煙草と甘いコーヒーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.1

17歳の瞳から見ることのできる限界

自分が無敵のように思えるけど、ひとたび地元を出ると、絶望的に世間知らずで、泣きたくなるくらい非力で、、、

そんな彼女たちと同じ17歳の気持ちに、見ているこっちが
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

高校のとき、夜中(録画だったか深夜放送だったか覚えてないが)見て、映画で初めて涙が止まらなくなってしまって、自分でも戸惑ってしまったのを覚えている。

代行教師(2022年製作の映画)

2.3

Netflixのサムネイルが気になりポチッと視聴。

ここは、スペイン? ポルトガル?

ちょっと前にフランスやトルコの映画を見たせいか、アメリカ以外の外国の映画が表示されるようになったのかもしれない
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.9

子供たちに、見ようよと誘えども誘えども、いつも2番手3番手に回され続けてきたのだが、連休に家で映画でも、となった時に、コレといった候補がなく、渋々見てもらえることに。

タイトルや映画のチラシからの印
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

くどい、、、

なんで、こんなにくどいねん!

と辟易して、この映画を勧めてくれた友人のことが心配になってしまっていたが、最終的には、我慢して見た甲斐があった! というか、勧めてくれた友人を疑ってしま
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

遠い昔の学生時代に見たことがあるようなおぼろげではあったが、Netflixのサムネイルがトップ画面に表示されていたので、見てみることに。

断片的ではあるが、見覚えのある内容やシーンが出てきて、やはり
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.9

世界的大ヒットの前評判の真価を見定めるべく、映画館へ。

マリオ愛あふれるスーパーな映画だった。

ピーチ姫とクッパ、そしてマリオとルイージは、こんな性格で、そんな境遇だったのかと、知ることになったわ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.2

なんなんだこの映画は

言語化されない悶々とした状態にさせられている、、、


▼以下、ネタバレあり▼

見ていて楽しめていたので、面白かったと言えば面白かったのだが、主人公のパードリックと音楽家の男
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

東洋経済オンラインの記事で取り上げられていて存在を知った映画。
評判が良いとのことなので、見てみることに。

娘がカミングアウトするシーン
娘の演技が素晴らしい 涙

彼女の演技は全体的に良かった。
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.0

主人公の役作りに、ため息がもれた

CGなのかわからないが、死ぬ手前の、生をギリギリに保てている状態の身体

それを見るのが痛々しく、摂食障害と闘う人たちの危うさが怖かった。

もつれにもつれた重度の
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

根無草
浮き雲

そんな、ちひろさん

自分が幸せになることに興味がなく、周りの不器用に生きる人たちに手を差し伸べる。

ちひろさんに救われた人たちは、ちひろさんのもとに集まりこそすれ、彼女の優しくも
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.0

気が付けば、○○にならなければ、と強制的に、この“競争社会”というレースに参加させられる子供たち。

いや、大人も、強制的に参加させられている点では、大人も子供も関係ない。

勉強、スポーツ、音楽や芸
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ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.5

人は、受け入れたくない真実に対し、牙を剥く

彼女のような人の発言を、いったん受け止めて、自分の既存の考えと照らし合わせ、真実を見極められる柔軟性と、これまでを否定する勇気をもてるかどうか。

この映
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マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

監督の山下敦弘、脚本の向井康介
ラジオで大根仁がゲストに二人を呼び、絶賛していた。

当時を彷彿させていると思われる美術、衣裳に、フィルムでの撮影で、あたかも古い映画なのかと思えてしまうほど、世界観が
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

2.5

面白いのか、なんなのかよくわからない、、、

回想シーンだから、生き残れたのか、
ではなく、どう生き残ったのか、
というところなのか、、、

なんだか不思議な映画だった。

いつかもう一度見たら、良さ
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.9

よく練られたストーリー

心温まる話

小道具の使い方が見事

主人公の人物が魅力的で良かった

という記憶が残っている。

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

我が子と初めて映画館に。

前評判は相当高く、期待満々。

結果、良く出来ていたが、その凄さは感じられなかった。

アナが主人公だったが、大ヒットしている歌は姉が歌ってたのか、という驚きと、にしては、
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

正常と異常とを分けることは、その境界線をどこに引くかの匙加減で簡単に変えられてしまうし、異常とされる人から見た場合、正常とされている人たちの中にも大勢“狂ってる”人はいるわけで、正常で狂っている人たち>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

宇宙空間の物理現象のリアル
ライアン・ストーンの恐怖
ライアンにジョージクルーニーがたどり着いたときの「カッコよすぎて見つめて」
破片が当たって死んでいた宇宙服の人の顔の貫通&写真
宇宙船内で漂う屍体
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淵に立つ(2016年製作の映画)

2.0

なんだろう、、、

ストーリー展開にご執心のようで、その物語の中で生きている一人一人に対しての心の機微や揺らぎへの関心が弱い気がした。それって、結構致命的なことのように思えるのだが、、、

7番房の奇跡(2019年製作の映画)

4.2

韓国版を見ようとしたがアマプラで見れなかったので、Netflixのトルコ版を見ることに。

トルコ映画は初めてかもしれない。

舞台は冒頭のニュースのコメントによると1984年(だと思う)のトルコなの
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SEVENTEEN/セブンティーン(2019年製作の映画)

4.8

世間から”障害”とされる特徴を持って生まれてきた人を家族に持つということは、当事者にしかわからない、苦悩、衝突、葛藤、犠牲、の数々、そして世間からのうんざりするほどの無理解だらけなんだと思うが、主人公>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.5

この映画を子供の頃に何度か見ていて、大学の時に漫画を読んだので、登場人物たちが頭の中で喋って動いてくれていた。

二十歳くらいの自分は、漫画からあれほどの衝撃を受けるとは思ってもみなかったので、当時買
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

エロッ

痛い痛い痛い痛い痛い

なんで???

痛ーい!!!



エーーー

イーターイー

???

?????

何の注射!?!?

痒痛痒痛

イッタイナンナンダー

動いた!!!

おっ
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

5.0

何回でも見れてしまうし、全世代で見れてしまうし、地球規模で見れてしまう、とんでもない作品な気がする。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.8

無人島に持っていくとしたら、この映画かもしれない。

初めて見たのがいつだったか覚えていないが、記憶として残っているのは、大学時代に住んでいた安アパートの時で、えらく感動したのを何故か覚えている。
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.3

心温まるとは、このことか〜

と、見終えた後にしみじみ感じた映画だった。

公開から25年経っている今からだと、当時の差別の描き方に時代を感じつつも、差別発言を連発する主人公のユドールを、25年後版の
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.5

みんな最初は子供だった。
子供の時に見ていた、周りの大人たち。
不思議で、意味不明で、大変そうで、いろいろできて楽しそうで、何でも出来るのが格好良くて、お酒を飲んだら別人みたいになって、頑固で、無理矢
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ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

知り合いが見たとのことで、自分も見てみることに。

クライマックスのノーランがブラックボックスから戻ってくるかの治療室での攻防が、ややあっけないというか、母親の狂気がもっと欲しくなってしまった。

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あん(2015年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

檻の中に閉じ込められた人たち

多額の借金で
ハンセン病で
未成年で
鳥かごで

設定も良く、キャラクターも良いのだが、主人公の男の心情が描き切れていない。

ちょっとどころではなく、だいぶ描き切れて
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

深町は何がしたかったのか、しようとしていたのか、したくなっていたのか。

そこがわからなかった。

描けていないのか、受け取れていないのか、、、

羽生は挑んだ。
それに深町はついて行ききれなくなった
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悪人(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

数年前に一度見て、なんだかよくわからなかった。
2016年9月に「怒り」が話題になっているので、Netflixにあったこの映画を再び見た。

良く人間が描かれていている。
加害者側、被害者側、それを取
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の少年は困っている人を放っておけない根っからのいい奴だった。

ということを言いたかっただけの映画になってしまっている。

あまりにもお粗末な核だ。

GANTSという謎の存在が人間たちを翻弄し
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プロメア(2019年製作の映画)

4.2

なんだこの異次元的センスの良さわ!

開始早々の戦闘シーンを見て、この感性は我が子にも体感させねばと、改めて家族で見ることに。

知人に勧められて見てみることにしたのだが、数年前に映画館で映画を見た帰
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

頭がこんがらがりながらも、ちゃんと解るように作られていることに凄さを感じた作品。

君の名は。同様、時空が絡む作品は毎度のこと、理解しようとすることに必死にならざるを得ないので、見終えた後は、脳が疲弊
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