わたしは分断を許さないの作品情報・感想・評価

わたしは分断を許さない2020年製作の映画)

上映日:2020年03月07日

製作国:

上映時間:105分

3.9

あらすじ

「わたしは分断を許さない」に投稿された感想・評価

M

Mの感想・評価

4.1
1年前くらいに見たけど記録するのを忘れてました!展示会もいきました!
『分断』を題材に撮りあげたドキュメンタリー。

福島、沖縄、香港、ヨルダンと、今もなお続いている“問題”を、場面を代わる代わる見せていく構成。

終盤に流れたミャンマーの“今”の映像は、ショッキングという言葉では言い表せない衝撃があった。

ただ、音楽はもう少し控え目に、そして説明はナレーションではなくテロップにした方が良いと思った。




終映後、堀潤監督による舞台挨拶が行われた。

「作品などを通じてメッセージを発信したり問題提起をすることで、現地の人たちから感謝されることがある反面、逆にそのことで新たな『分断』を生んでしまうことがあります。そこが報道の難しいところです。」

といった主旨の話をされていた。
ジャーナリストの堀潤さんが、世界各国にはびこる様々な「分断」を取材し、
ドキュメンタリー映画として世に送り出してくれた一作。
香港の民主化運動、米軍アメリカ基地移設問題、日本への難民受け入れ問題など様々な問題に目を向けている。

※せっかく監督本人の舞台挨拶を聞けたので、お言葉引用しつつ。
この映画で取り上げられている「分断」って、我々まったく知らなかった!というものは0で。
しかし、その中身(実態)まで知ることはなかなかできていないものが多いと知らされた。
そして何より、ある程度知っていると思っていても、「主語を大きくして」そのことを知っているつもりになっていることが多いんだと気づかされる。

正直、この映画のテーマ「分断」について、実感が湧かないというのが本音だった(し、そういう人の方が多いかと)。
理由は身近ではないから。しかし、2020年はコロナ禍で、私自身嫌でもそうしたものを感じざるを得なかった。
コロナで苦しくなった人、逆に豊かになった人。補償の対象になった人、そうではない人。

そして映画を見て苦しくなったのは、「分断」には結局人の心も大きく関わっているということだ。
あの人はいいよな~とか、そうした僻み・妬みのような感情が壁を生むというのは、悲しくなってしまう。
しかし、そうした分断を取り払おうとする行動もまた、人の心が原動力になるのは間違いない。
―それを強く、感じました。

詳しく知りたい!といった強い気持ちが特になくても、この作品をぜひ見ていただきたいです。
正直、私自身普段からこうした問題にとりわけ興味を持っていたわけではないのですが、この映画はそのきっかけを与えてくれました。
映画が、こうした興味の入り口につながるのは素晴らしいことだなと感じます。

スペシャル版ということで、最後にミャンマー軍による市民弾圧(デモ弾圧、というレベルではない)の映像を見ました。
残酷でした。今なお、こうした実情が世界にある。悲しくなりましたが、何かできることはないのかと考えました。
そのまず1歩目として、僭越ながら感想を綴らせていただきました。
ug

ugの感想・評価

3.8
情報量が多すぎて受け止め切れなかったけど
知らなければならないことを知れた
これを観た人を通じて世界が変わるといいな
わたしは、見て見ぬふりをし、分断をつくりあげようとするわたしを許さない。
めちゃくちゃよかった。

主語を小さくして物事を考える。
大事だなと思った。


自分も世界に対してI amで発信できる人になる。
Yucar

Yucarの感想・評価

3.9
堀潤さんの活動を初めて知った。
知ることはもちろんのこと、暴力や人権侵害等に沈黙するのでなく、明確に反対って姿勢を示すことって大事だなと改めて思った。普通の人の意識と姿勢で変わることもあるし、連帯を示すのはすぐ出来る。(企業や政府から軍事政権へのお金の流れを遮断とか)
パレスチナ、香港、ミャンマーの映像が生々しい。国内の問題も。
あい

あいの感想・評価

4.2
20200911
別府ブルーバードにて
堀潤監督、村本大輔さんのトークショー

小さな主語で語ること、の大切さをとてもわかりやすく伝えてくださった。
福島、沖縄、シリア、香港etc…様々な社会問題に対し、そこに暮らす人々に寄り添ったドキュメンタリー(社会問題、と大きく括ってはいけないのだけど)
まずは、「知る」こと。「関心を持つ」こと。
そこからすべては始まるし、そういう人が増えれば世界を変えていけるんだと思う。
直接お話をきけて本当によかったです。
堀監督の包み込むような温かさに感動しました。
ask

askの感想・評価

3.5
見るまでは香港映像が中心だと思ってたけど、あらゆるトピックが混在してて、
無知なわたしには情報量があふれてしまったけど…

知るということの大切さと、
知りたいと思う知的欲求を持てることの有り難さと、
魂を込めた作り手のメッセージとを感じて、

さて、そしてその先どうしようか、と
今を省みるきっかけにできる作品。

色々と問題はあるのかもだけど
それこそTVでもやって欲しいけどな。
MIGO

MIGOの感想・評価

3.9
再上映の最終日に滑り込み。
国内外の様々な問題に直面する人たちの悲痛な叫びを、命がけの現地取材で追う。
地球の裏側に限らず、隣近所ですら知らないままの無関心なことが多い中、自分の主語で考え行動することが微かな光になるかもしれない。
中でも国交正常のために日本語を勉強しているという北朝鮮の学生の話と、小児科の先生になりたいというガザ地区の幼い少女の話と、その眼差しに感動した。
分断は普遍的かつ誰にでも当てはまる身近な問題だなと、コロナ渦でますます感じた。
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