2024年製作のおすすめ映画。この年製作された映画には、チャン・ハジュ監督のThe Boy and the Dragon(英題)や、パク・チョンハクが出演するA Bee and a Silkworm(英題)、The Yangbap: Damnation(英題)などの作品があります。
パンデミックを機に考古学博物館の学芸員として働き始めた海神の巫⼥。「科学的認知は、単に集合的な主観なのではないか」の問いを胸に、近代性と習俗を、同時にそれぞれ“分⾝”として⽣きることを選ん…
>>続きを読む世界⽂化遺産にも登録されている揚州の⽊版印刷を題材とし、伝統を⽀える⼥性職⼈の個⼈史を交えて描く。トイカメラや8ミリの質感をいかしたり、フィルムに⽊版を転写したりと⼯芸の世界にビジュアル⾯…
>>続きを読む韓国とカザフスタンを繋ぐ鉄道内の映像を500×500ピクセルの正方形が解析しつづける。表示される無機質なテキストの奥には皮肉っぽい余情を感じる。
「フェンスを越えれば別の世界に⾏けると思っていた」——。1978年8⽉、⽗は友⼈⼆⼈と⼆度⽬の逃亡を図った。距離にして200km、中国から⾹港を⽬指し三⼈は草叢を進み続けた。8⽉18⽇、遠…
>>続きを読むタリバン政権下、自由に生きる権利を奪われた女性たち。銃火にさらされながらも抗議の声を上げ続けた女性運動家たちの軌跡を、スマートフォンのレンズが記録する。
2022年7⽉1⽇。⾹港のとある⽇常的な街⾓。しかし徐々に⾵のうねりが強くなっていき、ラジオの⾳声が台⾵の襲来を告げる。その⽇は⾹港がイギリスから中国へ返還されて25年の記念⽇なのだった。…
>>続きを読む2021年10⽉、脱北者チュ‧ヒョンゴンが吉林省の刑務所から脱獄した。チュは40⽇間の逃亡の末、豊満ダム近くで警察から銃撃を受けて負傷、拘束される。北朝鮮から中国の旧満州国に跨る地域を横断…
>>続きを読む故郷ハイファを追われ、ベイルートに住むかつてジルク島の油田施設などで働いていた男の人生。石油パイプライン建設に伴うこの土地の歴史と現在が交差する。
住む土地を奪われ、アイデンティティの消滅の危機に瀕しているパレスティナの人々。民族舞踊「ダブケ」のステップで歴史と文化を身体に宿し、現代に生き続ける。
アニメーションらしい独創的な作品だ。電柱に⼀⽻の⼤きなカラスが⽌まっていた。少年が⾒上げていると、どこからか声が聞こえた。カラスだった。カラスは少年の前に真っ⽩なフンを落とし、その⾶び散っ…
>>続きを読む山あいで土を耕し、動物たちと暮らす老女。ある日、彼女から土地を守る役割を引き継いだ弟のもとから、ヤギが姿を消す……。詩情豊かな映像で綴られる、農耕生活のひととき。
家族のような時間を過ごす監督とオランダ人司教スベルトノ・モーテ。彼の死後、日記を通して知った、パプア激動の時代を地元の人と共に生きた姿を焼き付ける。
幼少期に結婚を強いられてから40年、読み書きを習得し、自立して小さな織物業を始めた母ハワの物語のはずだったが、タリバン政権が復活し、女性たちの未来が引き裂かれてゆく。
エストニア出身女性がアイスランド人の夫のもとに嫁ぐ、結婚式の日。 新郎の家族に囲まれ、愛する人と結ばれる祝宴に向かうなか、予期せぬ物語が静かに動き出す。
1986年、ソ連の構成国だったウクライナのチョルノービリ原子力発電所で、世界最大級とされていた施設が大規模な爆発事故を起こした。事故は周辺住民の健康と自然環境に深刻な被害をもたらし、その影…
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