うかりシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

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プロフェッサーXとマグニートーの出生から二人が袂を分つまでが描かれる。冷戦下のアメリカとソ連を舞台に、スパイ映画風に二人が仲間だった頃が撮られる。
過去作と異なり登場するキャラは能力を過不足なく使い、
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

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ウルヴァリンの出生から記憶を失うまでを描く。
前半のアクションは戦争映画のルックスでありながら馬鹿みたいにスタイリッシュ。<X-MEN>三部作では能力が先行していたが、本作ではアクションが先行してそこ
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

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未経験の四人のジャマイカ人が、ボブスレーでオリンピック出場を目指す。
リーダーのデリース、親友のサンカ、社長の父親が障害のジュニア、プライドの高い荒くれ者のユル、そしてかつて金メダルに輝いたコーチのア
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

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数十頭の犬を飼い住民の悩みを解決する“ドッグマン”と呼ばれる異性装の男が、留置所で自身の反省を語り始める。
“ドッグマン”ダグラスは精神科医のエヴリンに「いかにしてドッグマンになったか」が終着点となる
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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殺人現場を偶然撮影した三人の中学生が、義両親を殺した大企業の婿養子を脅迫し、6000万円を手に入れようとするクライムスリラー。
中国の小説が原作とはいえ、邦画には見られない重厚さが底通している。

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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

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製薬会社がミュータント治療薬を発表しミュータント社会は賛成派と反対派に二分されるが、それはそれとしてX-MENとマグニートーとの最終決戦が始まる。

アバンの20年前と10年前の回想は効いてこず、全体
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X-MEN2(2003年製作の映画)

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全ミュータントの抹殺を目論む政府過激派のストライカーを止めるべく、X-MENは脱獄したマグニートーと手を組む。

冒頭からアクションが多く、戦う相手もミュータントに警官、SP、特殊部隊と多彩。
味方と
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X-メン(2000年製作の映画)

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突然変異のミュータントが社会的脅威になり迫害され始めた時代、記憶喪失のミュータント・ウルヴァリンはX-MENと共にテロ集団のマグニートーと戦う。

居場所を失ったミュータントの少女を守るウルヴァリンに
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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フレメンに認められリサーン・アル=ガイブとして称えられるようになるポールと、教母がハルコンネン家でもクイサッハ・ハデラッハを生み出そうとするさま、そして戦争の終結までが描かれる。

前作は重厚すぎて背
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

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ホドロフスキーや当時のスタッフらの証言を交え、映画『DUNE』の全貌を明かすとともに、撮られなかった『DUNE』が残した影響が語られる。

ホドロフスキーは人気絶頂の、それも映画に関わったことのないス
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砂の惑星(1984年製作の映画)

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2時間超の長尺ながら冒頭からあらすじが語られ、後半は大胆にシーンが飛ばされる。
ダイジェスト的でありつつも最低限シーンとして成り立ってはいるが、スパイスを使った未来予知の演出がとにかく眠たい。デューン
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AVP2 エイリアンズVS. プレデター(2007年製作の映画)

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前作ラストの宇宙船が墜落し、地球にエイリアンが放たれてしまう。それを感知したプレデターは、エイリアンと目撃者の痕跡を消すため“掃除屋”を送り込む。

何よりの特徴はその暗さ。CGの粗を隠すのではなく、
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エイリアンVS. プレデター(2004年製作の映画)

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南極で巨大な熱源反応が観測され調査に向かうが、そこはプレデターがエイリアンを狩るために用意した狩場だった。地下迷宮で調査隊は、エイリアンとプレデターに襲われることとなる。

調査のためにプロフェッショ
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

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ミュージカルの映画化で、奇怪な屋敷で行われるパーティーと、それに巻き込まれるカップルが描かれる。

屋敷の主人・フランクンは男でありながらボンテージとガーターベルトに身を包み、やはり奇怪な召使いを抱え
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エイリアン4(1997年製作の映画)

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前作で死亡したリプリーはクローンとして復活し、体内のクイーンを摘出、研究者の管理下で多数のエイリアンが飼育されていた。
広い空間で複数のエイリアンと銃で戦う『2』路線に回帰している。
『2』、『3』、
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エイリアン3(1992年製作の映画)

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前作ラストで生き残った者はリプリー以外死亡し、リプリーは刑務所だけがある極寒の流刑惑星に不時着する。

25人の囚人と看守らは全員シラミ対策で丸坊主であり、リプリーも頭を剃る。そのせいで何人かはキャラ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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作家のエリーは、自身の書く小説『アーガイル』シリーズが架空の物語ではなく現実と符号しており“予言書”となっていることから、本物のスパイにその身を狙われる。エリーを助けたのは現実世界で主人公・アーガイル>>続きを読む

迷宮物語(1987年製作の映画)

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それぞれ十数分の三作の短編アニメからなるオムニバス映画。

「ラビリンス*ラビリントス」
冒頭とラストに挿入され、残る二篇が入れ子となる。
少女と猫が空想の世界でサーカス=『迷宮物語』を観るというもの
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

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TVシリーズの続編ながら、ダイジェストがしっかりしており単体でも楽しめるようになっている。
映画ということでミニチュア破壊があり、特にメインビジュアルにもある国会議事堂はこれでもかというくらいに壊して
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

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第三次世界大戦によりパリは壊滅し、放射能汚染のため人々は地下へ逃げた。復興のため科学者は、奴隷たちを未来へ送り必要な物資を運ばせる。
28分の短編、モノクロで、映像ではなく写真のみが映され、台詞はなく
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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母の死を知ったボウは葬儀のために実家に帰ろうとするが、交通事故に遭い、その加害者の家に軟禁されてしまう。
家を目指すボウだったが、過去と現在が入り乱れ、未来の自分まで見え始め、夢と現実の境目さえもなく
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猿の惑星(1968年製作の映画)

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宇宙探索を終えて地球に帰還するはずだったイカルス号は、アクシデントにより未知の星に不時着する。冷凍睡眠が解けたとき、地球時間で2000年が経過していた。オリオン座系のその惑星では、知能と文明を持った猿>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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トゥルーマンの人生は、誕生の瞬間から常に、24時間放送され続けてきた。彼の暮らす離島の住民は家族や友人まで全員俳優で、そのことをトゥルーマンだけが知らない。

観る前からサイコホラーな設定に感じ、本編
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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デスマーチの最中、全員泊まりで迎える月曜日。確実に成功させなければいけない仕事、即〆切の増え続ける発注、仕事優先で上手くいってない彼氏からの別れ話……。最悪の一週間がループし続ける。

ループに気付い
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ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

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文化祭の準備期間中の美大で、映画研究部が部室から古い台本を見つける。「夢みる人」は撮影すると必ず悪いことが起こる“いわくつき”の台本だったが、映画撮影することを決める。

タイトルからも分かるとおり『
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

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誰も気が付かないまま、同じ一日が繰り返されていた。
「亀に乗って行ったのが浦島太郎だけでなく村人全員だったらどうだったでしょうね」

ループに巻き込まれたのは学園祭を翌日に控えるあたるたち全員。同じ日
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マルサの女2(1988年製作の映画)

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今度の敵は地上げ屋と新興宗教で、前作では笑える屑の財テクくらいのものだったが、本作ではやくざだけでなく政治家も使い、手口がさらにえげつなくなる。

亮子と鬼沢ら今回の敵役がドラマ的に交わることはなく、
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マルサの女(1987年製作の映画)

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税務署員(後に東京国税局査察部、マルサに異動)の板倉亮子と、巨額を脱税するラブホテル経営者・権藤との戦いを描く。

巧妙に隠された脱税はいくら調べても手がかりはなく、やくざを使って脅されるほどだった。
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

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マニラから釜山へ犯罪者を送還するために護送船が手配される。しかし、囚人の計画により船は占拠されてしまう。——という警察対囚人のバイオレンス・アクションかと思いきや、その船には“怪物”が乗っていた。>>続きを読む

スピード2(1997年製作の映画)

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前作ヒロインのアニーがジャックと破局し、新しい恋人であるアレックスが主人公となる。
舞台をバスから豪華客船に移すが「スピード」感は一切ない。時限式のスリルはなく、ブレーキの壊れた船のスピードを主人公が
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スピード(1994年製作の映画)

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テロ行為を阻止された犯人が自身を追い詰めたSWATのジャックを逆恨みし、時速50マイル(80km/h)以下になると爆発する爆弾をバスに取り付け、爆発するまでに身代金を渡す“ゲーム”に巻き込む。

明朗
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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脳を損傷して赤子ほどの知能となった痴人・ベラが世界を冒険するロードムービー。
ヴィクトリア朝ロンドンの華美に反してベラを“造”ったゴドウィン博士は人体実験を厭わぬマッドサイエンティストで、家には犬と鳥
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

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京劇「覇王別姫」(四面楚歌の元となった項羽と虞美人の最期)を演じる蝶衣と小樓を描く。1920年代から1970年代までを舞台とし、二人は盧溝橋事件、第二次世界大戦、文革と歴史の波に翻弄されていく。

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355(2022年製作の映画)

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世界中のあらゆる電子機器を遠隔で操作できる“デバイス”を巡ってCIA、MI6、連邦情報局、DNI(コロンビア)のエージェントが集結する……という定番のスパイ映画かつシスターフッド。

戦う場所は洒脱で
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

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“ファーム”に所属する殺し屋・サムは任務に失敗し、組織から追われることになる。
環境利用で戦うスタイルなのでコミカルであるべきだが、徹頭徹尾シリアスに描かれる。かといってリアリティラインが高いわけでも
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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第一幕はウェンカムイ戦、第二幕は尾形戦・谷垣戦、第三幕は杉元奪還で構成されており、その合間にもサブエピソードを挿入し、ほとんど原作そのまま映像化している。
ハイロー(〜ザワ)監督だけあって漫画チックな
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