1975年公開。森崎東が監督する、京都のストリップ小屋が舞台の東映映画。山城新伍がヒモかつ支配人役。
準主役の芹明香が、実際にストリッパー経験があり、また実人生でヒモに金を絞り取られていたと知ると。…
怒涛のハイテンション&ハイテンポで描かれる京都のストリップ劇場を取り巻く人間模様。喜劇と悲劇もアホみたいにてんこ盛り。
ロマンポルノの皮を被ったヒューマンドラマで面白かった。
アル中ストリッパー芹明…
森崎東は生と死を筆頭に
表も裏も相反するもの全てを
隠すことなく渾然一体として提示するので
作中何度か見られる暴動騒ぎが如く
いつだって心を掻き乱されてしまう。
そして人間はみな等しく愚かで馬鹿で
…
東映パワーに異分子たる森崎東の演出が加わって、結果的にあらゆる映画のジャンルを内包することになってしまった情報量多すぎの傑作。春夏秋冬の小さなエピソードが積み重なって構成されるストリッパーたちの人間…
>>続きを読むストリップ劇場で生きる人々の力強さは見てて元気を貰えた。劇場に続々と登場人物が集まる展開だったり、聾唖の夫婦の感動話だったりとドギツイ外面に対して意外と王道ヒューマンドラマで観やすい。みんなカッコよ…
>>続きを読むコメディでそれほど笑えるわけではなく、人間ドラマもそこまで深みがあるわけでもなく、正直あまり面白くなかったな。京都の風景もそんなに映らないし。一人一人にちゃんとスポットライトが当たるのは好き。
ヒ…
噂に違わぬ傑作。東映の猥雑な不良性感度の中に、森崎東の松竹的人情劇と、芹明香の日活ロマンポルノ的芸術性が見事に調和している。祭りの夜に芹明香が加茂川を裸で泳ぐシーンは神代辰巳が憑依したように場面をさ…
>>続きを読む