ドキュメンタリーとはこういうものか、というお手本のような映画。公式記録映画として、ナレーションは一切なく、東京五輪を取り巻く様々な事象を淡々と切り取り紹介していく。けれど、その中に河瀬直美らしい生命…
>>続きを読む【ふたつ】※SIDE:A/B 合わせてのレビュー
「ふたつ」あるとどうしても較べてしまう。
まずは市川崑の『東京オリンピック』(1965)との比較。とはいえ、時代も違うし、やはり初ものは、そ…
オリンピックから徹底的に意味を剥ぎ取っていったところにあるドキュメンタリー。
そのカメラは、熱狂に寄り添うことなく、また、批判に流されることもなく、1つの特異なポジションを獲得している。
本編中に…
本作でも引用されているが、1964年の東京オリンピックには市川崑監督の記録映画が存在する。その作品は、「オリンピックは人類の持っている夢のあらわれである」というフレーズから始まる。このフレーズが成…
>>続きを読むこのオリンピックが開催されることが是か否か議論されている中でこの映画を作る意義はなんだったのでしょうか。河瀬直美監督のドキュメンタリー作家としての映画が公費で作られたことに疑問の声もありましたが。こ…
>>続きを読むとても良い。藤井風がよい。
かつてあれほど悲しみから始まるオリンピック記録映画があっただろうか。現代の問題も捉えており,とても興味深い作品であった。
しかし,ロシア選手や中国選手への注目は一切なく、…
日本の政治、ジェンダーギャップを皮肉り、伝統にも疑問を投げかける。全ての選手の物語が絶妙に連動した素晴らしいドキュメンタリーだった。
冒頭の歪な構図、日本と海外との対比が至るところにみられた。
普…
導入は映画というよりも、ただの記録である部分が目立ち、例えばコロナで延期になった日はいつなのか、その種目で金メダルを取った国はどこなのかという前提知識がないとよくわからないものになっていた。しかし徐…
>>続きを読むあーおもろ。
河瀬直美ってオリンピックに全然興味ないんちゃうの。そういう一貫して乾いた目線が、半ばホラーのようにこの映画を形作っている。
バストアップ、顔顔顔の連続で、アスリートたちが周囲からどの…
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