起承転結みたいなシナリオを作中でハッキリ描写してくれないタイプの作品。
ある日の父と娘の、仲の良い旅行の様子が淡々と映し出される。
観終わって、きっとこういうことなんやろうな、と予測だけできる感じ。…
切ない。
娘といて幸せなひとときなのに、カラムはきっと日常と変わらないくらいきっと不安定なんだろうなあと。
でも娘のソフィはそんな父も理解してるのかなと思ったのと、大人になっていくにつれて父の存在が…
なんとなくそうかな、とは思ってた。
でも、タバコや抱きしめ方、点滅のシーンなどそこまでして直接的ではない表現をしてるとは思わなかった。
11歳のソフィーは久しぶりに会う父に思春期ながらも嬉しそうだが…
父と娘のリゾート地での思い出のビデオを中心に描かれる本作。
楽しい思い出の中で挟まれる陰の部分。
楽しい思い出を見ているのにどこか切なく、この先の不安さを予感させるシーンがいくつかあり、解説を見て、…
父と子のひと夏のバカンス。
鄙びたリゾートホテル、親子の何気ないやりとり。
しかし、空を滑るように降下するパラグライダーの軌道は、徐々に乱れ始める。
説明的なセリフや直接的なシーンはないが、カラム…
幸せなはずなのに、それがいつか終わってしまうような。充実感溢れる1日を過ごしたあとって虚無感に襲われない?(的なニュアンス)のソフィに本当にそうよね、の気持ち。カラムがそれをかわすのが辛かった。その…
>>続きを読む荒いビデオに映るのは父親の朗らかで優しい一面
孤独さや心に浮かぶ希死念慮は、一瞬一瞬がどんなに楽しくても、守らなきゃいけない存在があったとしても拭えないだという悲しさとちょっぴりの絶望を感じた
人生…
太陽の照る明るくて幸せなバカンスにいるはずなのに、
なぜか死が間近にあるような、怖さのようなものがずっとあった。
余白が多く物語は単調に進んでいく。ずっと心がヒリヒリしてる感覚だった。
ただただ切な…
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