メール(2015年製作の映画)

4.2

神様っていじわるよね、なんて映画の台詞であったりするけれど、そんな意地のわるーい神様が出てくる。主人公の女の子がかわいいからてっきりもっとかわいい感じと思ってたら、あえて神様一家を数世代前の典型的な家>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

4.3

面白かった!久しぶりに映画でよく笑った。
ちょっとグロいアクションシーン、下品ネタ、メタネタが多め。演者と観客の間には第四の壁というのがあり、それを破ってる作品なので、デッドプールが身近に感じられる(
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.8

天才の苦悩を凡人はしらない。ものすごく頭のいいひとでも何か心に抱えるものがある場合もある。ウィルは心に何かを抱えたひとで、ある意味で普通の日常が送れない。そのために非凡な才能をうまく発揮できないでいる>>続きを読む

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.2

この時ディカプリオがオスカーを取っていたらどうなっていたかななどと考えながら観直し。
わかりやすく例えるならアメリカ版ひとつ屋根の下という感じ?
この頃のアメリカの田舎ではもしかしたら似たようなことが
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

4.0

映画館はほぼ満席、割と年配の方が多くて、どうしてこの映画を選んだのかひとりひとりに聞いてみたかった。
前作に続く清々しいほどの最強の男ジェラルド・バトラーを見ることができた。ついにイギリスも標的に、と
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.2

華麗なるマジックに酔いしれた。4人のホースマンがそれぞれ役割があって、それぞれの能力を発揮してるところがよかった。途中で明かされるトリックの種明かしも面白かった。なるほどそうやってたのね、と。でも全部>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

4.1

モンスターという割とありきたりの題名なのに中身はすごい。
アイリーン役のシャーリーズ・セロンがとにかくすごい。あの美人の面影がないくらいの外見に感情を押し出すような表情。セルビー役のクリスティーナ・リ
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